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ヘタリア大帝国

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TURN91 アステカの女神その三

「中々よさげだホ」
「しかも他にもあるホ?」
「山みたいにだホ!?」
「一月でゲームだと千作は普通に出てね」
 イタリアは今度は数の話をした。
「漫画も。同人誌なんかそれこそいちいと数えられない位よ」
「な、そんなにだホ!?」
「多いんだホ!?」
「そうなんだ、若しも太平洋経済圏に入ればね」
 中南米も太平洋に接しているので入る資格がある。インド洋にいるインドやセーシェルまで参加している程だ。
「こうしたのが貿易でどんどん手に入るよ」
「どんどんだホ!?」
「そう、どんどんね」
 イタリアは驚くハニーに言う。
「好きなだけ手に入るよ」
「す、好きなだけホ!?」
「そんなにだホ!?」
「それは凄いホ!」
「最高だホ!」
 ハニーだけでなく他のハニワ達も声をあげる。ここでさらにだった。
 ムッチリーニが右目をウィンクさせて一枚の写真をそっと差し出した。そこにはメイド姿の彼女とレーティア、それに帝がいる。
 レーティアは強ばった顔でムッチリーニに抱き締められ帝は正面に手を前にして立ってにこにことしている。その写真を見てハニワ達は一斉に割れた。
「ホーーーーー!」
「ホーーーーー!」
「おい、大丈夫かよ」
「大丈夫だホ」
 どのハニワも瞬時に戻った、ハニーが応じる。
「この破壊的な萌えもだホ!?」
「太平洋には山みたいにあるからな」
「こ、これは凄いホ」
「メイドだけじゃないからな」
 ロマーノはハニー達にさらに言う。
「巫女にセーラー服、ブルマにスクール水着もあるからな」
「ううむ、何でもあるホ」
「ならどうするんだ?」
 ロマーノはあらためてハニー達に問うた。
「講和か?それとも戦うか?」
「講和したらメイド喫茶も出来るわよ」
「メイド喫茶!?」
 ハニーはムッチリーニの言葉にも声をあげる。
「それもだホ!?」
「そう、アステカ帝国にも進出してね」
「あの伝説の萌えも」
「どうかしら、それで」
 ムッチリーニはにこにことしてハニー達に問うた。
「講和して太平洋経済圏に入ってくれるかしら」
「こ、ここまでならホ」
 ハニーはまた割れそうになれながら言った。
「喜んでホ」
「じゃあそれでいいね」
 こうしてハニー達はあっさりと講和に応じそのうえで太平洋経済圏に参加することになった。こうしてアステカ帝国との戦いは完全に終わった。
 メキシコとキューバの独立も正式に認められ南米諸国はアステカに残った、アステカは南米だけでも大国だった。
 だが、その国家としての性格はというと。
「あの、あまりにも」
「変だよね」
 フェムにインドネシアが言う。
「どう見てもね」
「私もこの前萌えって言われました」
「アオザイが?」
「はい、祖国さんと一緒に」
 アオザイも彼等にとってはそうなのだ。
「それで集まってきて」
「ううん。手当たり次第ね」
「他にも白いスクール水着も」
 フェム愛用の水着である。 
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