FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第120話 竜の遺跡
前書き
駄作者07で~す♪
今回は竜狩り(ドラゴンハンター)の本部がある街、ドラゴスターに着いた最強チーム。なんとその街は・・・!?
ユモ目線で書いていきます。
それでは、第120話・・・スタート♪
私たちはリュウさんに教えてもらったドラゴスターの街へ列車で向かっている途中。いつもマヤの隣に座っているはずのナツがいないため、列車の中では今は誰も酔っていない。いつもと違うせいか、私は居心地が悪くて仕方が無い。列車に乗っている間は、エルザとショールとリョウがドラゴスターの街について話してくれた。
ショ「ドラゴスターの街は、マグノリアから一番遠く離れた街だ。」
エ「魔法より農業が盛んな街だったが、竜狩り(ドラゴンハンター)の本部が建てられたため、街の人々は街からみんな出て行ったんだ。今のドラゴスターの街には竜狩りの本部と竜狩りの奴等しかいない。」
マ「街の人たちから住む場所を奪うなんて・・・最低だよっ!!」
ハッピーを膝にのせ、頭にフレイをのせたマヤが怒る。
ト「でも、何で竜狩りの人たちは、ドラゴスターの街に本部を建てたんでしょうか?」
トーヤの言うとおり、普通は人目につかない場所に建てるよね。
リョ「そりゃたぶん、ドラゴスターが『竜の遺跡』って呼ばれてるからだと思うぜ。」
ル「竜の遺跡?」
エルザとショールとリョウ以外の頭に?が浮かぶ。
ショ「古くからの伝説で、ドラゴスターの街には昔、竜(ドラゴン)が暮らしていたってゆう伝説があるらしい。」
グ「竜が住んでいたぁ!?」
フ「街にかっ!?」
まるでお話みたいな伝説だね。
エ「竜たちは、共に助け合いながら暮らしていたらしい。だが、いつしかその街から竜はみな姿を消し、今では人が住む事が出来る街になったらしい。」
リョ「だが、その街には今でも竜の力がどこかに封印されているってゆう伝説が長年言い伝えられているらしいぜ。本当かどうかは、誰も知らねぇみてぇだけどな。『竜の遺跡』って、街の人たちはそう呼んでいるらしいぜ。」
シャ「その竜の力を見つけるために、竜狩りのやつらはドラゴスターの街の人たちを追い出して本部を建てたついでに・・・」
ユ「第1世代の滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)を攫ったってわけね。」
随分と奥が深い話。本当に竜の力がドラゴスターの街に封印されているのかな?すると、
ハ「見えてきたよ。ドラゴスターの街だっ!!」
窓を覗いていたハッピーの声に反応して、全員窓の外を見る。すると・・・
ト「えっ!?」
ル「な、何あれ・・・!?」
グ「お、おいおい、本当に街なのか・・・?」
****************************************************************************************
駅に到着して、私たちは列車から降りてドラゴスターの街を見渡す。ドラゴスターの街には、至る所に巨大な白い塊のようなものが転がっていた。
ショ「も、もしかして、これ・・・」
エ「竜の骨、か・・・?」
恐る恐る街の中へ入り、巨大な白い塊に近づいて見上げる。間違いなく、骨だ。
リョ「歯の形や爪の形からして、本物の竜の骨に間違いねぇな。しかも、かなり昔のものだぜ。」
リョウはどこかの化石発掘者のように語る。自分の背丈より遥かに大きい。まるで摩天楼みたい。
シャ「こんなものが街の至る所に落ちているなんて、ここに住んでいた人たちは何とも思わなかったのかしら?」
シャルルの言ってる事が正論だと思う。ふと街を見渡すと、かなり目立つ建物があった。
ユ「もしかして、あれが竜狩りの本部?」
フ「もしかしてじゃなく、絶対そうだな。」
街の中心に建っている灰色の壁の建物。外見はかなり小さい。
ショ「たぶん、地下とかにたくさん部屋があるんだろうな。」
マ「あそこに、ナツやウェンディやガジルが・・・」
その時、ドガガガァァァァァン!!と凄まじい勢いで建物の木の扉が壊れた。中から炎が飛び出してくる。って、
ハ「もしかして・・・!!」
中からやって来たのは口から炎を噴出したまま猛ダッシュしてるナツと、その後ろを必死に追いかけるガジルと、ガジルに腕を引っ張られているウェンディが出て来た。
マ&ハ&フ「ナツゥ~~~!!!」
グ&ユ「ガジル!!!」
シャ「ウェンディ~~~!!」
ト「ウェンディさ~~~ん!!」
3人は私たちに気づくと急停止した。
ナ「お前等かっ!!ここどこだ?つーか何だこのバカデカイ白いのはっ!?」
ナツが腕を上下左右に振り回す。ガジルとウェンディは隣で息を切らしていた。
ショ「この白いのは、たぶん竜の骨だ。」
ナ&ウェ&ガ「!!!???」
3人とも呆気に取られて返す言葉も出ない。驚くのも無理も無いね。
ナ「ま、まさか、イグニール・・・」
ガ「メタリカーナ・・・」
ウェ「グランディーネ・・・」
リョ「大丈夫だ。俺の目が正しければ、ここにある全ての骨は7年以上前のものだ。お前等の親の骨じゃねぇよ。」
リョウの言葉にほっとため息をつく3人。
ル「で、何があったの?」
ナ「そうだった!何か変なやつらが俺たちの力をエネルギー源にするとかどうとか・・・」
リュウさんが言ってた事は本当みたいだね。すると、
リュ「やれやれ、とんだ邪魔者が乱入しちまったな。」
全「!!!!!」
驚いて振り返ると、竜狩りの5人がいた。
リュ「火竜(サラマンダー)と天空の巫女と鉄竜(くろがね)のガジルをこちらに渡せ。」
私たちは3人を守るように立つ。
エ「貴様等は私たちのギルドの仲間を傷つけた。それは私たち妖精を怒らせたとゆう事だ。」
グ「妖精が激怒すると、どうなるか分かってるだろうな?」
リュ「それは竜も一緒だ。竜を激怒させると、命はないと思え。」
この人たちは何も知らない。命より大切なものが、この世界にあるって事を。
リュ「俺たちが勝ったら、3人をこっちに渡せ。」
リョ「俺たちが勝ったら、この街から出て評議委員に大人しく捕まりに行け。」
私たちはお互い睨みあった。『強さ』を要求する竜と、『友情』を守り抜く妖精の前代未聞の壮絶な戦いが、今、ドラゴスターの街で幕を開ける。
後書き
第120話終了~♪
遂に始まった妖精VS竜の戦い。勝つのはいったいどっちなのか!?
次回はウェンディ&トーヤ&シャルルの対決!!トーヤはウェンディを守る事が出来るのか!?
お楽しみに~♪
ページ上へ戻る