FAIRYTAIL ~“神殺し”を喰らう者~
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第六章
前書き
久しぶりの更新です
ちょっと書き方を変えてみました
「ギルドが歩いてきた!!!」
「てか⋯アレ!!!」
「魔導集束砲だ!!!」
「ギルドを吹っ飛ばすつもりか!!!」
「全員ふせろォオォ!!!!!」
妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士達が叫ぶ
「消せ」
「はっ」
ジョゼの一言により魔導集束砲“ジュピター”は魔力を最大まで集束した
「エルザ!!!」
「どうする気だ!!!」
直後、エルザの体を魔力の光が包み込んだ
「換装!!?」
「オ⋯⋯オイ!!!」
「ギルドはやらせん!!!!!」
そう叫んだエルザの体は金色の鎧に包まれていた
「金剛の鎧!!!」
「まさか受け止めるつもりじゃ⋯⋯⋯」
「いくら超防御力を誇るその鎧でも⋯⋯」
「よせ!!!エルザ!!!死んじまうぞ!!!」
「ふせろォオ!!!!!」
「エルザ!!!!」
「ナツ!!!ここはエルザを信じるしかねぇんだ!!!」
ナツがエルザのもとへ行こうとするのをグレイが止める
直後
ドゴオォオッ
⋯魔導集束砲“ジュピター”は放たれた
「⋯たくっ、少しは落ち着けよ、エルザ」
「なっ!!?」
いつの間にかエルザの前にレントが立っていた
「レント!!?何をしている!!!どくんだ!!!!」
「イヤだね。今、お前に倒れられたら後々困るんだよ、ここは俺に任せとけ」
「しかし!!!」
「いいから下がれ、俺がやる」
レントはそう言うと左手を前に突き出した
「来いよ!!!ジュピター!!!」
レントが叫んだ直後、放たれた魔導砲がレントに直撃した⋯⋯⋯
「!!?」
⋯⋯はずだった
ゴォォオ
魔導砲はレントに直撃することはなくレントの左手に受け止められていた
「喰らい尽くせ!!!」
レントがそう言うと魔導砲がレントの左手に吸収されていった
⋯⋯まるで魔導砲を喰らうかの如く
そして⋯⋯
「⋯ファントム、自分で放った魔導砲⋯くらいやがれ!!!!!」
そう叫んだレントが突き出した右手から魔導砲が放たれた
ドゴォォ
それは幽鬼の支配者(ファントムロード)のギルドに直撃した
「レント!!!」
そう言ってエルザが駆け寄ってきた
「⋯よお、エルザ」
「よお、ではない!!!大丈夫なのかお前は!!!!!」
エルザの問いにレントは肩を回しながら答えた
「ん?問題ねぇよ強いて言うなら⋯⋯」
「何だ!!!」
レントは溜め息を吐いてから言った
「⋯もう少し強いの撃ってほしかったかな」
「⋯は?いや、じゃなくて⋯⋯というか今何をした!!?」
レントは少し間を開けてから口を開いた
「⋯何って、魔導砲撃ち返しただけだが?」
当然だろ?という顔でレントはエルザの問いに答えた
その時
「⋯このクソガキがァ、さらに特大のジュピターをくらわせてやる!!!!それが嫌なら今すぐルーシィ・ハートフィリアを渡せ!!!」
「バカじゃねぇの?渡すわけねぇだろ」
「⋯なら、装填までの十五分恐怖の中であがけ!!!!!」
その言葉と共に大量の兵士が出てきた
「地獄を見ろ妖精の尻尾、貴様等に残された選択肢は二つだけだ
わが兵に殺されるか、ジュピターで死ぬかだ」
その言葉を聞き、有り得ないと声を上げる者がいた
「ありえねぇ⋯仲間ごとジュピターで殺す気なのか」
「お⋯⋯脅しさ⋯⋯撃つハズねぇ⋯⋯⋯」
「いや⋯⋯撃つよ」
そう言ったのはカナだった
「あれはジョゼの魔法“幽兵(シェイド)”⋯⋯人間じゃないのさ、ジョゼの造り出した幽鬼の兵士」
「何!!?」
「幽兵⋯⋯おばけ!?」
「ジュピターを何とかするんだ」
レントが会話に入ってきた
「アレを破壊しないとちょっとヤバいぞ」
「どうしてだい?アンタならさっきみたく止められるんだろ?」
カナの問いにレントは苦笑しながら答えた
「⋯ああ、全部俺が止める⋯⋯けどな、あれやるの滅茶苦茶疲れんだよ」
レントはそう言うとナツの方を向いた
「だからナツ、頼めるか?」
「分かった、オレがぶっ壊してくる!!!十五分だろ?やってやる」
ナツの返答にレントは満足したように笑い⋯⋯フードを被っていてよく見えないが⋯⋯ナツに言った
「頼んだぞ、ナツ」
ナツは頷きハッピーとジュピターへ向かった
「エルフマン、グレイ、お前達も行ってくれないか?俺も後で行く」
レントは近くにいたエルフマンとグレイに言った
「了解!!!行くぞエルフマン!!!」
「おっしゃーっ!!!」
グレイ達もジュピターのもとへ向かった
「こっちは私とロキで守りをかためる!!!いいね!!!」
「ああ、頼んだぞ、俺もしばらくしたら数体薙ぎ払っていくから」
そんな会話をしている後ろ
「ルーシィ!!!こっちに来て、隠れ家があるの!!!戦いが終わるまでそこにいましょ!!!」
ルーシィはミラに引っ張られていた
「みんなと戦わなきゃ!!!あたしのせいでこんな事になってるんだ!!!」
「違うわよルーシィ、誰もそんな事思ってないの、やられた仲間の為、ギルドの為、そしてあなたを守る為⋯⋯この戦いにはみんな誇りを持ってるのよ、だからいうことを聞いてね」
ミラはそう言うとルーシィを眠らせリーダスに預け、変身魔法でルーシィに姿を変えた
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