紅眼の銀狼が幻想入り(アカメノギンロウガゲンソウイリ)
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第五章 はじめての弾幕ごっこ
前書き
某おつかい番組とは全く関係ありません。
「ところで霊夢。銀牙にスペルカードルールの事を教えなくていいのか?」
「そうね。じゃあ、説明しておきましょうか。」
「スペルカードルール?」
霊夢は説明を始めた。
「まずこの幻想郷には人、妖怪など様々な種族が暮らしているわ。そんな世の中だとパワーバランスが崩れて日常が崩壊しやすいのよ。私たちはこれを異変と読んでいるわ。」
「異変…。」
「まぁ、銀牙が来たのと帰れなくなったのもある意味異変かもな。」
「そんな異変を解決するために生まれたのがこれ。スペルカードよ。」
霊夢はそう言って一枚の札を取り出す。
「それがスペルカード?」
「そうよ。これには私たちの技が一つずつ記録されているわ。これを使って戦うのよ。」
「なんか物騒だなぁ…。」
「そしてこのスペルカードを使って戦うのがスペルカードルール。またの名を…。」
「弾幕ごっこだ!!」
魔理沙が引き継いで答える。
「弾幕…ごっこ…。」
「まぁ、百聞は一見に如かずと言うし実際に見てもらった方が早いだろ。」
そう言って魔理沙も一枚の札を取り出す。
「見てろよ…。恋符『マスタースパーク』!!」
魔理沙がそう唱えると魔理沙の手から特大のレーザーが飛び出した。
ゴオオオオ…。
「へへーん。どうだ!?」
「すごい…。本当に魔法使いだったんだ…。」
「なんだよ。信じてなかったのか?」
「信じるほうがおかしいわよ。」
「私以上に信じられるものなんてないぜ?」
いきなりのハンパない魔法披露に驚きを隠せない銀牙。
「マスタースパークか…。こうかな?」
銀牙が手をかざすと銀牙の手からマスタースパークが放たれる。
ゴオオオオ…。
ドゴオオオオン!!
「!!なんで銀牙がマスタースパークを!?」
「しかも魔理沙のより強力よ!!」
「あれ…?なんで出せたんだろう?」
銀牙自身にもわかっていないようだ。
「どうやらあなたも能力を持っているみたいね。銀牙の能力は『能力を借りる程度の能力』よ。」
「『能力を借りる程度の能力』?」
「ええ。この世界にいる人たちはみんな何かしらの能力を持っているの。あなたは人の能力を見たり聞いたりしたら再現できるみたいね。しかもオリジナルより強力にして。」
「そうだったのか…。」
「ちなみに私が『空を飛ぶ程度の能力』で魔理沙が『魔法を使う程度の能力』よ。」
「面白い!銀牙!私と弾幕ごっこでバトルだ!!」
「ええ!?」
後書き
長すぎだろ…。
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