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P3二次

作者:チップ
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「お前は、上手く生きてるようで生きていねえな」

 本来なら部屋で飲むはずだったが、厄介な坊主に見つかってしまった。
 ゆえにこうやって二階にある、半ば奴専用となっている席でグラスを傾けている。

「ほう……無達よ、その心は?」
「お前さんは大抵のことを人並み以上にこなせて、人の感情の機微にも聡い。ほれ、一見いいとこだらけだ」

 無達は――――まあ、何がしかの事情を抱えているのだろう。
 口から吐かれる言葉は時折、自戒めいたものがあったりする。
 さて、今回はどうなのか?

「実際のところこの街のアウトロー共の総元締め、本職の連中にも覚えがいい」
「総元締めって……意図してやってるわけじゃないんだがな」

 結果的にそうなって、そしてそうする方が便利だから続けているだけだ。

「意図がどうだろうと関係ねえよ。ちっと鼻が利く奴は、お前の不興を買うより手を結ぶ、傘下に入ることを考えるだろうよ」
「どうかな? 所詮は十七の糞餓鬼だ。そこまで大それたもんじゃないさ」
「歳が関係あるのはな、凡人だけよ。隔絶した人間にとっちゃ屁でもねえ障害だ。路傍の小石と何ら変わりゃしねえ」

 葉巻の煙が立ち上っては消えてゆく。
 肺に入れられないようなのが、そんなに美味いのかねえ。

「さて、そんな完全無欠に限りなく近い前途多望な若人。成功は約束されているように見えらぁね」
「買い被りだよ糞坊主」
「まあ聞けや。そんなお前だよ、だがな……どうにも難しく考え過ぎるきらいがあるようだ」
「あん?」
「何を悩んでんのか知らねえし聞く気もねえがよ。お前はそれに足を引っ張られ過ぎてんだよ」

 …………コイツ、伊達に歳は食ってないってわけか?
 ああ、自覚はしているさ。
 既知の打破に総てを投げ打っているせいで、色々損してるってな。
 だがそれは世間一般の価値観であり、俺の価値観ではない。
 大事なのは満足、自己満足出来りゃ十分なのだ。
 俺はそれを求めるがゆえに既知の打破を望む。

「更に性質の悪いことにお前はそれを自覚してる。その上で自分の価値観に沿っている現状を変える気がないとも」

 心を読む妖怪が居たな。
 ああ、そうそうサトリって妖怪だ。
 無達は妖怪も真っ青なほどに俺の内心を覗いて来る。
 生まれ持った徳と言うやつなのか、中々どうして――――真っ当な坊主じゃないか。

「同時に、世間一般の幸福が羨ましいと思わないでもない。恥じるこたねえ、人間ってのはそう言うもんだ」
「……爺の説教は長くていけねえや」

 否定はしないさ。
 もし、既知なんて呪に縛られてなければ――――まったく思わなかったわけでもない。
 そうなれば今の自分はどうしていただろう?
 幼馴染の風花と共に月学へ通って、ことによっちゃ恋人同士になってたかもしれない。
 そんな、日本中どこにでも溢れてる青春を送っていたのだろうか?

「何、簡単なこった――――意味を求めなきゃいい」
「はい?」

 思わず間抜けな声を漏らしてしまう。

「無為に生きて、んで無為に死んでいく。それが人間で、それで十分なんだよ。
命に意味なんざねえし、答えの出ない問いから目を逸らして楽な方に逃げても誰も怒りゃしない。
いいか? 命の答えなんてものがあるとして、もしも辿り着いちまったら――――そいつはもう人間じゃねえ」

 ああ、つまりはこう言うことか。

「妥協、か」
「そうさ。手前の逃げ道を塞いでんのは何時だって己。自分に折り合いつけりゃそれで終いだ」
「核心を突くなぁオイ」
「それが出来ねえからお前は上手く生きれないのさ」

 年寄りの戯言、酔っぱらいの妄言、そう切り捨てろと無達は締めくくった。

「真面目に坊主やってりゃ第二の仏陀も夢じゃねえかもよ?」
「ケッ、生憎とその席は56億年後に別の奴が予約入れてんのさ」

 末法の世に顕現すると言う弥勒菩薩だったか?
 坊主らしい物言いっちゃ物言いだが……やっぱりコイツは色々と型破りだ。

「そうかいそうかい。じゃ、俺は寝るから……またな」

 一階に降りて奥へと歩を進める。
 ここ最近、桐条関連の調査をしていたせいで寝不足なのだ。
 忌々しいことに流石は天下の大財閥、まるで尻尾を掴めず成果はゼロ。
 小学生でもまだまだ寝ない時間帯だが……不貞寝がてらこのまま寝てしまおう。

「失礼しゃーっす」

 ソファーに身体を横たえ、目を瞑る寸前で呑気な声が響く。

「……んだよ」
「いやぁ、一応耳に入れといた方がいいかなって思いましてね? ほら、裏瀬さん月学の子に俺んこと言ったんしょ?」
「? あー……そう言えば伝えたっけか」

 怪談だか何だかを調べるとか調べないとかで、だったらコイツを使えばいいと言った覚えがある。
 末端に指示を出すのはコイツに一任してあるから、怪談程度ならばちゃんと調べてくれるだろう。

「その関係で昨日が集めた情報の報告会らしかったんすわ。で、今日辺り……」
「辺り?」
「まあ、ポロニアンモールの溜まり場に行くとか言ってたんすわ」
「はぁ? んでそんなとこに?」

 怪談を調べていて、何だってあんなヤンキーの溜まり場に行くと言うのだ。

「で、どうします? 一応あの辺りに何人か配置してますけど」
「引き揚げさせろ。俺が直接行く」
「裏瀬さんが?」
「ああ、分かるだろ?」

 あそこらの連中の中には俺の名前を出しても通じない人間が居る。
 と言うより、効力が薄れているのだ。
 裏瀬って名前が何だって跳ねっ返りが居る以上、安全は保障出来ない。
 俺はそれでも別に構わないが、煩わしいのは御免だ。

「……直接シメに行く、と?」
「まあな。調子づいたのにちょっかいかけられたくないんでね」

 特に今はペルソナ、影時間、シャドウと言う問題に取りかかっている。
 それが最優先事項、アホみたいな連中に絡まれるのは面白くない。

「っす。じゃあ、裏瀬さんが着くまでは居るように行って、着いたら引き揚げさせますわ」
「おう。ついでにちょっと足頼むわ」

 コイツに連絡が来ていない以上、まだ公子らは居ないのだろう。
 だったら先に行ってチャッチャと終わらせるのも悪くない。

「っす。まだ飲んでない奴居るんで、そいつに送らせますわ」
「ああ」

 店の外では灰色の髪の若者がバイクに跨っていた。
 鍵穴を見るに――――十中八九は盗品だろう。

「ちわっす! 安全運転、ちょっぱやで目的地まで行くんでよろしくお願いします!」
「元気があって結構なこった。早く着くのはいいが、別に安全運転はしなくてもいいさ」

 荒っぽい運転で酔いを醒ましてくれ、そう言うと灰毛は照れたように笑う。

「んじゃ、ケツどうぞ。メットは……まあいいっすよね? サツが来れば撒きますし」
「ああ、しっかりやってくんな」

 そもそも交番がすぐ近くにあるのだが……ふと視線をやれば黒澤巡査は目を瞑った。
 つまりはそう言うことだ。
 アレもアレで後ろ暗い物品を捌いているのは以前から知っていた。
 もっとも、それが特別課外活動部向けだと知ったのは最近だが。

「優しいおまわりさんが見逃してくれるみたいだ。パトにでも見つからなきゃ、スムーズに行けるだろううよ」

 ケツに乗るとすぐに走り出す。
 駅までだからすぐに着くだろう。

「裏瀬さん、聞いていいっすか?」
「あん?」
「オレって半年くらい前から……裏瀬さんのグループっつーか、コミュニティ? みたいなんに入ったんすよ」

 名やルールがあるわけではない。
 彼らは俺の名を使って多少の利を得て、俺もまた彼らを使って情報を得ている。
 グループと呼べるものではないが、確かに繋がりはある。

「で、入った切っ掛けが裏瀬さんの喧嘩なんすよ。覚えてます? ヤクザの溜まり場に一人で殴りこんだの」
「あー……何かあったなそう言うの」

 ヤクザの下っ端が薬を捌いていて、エスカペイドの客にまで売ろうとした。
 店側としちゃ面白くないし、何よりそのヤクザは余所者だ。
 幅を利かされたら色々と不都合が出る、それがある程度頭の回る連中の総意だった。
 だから俺が動いたんだったか。

「十人、しかもヤクザっすよヤクザ! 数は集めてたけど、壁役だったんしょ?」
「ああ、サツの介入ほど鬱陶しいもんはないからな」
「いや、それも分かるっすけど……一人で乗り込んで全員叩き潰すって正気じゃないでしょ。拳銃とかだって所持してたらしいし」
「一人で来るはずがない、そこが思考の隙だよ。ついでに言うと、人間は本能的に血を忌避する」

 先制かまして派手に血を流させれば思考が乱れる。
 そうなったら後はカモだ。
 徹底的に容赦なく、持てる総てを動員して暴力を振るえばいい。

「……ぶっ倒せたとしても、バックがあるじゃないっすか」
「背後関係か? それこそ問題ない。奴らの手は雑すぎる。使い道のない馬鹿なんだよ馬鹿」

 ジャンキーにするのならば手順が居る。
 優しく丁寧に、ゆっくりとクスリを染みこませていくのが常道。
 そうやって綿密に道を引いてからお客さんになってもらうのだ。
 ゆえに甘っちょろい、すぐ廃人になってしまうようなクスリは使わない。

「出回ってたのは依存性が強い安物だ。そんなん売り捌くなんぞ小遣い稼ぎ以上のメリットはねえよ」

 そんな用途にしか使えない馬鹿の集まり、それが分かれば正面から叩き潰せる。

「あんな連中はいずれ足がつく。切り捨てるつもりでも、多少は面倒なことになる」
「……背後の連中にメリットがある行動だったと?」
「ああ。実際、あの後に事務所に呼び出されたがすんなりことが運んだよ」

 もっとも、面子と言うものがあるので、向こうも素直に俺の行動を容認しなかったが。

「頭が回って倫理観が多少おかしい奴を紹介してやった。勿論双方に同意はとってな」

 普通の社会に馴染めないはぐれ者と言うのは何時の時代にも居る。
 そんなののまとめ役もどきが俺だ。
 向こうとしてもそれなりに嬉しかったようで、子供の財布には大きすぎる額を貰った。

「じゃあ、全部下調べした上での行動だったと?」
「いや別に。クスリが雑だってことくらいしか調べてねえよ。後は推測」

 どんなクスリかを調べさせる以上はしていない。
 それ以上は必要ないと判断したのだ。

「じゃ、じゃあヤバかったかもしれないんじゃ……」
「そん時はそん時だ。本職と遊んでもらうのも楽しそうだろ」

 生死の綱渡りが好きな連中なんてそれなりに居る。
 それを使って動けば……勝てるかどうかはともかく、楽しいことになるだろう。
 実際、俺もそれを織り込み済みで遊んでたし。
 あの頃の俺はとりあえず既知ではないものを必死こいて求めていたからな。

「で、聞きたいことってこれか?」
「あー……そっすね。何でそんなにぶっ飛んでんのかなって聞こうと思ったんすけど、理解出来そうにねえや」
「そうかい」
「でも、裏瀬さんが頭でよかったって思うっすよ。あ、そういやヤクザから勧誘が来たってマジすか?」
「ああ。プロ野球選手ほどじゃないが、契約金も持参で来てくれたよ。断ったがね」

 自由に動くことを好む俺は歯車としては不適格だ。
 あちらさんも話をして理解したようで、それからは健全なお付き合いをしている。
 アナコンダもあちらさんの伝手で手に入れたものだ。

「送ってくれた礼だ。紹介してやろうか? 何なら華僑とかでもいいぜ。ああ、ロシアとかそっちでもいいがな」
「き、気持ちだけ貰っとくっす!」
「そうかい。じゃあ、送ってくれてありがとな」

 そうこうしてるうちに駅前だ。

「いえ、オレここで待ってましょうか?」
「んー……いいや。帰りは徒歩で帰る。ああ、ついでに聞くが火持ってねえ?」
「100円ライターでよければ……」
「んじゃ貰ってくわ」

 シャツとズボンと言うラフな格好の弊害だ。
 …………煙草は胸ポケットに入れたのに、火を入れ忘れた。
 ズボンは携帯と財布、コートか何かにライター入れてたんだが……もう季節じゃないしな。

「ちょっとオマエらさ、遊ぶとこ間違えてんじゃねえの?」

 裏路地に入ると公子らが柄の悪そうな連中に絡まれていた。
 これは……岳羽だけじゃなかったのか?

「写メとか撮っちゃう? パパとか気ぃ失うよーなセクスィーポーズなやつ!」

 岳羽が突っかかって行ったせいで女が調子づいた。

「え、えーっとうちら一応裏瀬さんの知り合いでしてね?」

 伊織が俺の名前を出したことで一瞬場が静まり返るが、すぐに笑い声に変わる。

「裏瀬? あんな奴怖かねーし! 最近日和ってるらしいぜアイツ」
「つーかマジあり得ねえ。え、何? その名前出したらどうにかなると思った――ワケ!?」
「あ……!?」

 伊織の腹にボディーブローが叩き込まれる。
 ああ、そろそろ出てくべきか。

「――――へえ、誰が日和ってんの?」
「へ?」

 咥えていた煙草をそのまま伊織を殴った男の喉に押し付ける。

「いあ゛ぁああああああああああああああああ!!」
「う、裏瀬くん!?」

 公子の声で俺が誰かをようやく連中は認識したようだ。

「ねえ、誰が日和ってんの? 教えてよ。なあ?」

 首を抑えて蹲った男の顔面を蹴り上げる。
 感触からして鼻の骨が折れたのだろう。

「う、嘘……え、アイツ裏瀬なの?」
「か、囲――――」

 指示を出そうとした男の喉に貫手を一発。
 割と力を入れてやったから、声帯を傷付けたようだ。

「ねえ、誰? 誰なの?」
「ヒィッ……! ち、違! あ、アタ――――キャアアアアアアアアア!!」

 岳羽に写メがどうとか言っていた女の髪を引っ掴んで壁に叩きつける。
 そこそこ悪くない顔だが――――ご愁傷様。
 分かり易く痛い暴力はされてる方も見ている方にもダメージがある。
 精神的な意味で、ようは心を折るための行動だ。

「…………!」

 ふと背後を見れば公子らは唖然とこの光景を見守っている。
 止められる前にさっさと片付けるべきだろう。

「あのさぁ、会話の仕方分かる?」

 手近に居た男の股間を蹴り上げる――――完全に潰れた。
 馬鹿は痛くなければ覚えられないのだ。

「逃げるなぁ!! 逃げ出した奴は男も女も関係なく居場所割って追い込むぜ?」

 俺の横を走り去ろうとした男がその声に足を止める。
 そのまま裏拳で沈黙させる。
 倒れ伏す男には目もくれずに手近に居た連中から片っ端に片付けていく。
 ものの五分足らずで十数人の男女が裏路地に倒れ伏すこととなった。

「おいそこの、立て」
「ご、ごめんなさ――――お、俺別に……う、裏瀬さんを馬鹿にしたわけじゃ……」

 鼻を潰されて喉に根性焼きをかまされたと言うのに中々タフらしい。

「ねえ、俺お前に言い訳してって言った? 息していいって言った?」
「…………!」
「とりあえず四つん這いになれ。馬みたいな体勢でさ。ほら、早く! したら息は許すから」

 青い顔で男が四つん這いになり、その背にケツを乗せて座る。
 軽く呻き声が聞こえたが――――まあ、許容範囲だ。

「で、何キミら? そこのキャップくんと女の子ら、俺のツレなんだわ」
「ち、違うんです! あ、アタシら裏瀬さんの名前騙ってる奴が居ると思って……」
「俺そんなこと頼んだ? しかも結果出てないじゃん。間違いじゃん。ねえ?」

 言い訳をした女がこの世の終わりのような顔をする。
 愉快なこと極まりない。

「まあでもキミらが言うには俺って日和ってるらしいからさ。ムーンライトブリッジから紐無しバンジーは止めとくわ」

 投身自殺しろと言っているようなもので、そんな悪趣味は俺にはない。

「ああそうだ、知り合いのロシア系のマフィアがさ。日本の若い女の子好きらしいんだわ。で、誰かくれって言うのよ」

 数人の女がガタガタと震え出す。
 怖がるくらいなら粋がるなと言う話だ。

「面白いクスリとか使ってヤるらしいぜ? ヤってる最中はもう天国も真っ青。終わってからは廃人だがね」

 そんな奴らに輪姦されてみるか? 目で問うと女達は泣き出した。
 遊ぶとこ間違えてるのはコイツらだ。

「それと……チャイニーズ系の方だったかな? 若い男の子が好きなの多いんだよ。
襤褸屑に犯しながら殺すジャバザハットみてえな奴が居てな。活きのいい男の子欲しいんだって」

 俺も一度攫われかけて、そいつとはキッチリお話をした。
 その結果、この世から退去してもらったが……まあ、正直に言う必要はない。

「あ、あの裏瀬くん? な、何もそこまでしなくても……」
「公子ちゃん優しいねえ。こんなマナーのなってない餓鬼共庇っちゃうなんて」
「だ、だってジュンペーが殴られただけで……それももうお返しは終わったでしょ?」
「そ、そうッスよ! 別にオレっち気にしてないんで!」

 公子は純粋な憐れみから、伊織は恐怖からの制止だろう。
 俺は悩むフリをして全員を見渡す。

「…………よし、椅子になってるコイツ以外はちょっと立てよ」

 俺の言葉にホっとしたような顔になるが、終わったなど俺は一言も言ってはいない。

「全員スクワットしろ。俺がいいって言うまでな。ん? どうした? やらないの?」

 近場にあった酒瓶を踏み砕いて急かす。
 すると、面白い具合に全員がスクワットを始める。

「本気でやれよー。手ぇ抜いたらマジで白けるからさ」

 泣きそうな――と言うか何人かはもう既に泣いている。
 涙を流しながら勢いを強め始めたのだが……正直面白い。
 まあ、何にしろこれで俺が煩わされることはなくなるだろう。

「さて――――公子ちゃんらはどーしてこんなところに居るのかな?」

 これでようやく本題に入れる。 
 

 
後書き
クスリ云々に関しちゃ妄想です。
実際のとこどうなのか知らないので、テキトーに読み流してください。 
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