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ソードアート・オンライン『明星の勇者』

作者:ウィング
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決意とホルンカへ

18:46


カイン「はぁ…はぁ…はぁ…やったか?」


ついにザギのHPを全損させたが未だに気が抜けなかった、それは隣のシリカも同じであり未だに短剣を収める様子がない。


そして次の瞬間倒したザギの体が青い光に包まれておさまるとザギは姿を消した。


シリカ「き、消えた?」


カイン「いいや、転移されたんだ…誰かは知らないがな…」


流石に俺は大丈夫だと思い剣を鞘に戻す。


シリカ「…どうなるかと思った~」


シリカは安全だとわかったら足の力が抜けて座り込む。


そして俺とシリカの前に画面が表れどうやらザギとの戦闘で勝利したから経験値とコルが貰えるのだろうが…その経験値の多さに唖然とした。


経験値 9000

コル 14000

LEVEL UP!!

3→7


…一気に4レベも上がったぞ…


シリカ「か、カインさん!経験値とかが物凄くもらえたんですけど!」


カイン「どれくらい?」


シリカ「6000も…一気に5レベに…」


……うん、シリカも飛んでもない経験値もらっとるよ。


カイン「ま、まあなんだ、アクシデントもあったけど、とりあえず合流したかとだし宿に行こうここら辺に安くてけっこうでかい宿屋がある」


シリカ「は、はいそうですね」


シリカは足に力を入れて立ち上がり俺達は宿へと向かった。



はじまりの街西区宿屋


カイン「あのすいません、一人部屋、2部屋空いてますか?」


NPC「すまないね、一人部屋はもう満員だよ、旅の方お二人かい?」


カイン「ええ…まあそうですけど…」


NPC「二人部屋なら空いておりますが…いかがいたしますか?」


カイン「…シリカ一人部屋がない以上二人部屋でいいか?」


シリカ「は、はい、構いません」


カイン「それじゃあ、二人部屋にするよ」


NPC「二人部屋一泊20コルだ」


そういって俺とシリカが10コルずつだす。


カイン「シリカ、俺はちょっとアイテムとか買いに行くから部屋で待っていてくれ」


シリカ「は、はい…気を付けてくださいね」


俺は宿を出て直ぐに雑貨屋に行き必要最低限のアイテムを買った。






そして宿の部屋に戻るとシリカが何故か抱きついてきてきた…何故?



シリカ「よかった…戻ってこないじゃないかって…本当に心配しました…」


どうやら先のザギ戦での市街内での死闘が怖かったんだと直ぐに理解した。


カイン「大丈夫あんなこと早々に起きないって…それより大事な話がある、聞いてくれ 」


シリカ「大事な話ですか?」


カイン「ああ」


俺はメニューを開いてメモ帳をオブジェクト化させてシリカに渡す。


シリカ「これは?」


カイン「そのメモ帳には俺がβテスターの時に得た情報が書き留めてある、それを掲示板にそこにかいてある内容を書き込んでほしい」


シリカ「い、いいですか?貴重な情報を…」


カイン「デスゲームになった以上貴重なんて言ってられない…次にこのSAOにログインしている高校1年生までのプレイヤーをできるだけこの宿の下の食堂に集めてほしい」


シリカ「ど、どうして高校1年生までなんですか?」


カイン「簡単だ大人や大学生や高校二三年のほとんどが自立することができるけど、それ以上の歳が下の奴はどうすればいいかあたふたしているはずだ、だがらできるだけ集めてくれ」


シリカ「わ、わかりました、カ、カインさんはどうするのですか?」


カイン「俺は…その…色々やることがあるんだ、すまん」


シリカ「色々ですか?」


カイン「ああ…」


シリカ「わかりました」


カイン「それじゃあ頼む、一応フレンド登録しておこうしておけばメールを飛ばせる」


そういって俺はフレンド申請をだしシリカはそれを承諾した。


カイン「それじゃあ俺、スモールソードの耐久値が減ってるから研ぎにいってくるから。」


そういって部屋から出て宿を外へ出る。


カイン「ごめん、シリカ…」


俺は小声でシリカに誤り研師がいる店とは逆方向の西門へと向かった。




走って数分で西門にたどり着き足を止める。


カイン(此処から先はフィールド…敵が出てくる…)


俺は一回深呼吸して西門を…



シリカ「カインさん!」


潜ろうとしたが呼び止められた、後ろを振り向くと宿屋にいるはずのシリカだ。


シリカ「そっちはフィールドですよ!」


カイン「シリカ…どうして此処に…」


シリカ「窓から見たらカインさんが武器屋とは全く違う方向に行くのを見かけて急いで追いかけてきたんです」


まさか、窓から見られていたのか…


シリカ「研ぎに行くって嘘だったんですか?」


俺は何とか誤魔化そうと思ったが既にシリカは確信付いているのでそれはやめた。


カイン「わかった、本当の事を話す、俺は今から街を出て次の村…《ホルンカの村》に行ってアニールブレイドっていう片手剣を取れるクエストを受けにいく」


シリカ「そんな!危険ですよ!もし死んだら…」


カイン「大丈夫だ!レベルも高いしその上βだった、知識がある!」


シリカ「で、でも…」


俺は右手をシリカの肩に置く。


カイン「約束する!必ず次の村で手にはいる『アニールブレイド』を手に入れたらはじまりの街に戻ってくる」


シリカ「本当…ですか?」


シリカは不安な顔をして俺を見つめる。


カイン「本当だ、こんなところで死んでなるものか」


そういって決意の目でメニュー画面を開きアイテムストレージから夜中進むために必要だと思って買った松明をオブジェクト化し左手に持ち外へと出る道へと歩く。


だがふとあることを思って俺は身体を後ろにいるシリカにまた向ける。


カイン「シリカ」


シリカ「は、はい!」


シリカは突然声をかけられたことで少し驚いた声で返事を返す。


カイン「…今日、一緒に狩りをしたこと…凄く楽しかった」


シリカ「あたしも…カインさんと一緒に狩りをして楽しかったです!」


カイン「ああ、それじゃあ行ってくる…っ!」


カインは走って門を抜け暗闇な道を突き進む目的地のホルンカの村を目指して…
 
 

 
後書き
どうも~ウィング…又はウィングゼロです!


漸くプロローグにつなげられました。


というか初日でレベル7とか…本当に強すぎ!


まあそんなわけではじまりの街からでたカインは無事にアニールブレイドを携えて帰ってこれるのか。


此処からが本当の明星の勇者のお話ですね



それでは指摘、感想、ツッコミ、などのコメントを待っています~それでは次回お会いしましょうさいなら~

















エブリスターで非公開…よしもうあそこでの投稿はやめておこう! 
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