Fatekaleid liner プリズマ☆イリヤ~復元する世界を持ちし者~(仮)
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第二話(ライダー戦)
前書き
少し遅れてしまって申し訳ございません。
スパンッ
「たたかれた・・・」
「授業中に堂々と居眠りをしないように!」
多分昨日の話の所為だろうなー。学校来るときも眠そうだったし、それにあんな事(魔法少女になって、カードを集める奴隷(サーヴァント))になるなんて思わないから。でも、(魔法少女になる事が)嬉しそうだから、不満ばかりという訳でもないみたいだな。
キーンコーンカーンコーン・・・
「やようやく終わったー」
《そうですねーやっとですか。かばんの中は窮屈でしたよ。》
そういやルビーよくかばんの中で我慢してたな。
「おまたせルビー。早速家に帰って、魔法の練習しよう!」
《おっ。やる気ですね》
「昨日はあんなに乗り気じゃなかったのにどうしたの。」
「いやーせっかくだからこの際楽しんじゃおうかなって。」
「前向きに行かなきゃ駄目だよね。それに楽しもうかなって。」
イリヤがこんなに前向きになってビックリした。それにやっぱ楽しみなんだ。
ヒラ ヒラ ポト
「「ん?」」
「「手紙?」」
《おっと、これはもしやアレじゃないですか。今時この様なピュアな事する子もいるんですねー!早く、早く中身を!》
そうだね。今時手紙なんて珍しいね。
「お、落ち着いて、ここは冷静にならなくちゃ、冷静に・・・冷静に・・・」
「それで、なんて書いてあるの。」
「えーと・・・」
ペラッ
『今夜0時、高等部の校庭に来るべし、来なかったら・・帰ります。』
何も見なかったことにしようか?
《・・・帰りましょうか》
「そうだね。」
「何事も前向きだよ。」
「そうだね。」
あの人は何を思ってこんな手紙を出したんだろう。てかこれを渡すために学校に入ってきたのかな。家にイリヤか僕宛に手紙を出せばいいのに。
<夜の高等部の校庭>
「お、ちゃんと来たみたいね」
「そりゃあんな脅迫状を出されたら・・・」
「ん?なに?」
「いえなんでも・・・」
えー気付いてないの?無自覚?
「ってか、何でもう転身してるのよ?」
「さっきまで練習してたんですよ。」
《付け焼刃でもしないよりましかと思いまして、とりあえず基本的な魔力弾の射出ぐらいは出来るようになりましたよ。あとはまぁ・・・タイミングとか、ハートとかユーリさんのサポートでどうにかするしか。》
頼られるからには精一杯やろうと思うよ。
「なんともまぁ頼もしい言葉ね・・・。練習って、ユーリも一緒にしたの?」
「最初は、イリヤの練習の見学のつもりだったんですが、僕の能力の事を考えてちょっと。」
「結局どうなったのよ。」
「僕はサポートなんでいらないと思いますが、攻撃系や移動系の技を少し。」
「まぁあったほうがいいっちゃいいわね。正直かなり不安だけど、あんた達に頼るしかないわ。準備はいい。」
「う・・うん」
「はい」
そういえばなんでここに集まったんだろう?どこかに移動でもするのかな?
「カードの位置はすでに確認してるわ。校庭のほぼ中央・・・そこからゆがみが観測されている。」
何処にも移動しないみたいだ。でも、校庭の中央ってなにもないよ?
「中心って・・・何にもないんだけど?」
イリヤも同じ事を思ってたみたいだ。
「ここにはないわ。カードがあるのはこっちの世界じゃない。ルビー」
《はいはーい》
こっちの世界じゃないって、どういうこと?
《それじゃいきますよー》
「わっ!?」
「きゃっ!?」
《半径2メートルで反射路形成!鏡界回路一部反転します!》
「えっ・・・な・・・なにをするの?」
「なっ、何がどうなっているんですか。」
いきなり地面が輝き始めて、何がどうなってんの?
「カードがある世界に飛ぶのよ」
カードのある世界?校庭の中央にあるんじゃ?
「そうね、無限に連なる合わせ鏡。この世界をその像のひとつとした場合・・・・それは鏡面そのものの世界。」
「鏡面界。そう呼ばれるこの世界にカードはあるの。」
「なに・・・このそら・・・?」
イリヤも僕と同じ事を思ってる。この世界は見た目だけならさっき僕達が居た場所と同じだ。だけど、根本的に何かが違う。
「詳しく説明している暇はないわ。カードは校庭の中央!」
オオォォォォォォ
「構えて!」
ズ・・ズズ・・
「「な、なんか出てきたっ」」
貞子、あの登場の仕方は貞子だよ。テレビから出て来ないだけで。
「報告通りね、実体化した!くるわよ!」
ズドン
「わわっ!?」
「なっ!」
速い。それにいきなり攻撃してきた。
「Anfang―――爆炎弾三連!!」
おおー。なんか初めて凛さんが魔術師らしい事した気がする。
「無傷・・・。やっぱり魔術は聞かないか。高い宝石だったのに!」
あんな爆発を受けて無傷?どういうことだ。凛さんは何か知ってるみたいだけど。
「じゃ後は任せた!私達は建物の陰に隠れているから。ユーリ行くわよ」
「ええっ。投げっぱなし!?」
イリヤの言い分も分かるけど、凛さん、首を持って引きずるのは止めて、息が止まるから。
「それで、何でさっき凛さんの攻撃が通じなかったんですか?」
あんなすごい攻撃だったのに。
「相手はなぜか分からないけど魔術での攻撃が通らないのよ。で、純粋な魔力での攻撃は通るから、それが出来るルビーが貸し与えられたのよ。」
へー、そうなんだ。攻撃が通じるのは純粋な魔力だけか。あれはちゃんと通じるかな?
「それにしても逃げ足だけは最強ね、アイツ。」
多分、危機的状況による本能とか魔力による身体能力強化とかで色々吹っ切れたんだろう。
「あーもー、どーにでもなれーッ!!」
「効いてるわよ。やっぱちゃんと通じたわ。」
本当だ、本当に通じてる。けどイリヤの攻撃怖っ
「間髪入れずに速攻-。」
声かけてる場所が遠いよ、凛さん。
「うわっすばしっこい。全然当たらない。」
《砲撃タイプではなく散弾にイメージを変えてみればどうですか》
「分かった。せーの、特大の――散弾!!」
ドドドドドォォォン
「や・・・やれた?」
《いいえ。おそらく今のでは・・・》
確かにあれはかわせないだろうけど威力が下がるんじゃ?
「バカ。範囲広げすぎよ。あれじゃ一発あたりの威力が落ちる。反撃に気をつけ・・・」
ゴオン
「「え・・・?」」
「(アレは・・・)」
「〝宝具〟を使気よ。逃げて!!」
宝具・・・?それが僕には何なのか分からないけど、相手からする変な感じと凛さんの様子から見て、とてつもなく危険ないという事は分かる。
「早くこっちに来て。ダメ元で防壁張るわ。それと、ユーリは復元する世界(ダ・カーポ)で何時でも私達を呼べるようにしといて。」
「えっ、凛さん?・・・行ってしまった。」
たしかに能力的には此処で残っていた方が良いかもしれないけど、相手の宝具の能力が分からない以上僕は役に立たないかもしれない。相手がもし、接近戦用の宝具なら攻撃が当たる瞬間にイリヤ達を呼ぶ事が出来るけど、あの体勢と目の前に展開している魔方陣から多分遠距離用の宝具。宝具が発動する前に呼んでも、照準を直されたら終わり、宝具が発動した瞬間や当たる直前に呼んでも追尾機能があったら終わり。これは予想だから、照準を直したり追尾して来ないかもしれないけど発動させないに越した事はない。だったら
「止めに行くか。」
「っ!ユーリ何してるの、止まって戻りなさい。」
ごめんなさい凛さん。敵を倒すには今しかないんです。
「フッ」
ドンッ
「消えた!」
《もしやユーリさんが言っていた移動系の技って・・・
正解。これが僕が考えた移動系の技『瞬間魔力換装(フリューゲル・ブリッツ)』 一秒に満たない瞬間に限定し、自らの魔力を消費する事によって全ての身体能力を上昇させる特殊能力で速度は光速を超えるまで加速可能。 これで相手に近づく。
「騎英の手づnっ!!」
ギリギリだけど宝具が発動する前に間に合ったみたいだ。此処から後は簡単な事だ、止めを指すだけで良い。
「神討つ拳狼の蒼槍」
僕がやったのは簡単な事、魔力を篭めた右腕で殴る。単純そうに聞こえるけど、この攻撃は篭める魔力の量が多ければ多いほど威力を増す。僕は持っている大量の魔力を惜しみなく篭めたので威力の方は自信がある。なので多分これで倒せてているはず・・・・
「ユーリ。まだ相手は倒れてないよー!」
あの攻撃をくらってまだ動けるのか、だったら急いで追撃をしなければ。
「クラスカード『ランサー』限定展開。刺し穿つ死棘の槍」
「『ランサー』接続解除。対象撃破クラスカード『ライダー』回収完了」
「オーッホッホッホッホ!!無様ですわね遠坂凛。まずは一枚カードはいただきましたわ!」
えーっと、追撃をかけようとしたらいきなりイリヤと似たような格好をした子が敵に止めを刺したり、高笑いをして出てきた女性。・・・・誰?
後書き
やっぱりおかしい気がするけどこれが俺の限界。
感想や此処をこうした方がいいという指摘なども募集しております。
速く上手に書けるようになりたーい
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