| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

限りなく○○○に近いサイト

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
次ページ > 目次
 

リアル社会とのギャップ

 今思うと、サイトというネット社会に依存して生きて来た○○○ノベルス運営のような方は、そのネット社会(○chなど)から批判されることを何よりも怖れ、シンなどより余程追い詰められ、何倍も怯えて過ごしておられたのではないかと思う。
 それこそ、逐一、掲示板やシンのブログなどを確認し、それからでないと対応が出来ないほどに。
 リアルよりも、こちらに重きを置いて過ごして来られたのだろうから。
 だが、それでは、何度も言って来たように、後手後手の対応になってしまう。
 リアルな社会では、掲示板に書き込まれるのを待つこともなく、ミスをしたら相手の反応が見えるため、すぐに謝ることが出来る。
 誰かの足を踏んでしまったら、すぐに「すみません」という言葉が出て来るのと同じことである。
 だが、このネットという独特の世界では、相手が声を上げない限り、その反応は解らない。
 だから、その反応を待ってから対応をしていては、今回のようにお粗末な対応になってしまう。
 ネットであろうと、現実社会と同じように、悪いと思ったら、すぐにそれを態度で示す――それが肝心である。
 相手の反応を待ってはいけない。
 誠意がない、と取られても仕方のない対応である。

 シンはこれまで、色々な対応の仕方を示して来たと思う。
 だが、それはシンが生活しているリアルの世界での対応であり、ネット社会では通用しないものなのか、とも思う。
 ここでは、発言できるものが有利に立てるのだ。
 発言の場を持ち、敵をそこから排除できるものが。
 自分のサイトを持つ者のように。

 ○○○ノベルスで発言できずに終わったシンが思うのは、そういうことである。
 ここはリアルの世界では、ない。
 そこのサイトに相手がいると解っていても声は届かず、返事も返らない別世界である……。

 
次ページ > 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧