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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第149話 Sun

 
前書き
こんにちは~☆07で~す☆
今回はマヤが『ブラックテンプラネット』を止めるために立ち向かう!
もちろん、マヤ目線で書いていきますよ。
それでは、第149話・・・スタート☆ 

 
マ「う~~~ん・・・どこにもないなぁ~。」

私は今、フレイと一緒に空から『ブラックテンプラネット』を捜している。あんなにキラキラ輝いていたから、空から捜した方が見つけやすいと思ったんだけど・・・

フ「ほとんど無意味な捜し方だったな。」

マ「それを言わないのっ!」

フ「とにかく、下に下りるぞ。」

私とフレイは暗い森の中に下りた。いつの間にか、空には金色に光り輝く満月が昇っていた。

マ「皆はもう、『ブラックテンプラネット』を止めたのかな?」

フ「さぁな。でも、全員がバラバラになってからもう3時間以上は経っているんだ。たぶん、ほとんどの奴は止めてると思うぜ。」

そっかぁ~。もう3時間も経っていたのか・・・急がないと、宇宙が・・・!そう思ったその時、

マ&フ「!」

私とフレイの目の前を、オレンジ色に光り輝く『ブラックテンプラネット』が宙を漂いながら通り過ぎていった。私とフレイは顔を見合わせると、

マ&フ「ま、待てぇぇぇーーーーー!」

『ブラックテンプラネット』を追いかけた。案の定、『ブラックテンプラネット』は移動するのが遅くて、私とフレイはすぐに追いつく事が出来た。

マ「フレイ、これを止めればいいんだよね?」

フ「あぁ。ん?マヤ、『ブラックテンプラネット』に、何か写ってねぇか?」

マ「えっ?どれどれ?」

『ブラックテンプラネット』が近づいて見てみると、フレイが言ったとおり、『ブラックテンプラネット』に何かが写っている。そこに写っていたのは―――――

マ&フ「た、太陽ッ!?」

赤々と灼熱の炎を纏った巨大な太陽。見ているだけで熱いっ!

フ「この『ブラックテンプラネット』は、太陽を支配する事が出来るんだな。」

マ「私がこれを止めればいいんだね。でも、どうやって止めるの?」

フ「俺が知る訳ないだろ。」

だよねぇ~。腕組をして考えていると、突然『ブラックテンプラネット』のオレンジ色の光が輝きを増した。

マ「えぇぇぇ~!?なになになにぃ~!?」

私はあまりの眩しさに目を瞑った。

フ「マヤァーーーーーーーーーーッ!」

****************************************************************************************

マ「・・・あ、あれぇ~!?」

目を開けると、私はコロールの森ではなく、摩訶不思議なオレンジ色の空間の中で、ふわふわ漂っていた。

マ「あ、あれ?フレイ?」

さっきまで隣にいたはずのフレイがどこにもいない。

マ「フレイーーーッ!どこぉーーーーーっ!」

フレイの名前を叫んでも、フレイの声は聞こえない。摩訶不思議のオレンジ色の空間の中、私は1人。

マ「う、嘘・・・ど、どうなってるの・・・?」

不安と恐怖が頭の中を駆け巡る。ふと視線を下に向けると、

マ「えぇぇぇっ!?」

私のすぐ真下に、巨大な惑星があった。あれは・・・!

マ「た、太陽ッ!?」

わ、私、太陽の真上にいるんですけどっ!?でも、太陽があるのは宇宙だよね?じゃあ、なんで月や地球がないの?腕組をして考えていると、

?「ここは宇宙ではありません。」

マ「!」

凄まじい魔力と、迫力のある女の人の声が背後からした。恐る恐る振り返ると、

マ「えっ?」

そこにいたのは、背の高い女の人。オレンジ色の長い髪の毛に、オレンジ色のポンチョ風の服に、赤いミニスカート。手には本酔いしそうな赤い表紙の分厚い本を抱えている。うぅ・・・私は慌てて口を押さえる。ヤ、ヤバイ・・本酔いしちゃった・・・

マ「て、ていうか・・ここ、が、宇宙じゃ、ないって・・どうゆう事・・・?」

?「はぁーーー・・・」

私が聞くと、女の人は長いため息をついた。そ、そんなに呆れなくてもいいじゃんっ!

?「ここは太陽を支配する事が出来る『ブラックテンプラネット』の中です。」

マ「なぁ~んだ、『ブラックテンプラネット』の中かぁ~・・・ってえぇぇぇぇぇっ!?」

?「反応が遅いですわ・・・」

い、いつの間に私、『ブラックテンプラネット』の中にぃっ!?これは怪奇現象か何かっ!!?

サ「そして私は、太陽の守護神、サンです。」

マ「しゅ、守護神ッ!!?」

さっきから驚いてばかりの私。そんなのお構い無しに、()()太陽の守護神と名乗るサンは、抱えていた赤い表紙の本を開いた。

サ「()()ではなく、()()に太陽の守護神です。」

・・マ、マジ・・・?するとサンは、光が射し込んでいないオレンジ色の瞳で私を見つめると、















サ「言い忘れていましたが、私は太陽の支配者、サンでもありますので。」















マ「・・・へっ?」

今サンが言った事が理解出来なかった。

サ「支配の邪魔をする者は、私が消してあげます。」

するとサンが抱えていた本にオレンジ色の魔法陣が浮かび上がり、その魔法陣から文字が浮かび上がってきた。レビィの魔法、立体文字(ソリッドスクリプト)みたい。でも、浮かび上がった文字は私には読む事が出来ない。古代文字みたいな変な形をした文字だから。何て読むんだろう?

サ「これは語学が分からない人では、難しい魔法です。」

うん!私、語学が大の苦手だよっ!すると、浮かび上がった意味不明な文字は、私に向かってすごいスピードで飛んできた。すると、飛んできた文字が一瞬にして燃え上がった。

マ「ひょーーーっ!」

私は間一髪のところで燃え上がった意味不明な文字をかわした。

サ「私の魔法は立体古代文字(ソリッドエンシェントスクリプト)。あの文字はローグ文字と言うの。さっきローグ文字で書かれていたのは、『炎上』。あれに当たっていたら、あなた丸焼きになってたわね。」

こ、こんな危険な魔法を使う人に、動物達を戦わせるわけにはいかないっ!私は白いショートパンツのポケットから火炎石を取り出す。火炎石が赤く光りだし、私の体を包み込む。光が消えると、私の両手には炎が纏っていた。私は炎を纏った拳を振りかざしながら、サンに向かって駆け出した。

サ「立体古代文字(ソリッドエンシェントスクリプト)、フレイムッ!」

魔法陣から、私は読めないけど『フレイム』とゆう文字が浮かび上がり、一瞬にして火の玉に変わり、私に向かって飛んできた。

マ「不死鳥の・・・爆炎ッ!!」

小さな火の玉が飛び出し、立体古代文字(ソリッドエンシェントスクリプト)の『フレイム』にぶつかると、ダガガガァァァァァンッ!と凄まじい音を立てて爆発した。

サ「なっ!?」

マ「だりゃあああああっ!」

爆発の時に上がった煙から、私は飛び出し、炎を纏った拳でサンに殴り掛かった。が、片手で受け止められた。

サ「そんな力じゃ、私を倒す事は出来ませんよ。」

マ「サンは、太陽の守護神で、()()太陽の支配者なんだよね・・・?」

サ「()()ではなく、()()に太陽の支」

マ「違うっ!」

サ「!?」

サンが、光の射し込んでいないオレンジ色の瞳を見開く。私は光の射し込んだオレンジ色の瞳でサンを真っ直ぐ見つめると、

マ「太陽は、永遠に宇宙を光で照らしていくんだよっ!それなのに、『闇』なんかに、染まっちゃって・・・闇なんかに、負けちゃダメだよっ!!」

サ「!」

私が言い終わった時には、サンのオレンジ色の瞳には光が射し込んでいた。すると、サンの体がオレンジ色に光りだした。サンは光が射し込んだオレンジ色の瞳で、私に向かって微笑むと、消えちゃった―――――

****************************************************************************************

マ「・・・あ、あれぇ~!?」

いつの間にか私はコロールの森に戻って来ていた。よかったぁ~。もう二度と帰れないかと思ったよ。

フ「マヤッ!」

マ「あ、フレイ。」

フレイは人間の姿になって私を探し回っててくれてたみたい。

フ「いきなり目の前を消えたんだ。驚いて探すに決まってるだろ。」

マ「そうだね。」

ふと視線を移すと、目の前に白く光り輝く『ブラックテンプラネット』・・・いや、『ホワイトテンプラネット』が、宙を漂っていた。すると、『ホワイトテンプラネット』は空高く舞い上がり、見えなくなっちゃった。

フ「マヤ、『ブラックテンプラネット』を止めれたのか?」

マ「うんっ!これで太陽は救われたよ☆」

今は見えないけど、朝になれば、キラキラ輝いている太陽が昇ってくるはずだよ。





『ブラックテンプラネット』の数、残り1個―――――





 
 

 
後書き
第149話終了致しましたぁ~☆
マヤの活躍により、太陽は救われたっ!『ブラックテンプラネット』は残り1個!ナツは『ブラックテンプラネット』を止める事が出来るのかっ!?
次回はナツが最後の『ブラックテンプラネット』を止めるために立ち向かう!まだ救われていない惑星は・・・
次回見逃したら、いけないよ☆ 
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