FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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第150話 Mars
前書き
ど~も~♪駄作者07で~す♪
今回はナツが最後の『ブラックテンプラネット』を止めるために立ち向かう!まだ救われていない惑星は・・・
もちろん、ナツ目線で書いていきますよ。
それでは、第150話・・・スタート♪
ナ「んーーーーー・・・無いな。」
ハ「あい。」
俺はハッピーと空から『ブラックテンプラネット』を探してるんだけどよ・・・全然見つからねぇんだ。空からなら簡単に見つけられるって思ったんだけどな~・・・
ナ「ハッピー、一度下に下りようぜ。」
ハ「あい。おいらも休憩したかったんだ。」
俺達は森の中に下りた
ナ「しっかし真っ暗だなぁ~。」
ハ「お化けとか出たら面白いよね。」
ナ「うらめしやぁ~ってかっ!」
ハ「あいっ!あ、でもトーヤのお化けがいるね。」
俺とハッピーがお化けみたいに「うらめしやぁ~」と言い合っていると、
ナ&ハ「!」
背筋がゾワッとする魔力を感じた。な、何だ、この魔力・・・?すげぇ~でけぇ~・・・・
ハ「ナ、ナツ・・お化けよりも、怖いよ・・・」
ハッピーが俺の腕にしがみ付く。魔力を感じる方に歩いて行くと、赤く光り輝く火(?)が宙を漂っていた。
ナ「うまそうだなぁ~。」
俺が手を伸ばして炎を食おうとすると、
ハ「ナツ!それ火じゃないよっ!『ブラックテンプラネット』だよっ!」
ナ「なぁぁぁにぃぃぃぃぃっ!?火じゃねぇのかっ!」
ハ「それどころじゃないよ。『ブラックテンプラネット』なんだよっ!」
これがか?ん?何だこれ?『ブラックテンプラネット』の中に、何かが写っている。ハッピーと一緒に見ると、球体形の何かが写っていた。
ハ「ナツ、これ火星だよっ!」
ナ「ん?化石?」
ハ「か・せ・いっ!『ブラックテンプラネット』が支配しようとしている10の惑星の1つだよ。太陽系の第4惑星で、伝説では、軍に強い神の聖地だと言われてて、『軍の惑星』って呼ばれてるらしいよ。」
・・・ハッピー、お前何でそんなに火星について詳しいんだ?
ハ「この前、リョウが教えてくれたんだよ。」
あいつ変な雑学知ってるんだなぁ~。
ナ「よしっ!これをぶっ壊せばいいんだな。」
ハ「あい。でもナツ、『ブラックテンプラネット』は伝説の闇魔法だよ。あまり手荒なやり方で止めても・・・」
ハッピーにしては珍しく冷静な判断だな。
ハ「ナツが冷静じゃなさすぎるんだよ。」
その時、『ブラックテンプラネット』の赤い光が輝きを増した。
ナ「ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」
俺はあまりの眩しさに目を覆った。
ハ「ナァァァァァツゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」
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ナ「・・・ど、どこだここっ!?」
いつの間にか俺はコロールの森じゃなく、なぜか真っ赤な空間の中にいた。俺はその空間の中で漂っていたこ、これ、乗り物じゃないよなっ!?・・・だ、大丈夫だな。
ナ「ん?ハッピー?どこだぁーーーーーっ!」
さっきまでいたハッピーはどこにもいない。いったいどうなってるんだっ!?
ナ「ん?何だあれ?」
遠くの方で球体型の何かが見える。さっき『ブラックテンプラネット』の中に写っていたのと似てるな・・・確か・・・
ナ「か、火星・・・だったはずだ。てかここどこだっ!ハッピーはどこだっ!」
俺が真っ赤な空間の中で暴れていると、
?「うるさいな。」
ナ「ぬぉっ!」
声がした方を振り向くと、見た目が俺と同じくらいの男がいた。真っ赤な髪に真っ赤な迷彩ガラのノースリーブに赤いハーフパンツ。腰にはルーシィが星霊の鍵を仕舞っているのと似たやつを付けていて、手には真っ赤な銃を握っている。真っ赤な瞳はなぜか光が射していない。何でだ?てか、何だこいつ?
マ「俺は火星の守護神、マーズだ。」
ナ「しゅ、シュガー・・・なんだって?」
マ「守護神ッ!なんで砂糖になるんだっ!」
そ、そんなに怒鳴んなくてもいいじゃねぇか。するとマーチは握っていた赤い銃の銃口を俺に向ける。
マ「マーズだっ!なんで行進曲になるんだよっ!」
あー、こいつ、ものすげぇ短気な奴だ。
マ「俺は火星の支配者でもあるんだっ!俺を怒らせた奴と、支配の邪魔をする奴は、殺すっ!」
ナ「し、支配者・・・」
俺が聞く間もなく、マーチは銃を俺に向かって撃った。だが、弾丸ではなく赤く燃える火の玉だ。俺は口を開けると、火の玉を飲み込んだ。
マ「んなっ・・・!?」
俺を見て、光が射していない赤い目を見開く。
ナ「おぉっ!結構うまいじゃねぇかこの火ッ!」
食ったら力が湧いてきたぁーーーっ!俺は深く息を吸って、頬を膨らませると、
ナ「火竜の・・・咆哮ッ!!」
口から炎の息が放たれる。それはマーチ目掛けて一直線。するとマーチは、持っていた銃の銃口を接近してくる炎に向けると、
マ「紅蓮炎・・・開花ッ!」
銃を撃つと、さっきより少しでかい火の玉が撃たれた。すると、その火の玉が花のように四方八方に広がり、俺の攻撃を防いだ。俺は開いた口が塞がらねぇ・・・マーチは俺を侮るようにニッと笑うと、
マ「火を食ったり火を吐いたり・・・それ、お前の魔法か?面しれぇな。」
ナ「お前の魔法も、銃から火の玉出したり火の玉を花みてぇにしたり・・・面しれぇ。」
燃えてきたぞーーーっ!
マ「だが、俺は火星を支配する事が出来る力を持っている。お前みたいな奴は、簡単に殺してやるっ!」
するとマーチは、腰に付けていたルーシィのと似たようなやつから、もう1つ真っ赤な銃を取り出した。って、
ナ「武器2つって卑怯じゃねぇかっ!」
マ「それに気づかねぇお前が悪いんだろ。」
・・・か、返す言葉がねぇ・・・くそぉ~~~!
マ「火の玉乱射ッ!」
2つの銃の銃口から、火の玉が次々に乱射される。さすがにこの数の火を一度に食うのは無理だな・・・俺は次々に乱射される火の玉を走りながら必死にかわし続ける。しばらく走り続けていると、マーチの銃から火の玉が乱射されなくなった。
マ「ちっ。燃料切れか。」
マーチは小さく舌打ちすると、使い物にならなくなった真っ赤な銃を投げ捨てた。てかあの銃、燃料だったのか・・・って、そんな事よりチャンスッ!俺は両手に炎を纏うと、
ナ「火竜の・・・煌炎ッ!!」
マ「!」
両手をマーチに向かって振りかざしたが、マーチは受け止めた。
マ「そ、その程度か。お前の強さは。」
ナ「俺は、お前がなんで守らなきゃならねぇ火星を、支配しようとしてるかは解らねぇ。が、お前は火星を支配する事が役目じゃねぇだろっ!」
マ「!?」
マーチが光が射していない赤い瞳を見開く。
ナ「お前の役目は、火星を守り抜く役目だろっ!自分の役目をほったらかしにするなっ!火星が可哀想じゃねぇかっ!!」
マ「!」
マーチの赤い瞳に光が射し込んでいた。すると、マーチの体が赤く光りだした。マーチ|は光が射した赤い瞳で、白い歯を見せて俺に笑うと、消えちまった―――――
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ナ「・・・ぬぉっ!?」
いつの間にか俺はコロールの森に戻って来ていた。な、何だったんだ、いったい・・・?
ハ「ナツゥ~~~!」
ナ「ハッピー!お前どこにいってたんだよっ!?」
ハ「それはおいらのセリフだよぉ~。いきなりナツが消えちゃったんだもんっ!」
ハッピーは俺に飛びつくと、声を上げて泣き始めた。ふと視線を移すと、『ブラックテンプラネット』・・・いや、『ホワイトテンプラネット』が宙を漂っていた。すると、『ホワイトテンプラネット』は空高く舞い上がり、見えなくなっちまった。
ハ「ナツ、『ブラックテンプラネット』を止めたの?」
ナ「あぁ。どうだ?すごいだろ?」
ハ「あいっ!流石ナツですっ!」
ナ「ダハハハハハハハハハハッ!!」
コロールの森中に、俺の声が響き渡った。
『ブラックテンプラネット』、全て起動停止―――――
後書き
第150話終了~♪
ナツの活躍により、火星が救われたっ!とゆう事は・・・宇宙は救われたぁーーーーーっ!!
次回は『ブラックテンプラネット』編最終話ですっ!このお話が終わったら、新しい小説がスタートッ!
お楽しみに~♪
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