スーパーロボット大戦OG+A
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第0次スーパーロボット大戦A アクセル・アルマー
俺が15、16の頃だ。俺は各地で行われていたゲリラに参加していた。当時、俺は連邦の新兵として前線へ送られた。だがその日のうちに基地にインスペクターが攻め込んできた。ジムと言うMSに乗り込んで、インスペクターの機体との戦闘が始まった。だが結果はその基地の兵は俺を除いて全滅だ。俺は命からがら逃げ出した。
そして突如インスペクターによって軍の主要な基地、研究機関の殆んど攻撃され機能していなかった。それで俺は軍を抜けてゲリラとしてインスペクター、時には軍と闘っていた。軍の上のモノは自分の保身で、何もしなかった。何もしないという事は生きる事を放棄する事と同じだ。俺は軍を抜けて、あらゆる戦場で傭兵として生きていた、これがな。
地球全体で比較的平和だったのは日本だけだった。何故か俺が産まれた世界では日本に多くの民間の機関が特機を作っていたため日本は多くの特機がレジスタンスとして闘っていた。まさに鋼のレジスタンスだったな。
「…傭兵のアクセル・アルマーか、まだミルク臭いガキかよ……」
地球解放軍。ここにいた兵士の名前を今だ、思い出せないが最低な奴らだった覚えがある。何しろゲリラといいながら、こいつらは地球解放といいながら、攻撃するのは村や無力化した連邦の基地などでほとんど盗賊だった。俺はこいつらから雇われて、インスペクターの攻撃から何とか残っている研究機関を襲撃し機体を奪う作戦に参加した。
「俺は寝ていたんだ、静かにしていろ」
当時の俺は闘えればいいと思っていた。というよりも死に場所を探していたのかもしれなかったがな。俺は生意気だったのか行く先々で、地球に潜入していたジオンの兵や元地球連邦の兵だった奴らに攻撃されそうになった。もちろん血の気が多かった当時の俺は返り討ちをしていた。
「ふん、生意気言ってんじゃねーよ!」
「異星人に攻撃されていた時に闘いもしなかった奴らが、俺に話かけるな」
俺は何度も殺し合いに発展しそうになったが、俺は触れてくるものは全て倒してきた。今回も相手を
「お前ら、いつまでも暴れているな。もうすぐで作戦の時間だ、肝心な時に暴れてもらっては困る。わかっているなアクセル、俺たちの作戦は、連邦の研究機関である地球連邦軍特殊技術兵装研究所を襲撃し、隠し持っている」
その時の俺はザクⅡと言う機体に乗っていた。ザクと言うのは、ジオンの量産型の機体だ。流石にザクでは限界を感じていた俺はこの作戦で新しい機体が報酬だった。
「ああ、約束どうり俺が一番に機体を選ばせてもらう」
そして俺たちは地球連邦の研究機関を襲った。だが結果は散々だった。先ほど言ったが日本には多くの特機が闘っていた。つまり反撃する力があったのは日本。敵の主力も日本に集中していた。俺たちゲリラは自分たちで異星人と闘い勝っていたという間違った自信、さらに連邦は多くの力を残していた。自分たちが身を護れる程度はな。俺たちは一方的にやられれた。俺は機体がザクだったこともあり、基地に潜入することが任務だった。そこで俺は何とか機体が諦めきれず、機体を探していた。
「あら、侵入者……それじゃあ、あの機体に実験でも付き合って貰いましょうか」
のちにシャドウミラーの所属するレモン・ブロウニングはここの元研究者が言うには俺に気づいていて、わざと泳がしていたとも言っていたがな。
俺は連邦の兵士から見つからないように機体を探していた。そうして格納庫につくと一人の女が待っていた。そいつがレモンだった。
「あら、監視カメラで見るよりいい男ね、坊や」
まるで俺が来るのがわかっていたような口ぶりだった。まぁ監視カメラでみられていたのだからわかっていたんだがな、これがな
「感謝しなさい、坊や。私がこの基地の所長……と言ってもインスペクターによって責任者が全員いなくなっただけなんだけどね」
そう言うとレモンは俺を機体の方に案内し機体のデータを渡してきた。
「いいのか?」
俺は罠かと思ったが、別に俺一人を排除するのにこんな罠を立てるとは思えなかった。そして俺はレモンについて行くと、特機やPTなどがあった。
「好きなのを選んでいいわよ。どうせここも攻撃されて機体を作ったもの無駄になるなら、ゲリラ風情に持っていかれて使われる方がいいわ」
「……それじゃあ俺はこれを貰う」
そう言いながら興味のなさそうにレモンは機体を案内していった。その機体は俺たちシャドウミラーが使っている今の機体の前のタイプだった。
「あら、そのそれでいいの?それ作った私が言うのもなんだけど、それ使いにくいわよ」
「機体の操縦方なら自信がある」
「そうなら良かったわ、あと貴方連邦に戻りなさい、アクセル・アルマー一等兵」
「……なぜ俺を知っている」
「簡単なことよ、ゲリラにしては動きもいいし軍人でしょ貴方、そして若い坊やだったからデータを探していたら貴方が出てきたのよ」
「そうか……」
「それで、連邦に戻るの?もし戻らないって言ったのなら、この場で兵隊を呼んで貴方の体は鉢の巣よん」
「……わかった」
俺はレモンと淡々と話して、レモンによる強制だったが連邦に戻った。その時俺がやっていたゲリラ活動は全て無くなった。レモンがこの先連邦で兵士に復帰するなら、ゲリラであった過去は邪魔になると思ったのだろう。綺麗になっていた。そして俺は命からがら助かって、この基地まで何とかたどり着てレモンに拾われたことになった。
「それじゃあ、いきなりだけど出撃してもらえるかしら?ああ、ごめんなさい拒否権はあなたには無いから乗りなさい」
レモンにそう言われた俺は機体に乗り込んでいた。
「ふん、ロクな死に方はせんぞ、女」
「あら、坊や……女の扱い方しらないみたいね、帰ってきたら教えてあげる……あと私はレモン、レモン・ブロウニングよ……坊や」
「なら、レモン……俺を坊やと呼ぶな!俺はアクセル・アルマーと言う名前がある」
「そう、それじゃあ外で逃げているゲリラを倒して来たら呼んであげる」
「そうか……わかったこの機体の名は?」
「ソルデフファーよ」
「そうか、アクセル・アルマー……ソルデファーでる」
そして、ゲリラを相手にした俺だが3分もかからずにゲリラを全滅させた。まぁ、所詮は新型機と旧式だ性能に差があるのは当然だったがまさかここまでとは思わなかった。
「あら、言うだけのことはあるじゃない。機能の性能も試したし十分よ、心残りがあるとしたら、積んでいる爆弾も実験したかったけどアクセル、貴方が逃げないからできなかったわ、残念ね」
「やはり、レモンお前はロクな死に方はせんぞ」
俺とレモンも出会いはこんなもんだった。こうして俺は連邦に戻り、インスペクターと闘うために新たな力を得た。
「それで、アクセル、早速だけど……連邦から指令が入ったわ」
「早速だな」
「インスペクターと闘うらしいわ、作戦にできるだけパイロットが欲しいそうよ」
まぁ、闘う機会は早くも現れた、これがな。
「了解だ」
インスペクターとの反撃は地球連邦とジオン公国が歴史的和解により実現した。そしてあの世界の地球のエースパイロットが集まった。連邦からは素人同然でありながら一年戦争を生き残ったホワイトベース隊、スナイパーとしての腕は一流のフランシス・バックマイヤー、ジオン公国からは赤い彗星ことジオンの総帥シャア・アズナブル、赤い稲妻・ジョニー・ライデン、ソロモンの白狼・シン・マツナガ、エリオット・レム、エリック・マンスフィール。民間からはマジンガーZ・兜甲児、いやこちら世界で言えばコウジ・カブト、グレートマジンガー・テツヤ・ツルギ、真ゲッターに乗るゲッターチームなどの日本からのダイナミックチームだ。そして、ゼンガー・ゾンボルト、エクセレン・ブロウニングだ。
ハガネ
「それでここまで質問は?」
アクセルは一旦話を止めた。そして、真っ先に反応したのはカイだった。
「ゼンガーやエクセレンがそちらの世界にいたとはな。それでエクセレンとそのレモンと言う女の関係はなんだ?」
カイはレモンとエクセレンの性に気づいたのか質問をした。
「姉妹だったと俺は記憶している、ここの世界ではしらんがな……エクセレン・ブロウニング、ここの世界にレモンはいるのか?」
エクセレンの方を向きエクセレンに問い掛けた。
「いや、私一人っこよ?妹や姉がいたなんて聞いたことはないわね……それでアクセルの世界の私ってどんな感じなのかしら?」
「……知らん、レモンに紹介される前にこの戦争で死んでしまったからな」
アクセルはレモンとの会話を思い出しながら伝え話を続けた。
「……ならこの世界でのレモンは産まれて来なかったみたいだな、ではラミア、お前の世界にエクセレンはいるのか?」
「いえ、レモン様にそのようなデータはないでありますでしょう」
「そうか」
アクセルは興味がなさそうにした。どうせ自分が知っているレモンはいない。
「平行世界だからな、どっちがいない世界どうしがぶつかったのだろ」
アクセルはそう考えて話を再開させた。
そして、俺はここでシャドウミラー司令官ヴィンデル、当時は大尉だったがな。この戦争で出会った。
「君がアクセル・アルマーか」
当時のヴィンデルはエリートコースで正義感の強い軍人だった。何故あのようになったのかはあとで話そう。
「この作戦でこの隊の指揮を執ることになった、ヴィンデル大尉だ」
「そうか、では精々間抜けな指揮をしないように気をつけろ」
「……全くレモン博士からは口が悪いと聞いていたが……」
そして、この出会いが俺をシャドウミラーへと入る切っ掛けになったのだから、人生とはわからんもんだ、こいつがな
「では、もうすぐで始まる。それまでゆっくりしていてくれ」
そう言うとヴィンデルも自分の機体の調整を始めた。俺も機体の調整だ。この機体に乗ったのはつい数日前だったしな、ここにいること事態ありえなかったが、地球連邦はそんなパイロットもださなくてはいけないほどパイロット不足だった。確かに先、力は残しているといったが、所詮それは上層部を護るほどの力だったからな。
こうして俺はインスペクターと闘い多くの犠牲を払いながらも苦しくも勝ち取った。そして不思議なことに俺は一つの高揚感を覚えていった。生きていると感じていた。皮肉な話だ。かつて、死に場所を探して闘ってきた俺が闘いの中で生を見出したのだから。まさしく死中の中にこそ生がありと感じたもんだ、これがな。
この闘いで地球連邦の体制は大きく変わった。前々から外宇宙からの攻撃に備えるべきだと言っていた、ビアン・ゾルダーク率いDCが力を伸ばしていき、その中の「インスペクター事件」を利用して、地球連邦軍の有力将校であるジャミトフ・ハイマンが結成した地球連邦軍精鋭部隊ティターンズ。「地球圏の治安維持」、中でも最も重要な「インスペクター残党の掃討」を名目上の目的として作られた部隊だったが、その実態はスペースコロニーに対する毒ガス攻撃、月へのコロニー落とし、民間のコロニーに向けてコロニーレーザーを試射するなど、その暴虐な振る舞いは数えきれん、そしてその反地球連邦エゥーゴが作られて、地球連邦の内乱にまで発した。そして一枚岩かと思われたジオンもザビ家と言うかつてシャア総帥の親を殺害し、実権を握っていた一家の生き残りとの内乱で力をどんどん失っていった。
平和になった途端に誰もが、醜い争いを始めた。これは俺の信じる闘争とは全く違い歪んでしまった。これならばインスペクターの奴らに征服されていたほうがマシだったように思えるほど連邦内部は腐っていた。そこでヴィンデルはインスペクター事件の活躍により少佐までになっていた。そして誘われた地球連邦の腐敗を止めるべく生まれたシャドウミラーにな。
始めは真面目な部隊だった。そこで俺たちはエゥーゴと協力しティターンズを闘うことを決めた。それが、インスペクター事件の二年後だ。
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