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インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才 バージョン2

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45話 オープンスケベとムッツリスケベ

俺は生徒会室から出た後、ジークフリード社から贈られた、封筒を担任から受け取り、自室に戻る道中でデュノアに出会った。

「どうしたデュノア。なんか聞きたいことでもあるって顔だな」

「はい。あなたに聞きたいことがいくつかあって来ました」

「なんだ。答えられる範囲ならいくらでも答えてやる」

「ありがとうございます。聞きたいことは僕の叔父のオーギュスト・マリオットがどうしてジークフリード社に居るのか教えてください」

「オーギュスト神父がどうしてジークフリード社に居るのかか……彼には、うちが経営している教会付きの学校の神父長兼校長とテストパイロットをしてもらってるからさ」

実際あの人は、神様なんて信じて無いみたいだけど。それにうちの会社で満月さんと互角に戦うくらいの人ってあの人くらいだし。

「どうして叔父さんをISに乗せてるんですか!?叔父さんISの事すごく嫌ってるのに………」

「嫌ってるか、別にオーギュスト神父はISを嫌ってるわけじゃない。嫌ってるのは、お前の父親と、その父親が経営してるデュノア社を嫌ってるんだ」

「え……」

「これから先を知りたいなら、今度の企業見学で本人に聞くといい。面会の時間くらい用意してやるよ」

俺はそれだけ言って、部屋に戻り中に入ると、刀奈が俺の下着や部屋着が入っている引き出しを探っていた。

「何してんだバカ」


ー◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ー

「で、刀奈ちゃんよ~お前がオープンスケベだって事くらい子供の時から知ってたよ。だからって許婚で、幼なじみの彼氏の下着を漁るのは悪いことだって分かるよな」

まあ別、幼なじみの彼氏は関係ないか。ちなみに今刀奈は砂鉄で作った縄で手足を縛られてる状態だ。

「分かるわよ。それくらい……」

「じゃあ聞くが、お前は何をしてたんだ?人のクローゼットと引き出しを漁って。ヘソクリなら出てこないぞ」

「違うわよ。別の物探してたのよ」 

別の物ってなんだよ。その別の物がなんだかわかんないな。ちなみにヘソクリは実家の自室の机の裏側に隠している。五万円程。

「なんだエロ本か?」

「ヤッパリあるのね!?」

「ねぇよバカ…なんでそんなもん探してるんだ?理由を説明しろ。このマゾ無」

「誰がマゾ無よ!」

「中学の頃やったSM判定で『ドM』って出たお前の事だ。さっさと説明しろ」

ちなみに俺は『ドS』と出てた。

「それは…その~。同室になって、裸エプロンとか添い寝とかいろんな手を使っても襲ってこないから。あのムッツリスケベの真理が!だからこそこそと浮気かエロ本を読んでるとしか思えないわ!」

「誰がムッツリスケベだ。オープンスケベのお前には言われたく無い…それに俺がお前を裏切るわけないだろ」

こんな可愛い彼女、裏切れる奴は勇者だな。俺には真似出来ないな。

「真理…」

刀奈は捨てられそうな子犬のような不安そうな顔でこっちを見てきた。この顔は反則だろ。

「お、お前が今日膝枕してくれるなら、さっきの件はなかったことにしてやるよ」

「真理」

「なんだよ」

何を言うかは大胆分かるが刀奈の安心した笑顔を見たら、止める気力すら削がれてしまった。

「えっち」

こうして、俺は送られてきた物に目をとおすことなく終わった。







 
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