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ソードアート・オンライン『明星の勇者』

作者:ウィング
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宣言!

21:43


はじまりの平原


カイン「はぁ!はぁ!はぁ!」


俺ははじまりの平原を全力疾走で駆け抜けていた。


そんな時に俺の邪魔をするリトルウルフが3匹前からくる。


カイン「っ!」


俺は走りながら鞘からアニールブレイドを抜刀しリトルウルフとの距離がどんどんと無くなっていき…



カイン「急いでるんだ!」


先頭のウルフを下段からの打ち上げを食らわせ


カイン「邪魔を…」


次のウルフを体を捻らせて空中で倒し



カイン「すんな!」


そして着地と同時に最後のウルフを居合い切り容量で踏み込んで真っ二つにし3匹とも倒す。



カイン「…!?プレイヤー!?」


俺は駆け抜けていた足を止めて索敵に反応したプレイヤー二人…それを追いかけるようにMobが6!?


こんな夜中に出てくるMobはリトルウルフしかいない…あいつらは仲間を呼んで連携なんかしてくるから序盤ではかなり面倒な相手だった。


カイン「見過ごせるか!」


俺ははじまりの街に戻るのを一旦止めてプレイヤー二人の元へと急ぐ。



敏捷性重視であげているから距離は直ぐに縮まっていき目視でもわかるほどになった。


俺と同い年ぐらいの男女で男は黒髪の盾ありの片手剣使いに女は眼鏡をかけた茶髪のメイス使いだ。


両方とも既にHPが3割を越えていたため恐らくポーションがなくなったのだそれで逃走しているのだがリトルウルフはかなり敏捷性があるから追いつかれる。


そしてウルフがメイス使いの女性に襲おうと飛びかかる。


カイン「やばい!」


俺は一気に瞬迅剣の構えをとり襲おうとしたウルフを一撃で倒した。



メイス使い「へ?」



片手剣使い「…助けてくれたのか?」



カイン「無事か?…無事のようだな…」


俺ははじまりの街で買っていたポーションを2つ取りだし2人に渡す



片手剣使い「え?なんで?」


カイン「早く回復しろ、ポーション無くなってんだろ?それとリトルウルフは敏捷性が高いから敏捷性高いやつじゃないと逃げるのは自殺行為だ、此処で迎え撃つ」


メイス使い「は、はい此処はあの人の言うこと聞こ?祐…じゃなかったユリアンくん」


ユリアン「わかった、俺はユリアン、こっちはモニカだ」


そういって俺の横に武器を構えながらウルフを見据える。


ウルフは残り五体、俺達の回りを囲んでいる。


カイン「二人でウルフを2匹やってくれ残りの3匹は俺がやる」


モニカ「は、はい!」


ユリアン「大丈夫なのか?」


カイン「舐めてもらっちゃあ困るね…楽勝!といいたいが油断は絶対しない行くぜ!」


俺は動きだし同時にリトルウルフも動き出す。



カイン「瞬迅剣!」


まず一番近いウルフを瞬迅剣で一撃で倒し…


カイン「双牙斬!」


後ろから2匹ウルフが来ており俺は体を回転させて後ろに振り向くと同時に上段からの斜め横切りを決めてそのまま上に切り返し跳ぶ。


そして横目で見るとユリアンとモニカもユリアンが盾でウルフの攻撃を防ぎソードスキルで隙を作りモニカで止めを刺す戦法をとっていた。


カイン(あれならまだ大丈夫だな)


そして俺は再度残り一匹のウルフを上から見て直ぐ様空中で一回転して…



カイン「爆砕斬!」


一気に下に降下しウルフを一刀両断した。



そして索敵には反応が無くなったためにアニールブレイドを鞘に戻しユリアン達に目を向けた。



ユリアン「助けていただきありがとうございます…」


カイン「いいや、助けるのは当たり前だ、特に本当に死んでしまうかもしれないこのデスゲームなら尚更な」


モニカ「ユリアンくん…戻ろう…はじまりの街に…もしかしたら外の人たちが何とかしてくれるよ」


カイン「すまないがそれはないと思う…これを作ったのは茅場で…これを作るのが目的とあいつ言っていた、その目的を早々に潰されるとは思えない…」


モニカ「そ、そんな…」


ユリアン「カインだったな…あんたその剣を何処で買ったんだ?」


カイン「これか?これはアニールブレイドっていうホルンカの村のクエストの報酬で貰える武器だ、この武器なら3層までは持つ代物だ片手剣使いには必要な武器だな」


ユリアン「ホルンカの村って…カイン、あんたはもういったのか?次の村に」


カイン「ああ、今ははじまりの街に戻る予定だ、そんなユリアン達はこれからどうするんだ?」


ユリアン「…俺達は此処から来たの方向にあるエテーネの村に…あそこで職業スキルを手に入れられるんだろ?」


カイン「…確かに入手できるが今日行くのは止めとけ、ポーションだってもうないんだろ?」


ユリアン「…ああ…ない…」


カイン「なら一旦はじまりの街に戻ってアイテムとかを整えてから朝にいくと良い…夜道の方がモンスターは強い」


ユリアン「…金がないんだ…全部とられた…」


カイン「…どういうことだ?」


ユリアン「あの宣言から一時間ぐらいあとなんだけどさ…βテスターの野郎にコルを巻き上げられたんだ、βテスターの俺が有効活用してやるって…」


カイン「…外道だな…」


モニカ「それで掲示板を見たら情報が沢山載っててエテーネの村に職業スキルが取得できるって書いてあったから…」



カイン「なるほど…なら明日、俺と来るか?俺もエテーネの村にはいこうと思ってたところだ」


ユリアン「!?本当か!」


カイン「ああ、その件ではじまりの街に戻ろうとしていたからな…」


モニカ「それじゃあお願いします!」


そういって…俺達ははじまりの街に向かった。






22:13はじまりの街西区宿屋


カイン「こっちだ」


俺はユリアン達を連れて宿屋に帰ってきて直ぐに食堂に歩いていき中には瞳に光が失っている者がほとんど集まっていた。


シリカ「あっ!カインさん!」


そのなかにシリカもいて俺の顔を見るなり大声を上げてこちらに駆け寄る。


カイン「すまん、予定より遅くなった」


シリカ「いいえ、カインさんが生きて帰ってきて本当に良かったです」


カイン「ああ、それでかなり集まったな…」


シリカ「はい、一緒に頑張ってくれた人も板野で今此処には89人のプレイヤーの方達が居ます」


89…予想以上に集まりやがったな…


カイン「あとがとう、シリカそれじゃあこっからは俺の出番だ…みんな!聞いてくれ!」


俺はいつもより大きい声でしゃべりその声は全員に聞こえ何かと言わんばかりにこちらを向いてくる。


カイン「俺の名はカイン!この場にみんなを集めた張本人でβテスターでもある」



ユリアン「べ、βテスター!?」


俺がβテスターと告発したことで食堂にざわつくがそれでも俺は話を終わらせない。


カイン「彼女…シリカにβテスターの時の情報を広めろと言ったのも俺だ、そして情報だけでは信じてもらえないと思うから証拠を見せよう」


俺はアイテムストレージからアニールブレイドを二本取り出す



カイン「これはアニールブレイドという3層までは役に立つ片手剣使いにはかなり必要な武器だ、俺は取り合いになる前に動き…10本も今持っている!」


少女「あ、あの…何が言いたいんですか?」


左側にいた少女が何を言いたいのかを聞いてくる。


カイン「そうだな…なら単刀直入にいる、俺は此処にいるメンバーでギルドを作ろうかと考えている、目標は人助け…攻略はその次だ」


ユリアン「人助け?」


カイン「ああ、理由としては一人でも多くこの世界から無事に脱出するためだ」


俺は回りを見ると光を失っていたプレイヤー達の瞳に光が戻っていく。


カイン「だからこそ俺はギルドを作り死者を減らす!みんなはどう思う!」


その瞬間大勢の拍手が起こった。



???「少し待たれよ!」


だがその拍手は一人のプレイヤーによって消えたそのプレイヤーは後ろから前に向かってくる。



シリカ「ム、ムラマサさん!」


そのプレイヤー…ムラマサは俺の前に立つ。


ムラマサ「カイン殿!ひとつ手合わせを願おう!」


















 
 

 
後書き
後書き


どうも~ウィングゼロです!


さあってとついにはじまりの街に戻って直ぐにギルドを創立の宣言を掲げたが早速問題が発生!


次回はカインVSムラマサのデュエルです!こうご期待です! 
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