FAIRY TAIL~神々殺しの魔導師~
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1話
前書き
パーティクル=粒子 です。
「本当に行くのかロスト?」
フェアリーテールに入ってから14年が経つ。魔法を手に入れてからシスターがギルドに入るべきとい
うので有名だったここに入ることを決めた。
「すまないマスター、もう決めたことなんだ…」
マスターは止める気はないようで笑顔で言ってくれた
「謝ることはない、それがお前さんの望みならかなえてやるのがマスターの務めじゃ」
「そうか…」
「取り合えず…ロストがフェアリーテイルを忘れないように……宴じゃ~!!!!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
深刻な話をしていた直後、フェアリーテイルのみんなが俺を送る為に騒いでくれた。
みんなが騒ぐところを見ているとここにいたいと思ってしまう。そんな場所だった
「ちくしょう…行きにくくなっちまうぜ…」
「ロスト…泣いているの?」
上目使いで話しかけたくれたのはルーシィだった。
「いや、ちょっとな…みんなが優しくて面白いから…」
そっと微笑んだルーシィは気を使ってくれて「そっか…」と言って、ナツの元に戻っていった。
いつまでも悲しい顔を見せたくない俺は、ナツを利用した。
「ナツ!最後に相手してやるぞ!やるか?」
「!」
俺が一言言った瞬間、ナツはハッとして固まった。3秒後…
「望むところだ~!!!」
ナツは右手に火を纏わせ、猛スピードで迫ってきた。
俺は緑の粒子を放出し、圧縮させて硬いシールドを作る。さらに、粒子を圧縮させ、ボール型にし、銃
弾のように飛ばす。粒子の説明?それは後書きに書いとくぜ!(作者より)
「当たるか~!火竜の鉄拳」
ナツは次々と飛んでくる銃弾をことごとく弾き飛ばし(当たってはいるけどね…)、炎の拳を粒子の盾
に打ち付ける。
「ぐぬぬぬぬ…」
ナツは破ることができない盾にに粘っているがシールドの裏に俺はいない。粒子をさらに圧縮させて見
えなくし、その隙に俺は両足で後ろに跳び、そこから壁と天井を使ってナツの背後に回っていた。
「!?」
ナツが俺の気配に気づき裏拳をかまそうとするが、もう遅い!俺はナツのように右手に粒子を纏わせ、
ナツの腹めがけてアッパーを入れる。
「ぐは!」
ナツは天井まで飛ばされたが、天井に足を着き、利用して再度突っ込んでくる
「火竜の咆哮!」
ギルドが燃えると思った俺は俺は属性を水に変えた粒子を両手を合わせて放ちナツの咆哮を打ち消す。
ナツは咆哮を消されるのが分かっていたらしく、足から炎を噴射してスピードを上げる。
「火竜の鉤爪!!」
余りに至近距離だったので回避行動をとったがナツの攻撃が腕を霞めた。
「ヨッシャーー!‼!」
ナツが喜ぶのも無理はない。攻撃を1度も当てたことがないのだから(笑)
「パーティクルメイク双剣!」
俺は圧縮した粒子で剣を二つ作り、決着を付けにナツめがけて突っ走る。
「火竜の翼撃!」
ナツも対抗してくるが、水の属性の粒子を放出して、炎を消す。そして
「クロス斬り!」
X字で双剣を振りかざし、ナツを切り刻む寸前で止めた。
「俺の勝ちだな、ナツ」
ナツは納得がいかないようで「次は負けねぇよ!」と言った
「はっはっは、そうだな~(棒)」
「ナツぅ、この間負けた時もそういってなかった~ププッ」
羽を広げ飛んできたのは青色の猫ハッピーだ
「うるせぇぞハッピー!」
「まあ、俺に攻撃を当てられたんだ、次も掠り傷くらいやられるかもな」
「ほら見ろハッピー!ロストもこう言ってるじゃないか」
「侮辱されてるのにも気づけないなんてww」
馬鹿だな…
「お~いロスト!最後に挨拶やらなんやらしたらどうじゃ?」
「そうだな…そうさせてもらうよマスター」
というわけで、別れの言葉を述べさせてもらおう
「フェアリーテイルのみんな!今までありがとう。フェアリーテイルはとても楽しかったよ…とても…
とても…………………ごめん…やっぱさみしいよ…みんなと会えなくなるのは…」
必死に涙をこらえる俺に力強い声が掛かる
「情けねぇぞロスト!」
顔をあげるとナツが俺に向かって叫んでいた
「最後じゃねぇだろ!いつでも戻ってこい!いつでも会いに来い!俺たちは家族だろ!」
気づくと、みんなが優しいまなざしで俺を見ている。ぬぐいきれない涙があふれ出てきた
「………そうだな…また会おう!!」
『おぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』
そうして俺はギルドを出た
家族の仇…神を殺すために
後書き
ちょっと短いですが、1話はここで終わりです。
忘れそうになっていた粒子の説明をします。
粒子は属性を変えることができます。炎の属性もできますが、あくまで粒子なので、ナツが食べることはできません。
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