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Angel Beats! the after story

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戦線初カップルとの出会い⒉

日向、俺が思うに1番の親友だ。
ユイ、普段は気まぐれだったがほんとは寂しがりやということを知っている。


そんな2人が俺の目の前に今カップルとして存在している。

俺と同じように大切な奴に出会えたんだな。

そう思い声をかける。

「久しぶりだな日向、ユイ」

音無久しぶりだなと返してくれると思っていたがその期待は壊された。

「え〜っと、どちら様で?」

その反応は想像していなかった。

俺は日向がユイに出会った時点で日向の記憶は戻ってると思っていたがそんな俺の予想がはずれた。
どういうことだ。と考えているとある条件について思い出した。

『出会いたいものは複数存在する可能性があること』

納得した俺はすぐに次の考えに没頭する。

(日向の大切な人それはなんなんだ)

そこでかなでに袖を引っ張られて意識を戻した。

「音無さんの知り合いですか?」

今のやりとりを見ているとそう思うよな。

日向の方を見てみると日向はユイに俺のことを知っているか聞いていたがユイも知らないと答えていた。
どう言ったもんだかと悩んでいるとゆりが俺の耳元で囁いてきた。

「音無くんもしかして人違いしたでしょ。」

そんな時にゆりが助け舟を出してくれる。

俺もゆりの耳に囁く。

「そうなんだよ助けてくれ。」

「やよ。あなたが蒔いた種よあなたが処理しなさい。」

そんな〜と思ったが日向達も少し怪しそうな目で見てきたから俺の脳内はパンク寸前だったが搾り出すように今脳内に浮かんだ言葉をいう。

「えっーとですね。お2人が人気だからです。」
どういう言い訳だよと自分にツッコミながら続ける。

「お2人はラブラブカップルということでこの辺りじゃ有名なんですよ。」

ゆりは呆れてため息をついていた。

逆にかなではなぜか納得していた。

そしておそるおそる日向たちのほうを見る。

2人は何も言わずただ黙っている。

俺は自分が言った言葉を後悔していると日向が口を開いた。

「そうだったのかよ。俺たちそんな有名なのまいちゃうな〜。ユイもそう思うだろ?」

「はい。先輩と私はただ普通に付き合っているだけなのに他の人から見ると有名になるほどラブラブしてるなんて〜」

適当過ぎるほど適当に言ったことを信じた2人はまんざらでもなさそうに照れていた。

そんな2人を見たゆりと俺は思う。

((こいつらバカだな))

だがこれは好機だと思い話を合わせる。

「いや〜まさか出会えるなんて俺たち幸運だよな」

俺はかなでとゆりに聞く。

ゆりはものすごく迷惑そうに苦笑いで答える。

「そ 、そうねものすごく幸運ね」

心の中で謝りながら、次はかなでがどう答えるかとヒヤヒヤする。

顔からすると信じているのだろう、かなではほんとに嬉しそうにいう。

「有名人にこんなところで会えるなんて今日はついてます。」


俺たちの言葉に2人とも騙されているのを知らずお互い顔を合わせながらニヤニヤしている。

早く立ち去りたいゆりは

「では、私たち急いでるので。」

と立ち去ろうとしたが日向に止められる。

「まぁ、待ってくれここで会えたのも何かの縁だ。この有名カップルの馴れ初めを聞く気はないかね。」

そのドヤ顔がすごくムカつくがそんなことよりもあまりにもバカ過ぎて同情してしまう。

ユイは
「もぉ〜先輩ったら私たちの馴れ初めを会ってすぐの人に話すなんて恥ずかしいですよ〜」
と言いつつキャキャしていた。

ユイも日向に負けずのバカで同じく同情する。

「馴れ初めをを聞いていいんですか?」

カップルに興味のあるかなでは嬉しそうに聞く。

「ああ、いいとも聞いてくれたまえ。」

「やったー。ゆりちゃん音無さん聴いて行きましょうよ。」

ゆりと俺はそんなかなでを見て諦める。

「わかった。聴いて行きましょ。いいよね音無くん」

「あ、ああ」

ウキウキなかなでをよそに力なく俺とゆりはまた席に座りに行く。

「じゃあ、語りますか」

それから30分間くらい日向とゆりは語っていた。

「いや〜語った語った。」

「先輩熱くなりすぎですよー」

日向は体を使いながら迫力満点の説明をしていたが俺とゆりは睡魔との壮絶な戦いを繰り広げていた。

一番興味深く聞いていたかなではお礼をいっている。

「貴重なお話ありがとうございました。すごく参考になりました。」

「いいってことよ、またいつでもみんなに聞かせてやるよ。」

そこからは自己紹介やらなんやらして時間を潰してお互いの帰る時間になっていった。

「もうこんな時間かそろっと帰ろっか?」

「ほんとね。かなで帰りましょ。」

「うん。今日はありがとうございました。」

かなでが日向たちにお礼をいう。

「じゃあ俺らも帰るか?」

「はい。先輩」

会計を終わらせ俺たちは外に出る。

日向は俺にに向かって言う。

「音無、連絡先交換しないか?あいつらのように 、さ」

かなでたちのほうを見てみるとものすごいスピードで仲良くなった3人は連絡先の交換をしていた。」

「いいぜ」

「そうこなくちゃ」

さっそく俺たちはお互いのケータイを取り出し連絡先を交換する。

「これでよしっと」

日向はあっちの世界と同じようにニヤっと笑顔になる。

「じゃあな音無」

「またな日向」

別れの挨拶をして別れる。

そして俺はかなでとゆりで途中まで一緒に帰った。

「じゃあね音無くん」

「またね音無さん」

「またな」

2人と別れ俺は家に向かって歩き出した。

俺は歩きながら自己紹介のことを思いだす。

思ったとおり2人とも大学生で同じ大学に通っているらしい。

日向のほうは大学2年生、ユイは大学1年生。日向と同い年かと思っていたが年上と知って驚いた。

敬語で喋ろうと思ったが日向がタメでいいと言いぜといわれタメ口にしている。

サークルは日向が野球、ユイが軽音楽で俺はあっちの世界の影響を受けている可能性があると考えた。

家に着いた俺は電気を付け今後の予定を決める。

日向の入っているサークルが野球と知った俺は日向とユイの記憶を戻すために奮闘するのだった。






 
 

 
後書き
なんでもよろしいので感想お待ちしております。m(._.)m
次はゆいニャンの出番を増やしてみせる。 
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