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魔法少女リリカルなのは~転生してうちは一族になりました~

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プロローグ「ふざけた女神」

 
前書き
転生ものが書きたくてかいたでけの、駄文作品です。

気が向いたら更新していきます。 

 
突然ではあるが、あえて言わせてもらおう。

俺はこの世界の人間じゃない。
ちなみに頭は正常に稼働中だ。
今すぐ精神科医に診てもらえといわれても、頭どころか体はいたって健康体だ。
どこにも異常は……いや、あったな。

とりあず、だ。
異常の点は置いといて、俺は自分が立っている状況を簡単に説明しよう。



もう一度言おう。俺はこの世界の人間じゃない。

所謂、ネット上のSSでよくある転生をしたのだ俺は。

転生前の記憶はほとんどないが、転生するときの記憶と一部の事に関する知識ははっきりある。



思い返せばアレは強烈だった……


『ゴメン~ゴメン~!メンゴメーン♪私、ミスって君を殺しちゃった♪』

『………』


白いワンピースを着た美女が、人の神経を逆撫でするようなセリフを笑顔でそんなこと告げた。


汚物が浮いている便器に顔面を沈めてやり たい。


後に女神と名乗る女を見て、殺しちゃったというキーワードより女の態度を見て、殺人衝動が俺の体を駆け巡ったがなんとかこらえた。

この女、もとい女神は文字通り神話やらで出てくる人を超えた存在のようで、どうやら俺は女神が本来寿命を迎えて死ぬはずだった人間と間違えて、俺は知らないうちに天国への片道切符を渡されて強制的に連れてこられたようだ。

迷惑この上ない。

そして肝心な俺の死因についてだが、簡単に言えば心臓麻痺だ。
勘違いしていた女神は手っ取り早い方法はこれが一番だと思ったのだろう。
というかこの女神、デス○ート読んだことあるだろ?

その職務怠慢な女神はお詫びに俺をある世界に転生させるといった。
なのはだかアロマだかなんだか知らない が、俺はこの時無性に相変わらずの女神の口調でイライラがつのり気が狂いそうだった。

とにかく前に飛び出そうとしている自らの拳を必死に押さえる。


『転生する際に幾つか好きな漫画とかアニメで出る能力とか付けれるけどどするのかなん~♪』

『いらん』


魔法だとか超能力だの俺は全く興味がない。
ただ平凡に生きて、自由気ままに過ごした。
たぶん前世の俺はそんな人生を望んでいたのだろう。

『変わった人ですね~……けどこれじゃ私の好意が無下にされたような気がするんで、自由にいろんなものつけちゃいますよ~』

『ちょっと待て』


俺に指を指して何かを始めようとする女神を止めようとするが、既に遅かった。

直後、全身に違和感。


『……ちょっと待て』


女神が気をきかせて、鏡を俺に手渡し、自分の目を見る。


『なんだ…これ?』

『わかりません~?面はないですけどNARUTOで出てくる偽マダラ決戦着ですよん~』

それくらいはわかる。
NARUTOはよく見ていたし、この衣装が忍界大戦時のうちはオビトのものだとわかった。
前世の自分の記憶はなくとも、一部の記憶は頭に何故か入っている。


そしてあとこの格好はなんだ?

……

おい、この格好はたしか……

『は~い♪NARUTOで出てくるうちはマダラの容姿です~♪しかも写輪眼つきですよー』

斬った。
女神の発言に我慢できずに、女神の胸元を取り出したクナイで斬り捨てた。胸にできた切り口から蜃気楼のように霧散していく女神。

もはや顔も思い出すことのできない、両親からもらった体を勝手に変えた女神が許せなかった。

『もう~!いきなりなにするんですか?プンプン!神の私じゃなければ死んでますよ~!』


いつのまにか背後に立っていた女神は何事もなかったかのように、吐き気のするようなセリフを相変わらず話す。
神を殺せるとは思ってはいなかった。

ただこのふざけた女を一発ブン殴ってやりたかったのだ。
拳を使わないでクナイで斬り掛かったことにツッコまないでほしい。

『……頼むから普通の容姿にもどしてくれないか?どう考えてもこの眼は気味が悪い---』

『あっ!時間が来ちゃいました!』

『は?』

『それでば転生ライフを楽しんでくださいー♪バッハハーイ♪』

『ちょっと待て!!オマエは回避不能の死の呪文か!?それとも直撃コースの台風か何かか!?なっ!?』

叫んでいる間もなく全身から浮遊感を覚え、足元を見て驚愕する。

物凄い引力が出ている穴が足元に現れ、俺を引きずりこもうとする。


『ちょっと待てェェェェェェェェェェェ!!!』


吸い込まれながら、ちょっと待てというセリフが俺の口癖なんだなと思いながら俺の意識はブラックアウトしていった。

こうしてこのふざけた女神との出会いから、俺の第二人生が始まった。


 
 

 
後書き
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