仮面ライダーフォーゼ 自分の手で
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第十一章
「昼と夜じゃ全く違うんだよ」
「全くなんですね」
「違うんですね」
「そう、同じ場所でもな」
だからこのことを注意して欲しいというのだ。伊達は彼の人生の経験から如月達仮面ライダー部の面々に話すのだ。
そうした話をしてだ、そしてだった。
戦士達は夜間戦の訓練に入った、夜の城南大学に入ってなのだ。
それぞれ変身して拳を交える、周りは真っ暗だ。灯りは大学の構内の照明だけだ。
その照明の中でフォーゼとオーズは拳を交えている、場所は体育館の前だ。
その彼等を見てだ、ユウキがアンクに問うた。
「何かこうした闘いって」
「はじめて見たか」
「はい、夜の闘い自体が」
「そうだな、だがだ」
「それでもですか」
「こうしたことも知っておくことだ」
それが大事だというのだ。
「響鬼達は山でもよく戦うがな」
「あの人達は夜に戦うことも多いですよね」
「そうだ」
その通りだというのだ。
「それに山でな」
「私達とは戦う場所が全然違うんですね」
「戦場は様々だ」
フォーゼ達が主に戦ってきた学園内だけではないというのだ、とはいってもフォーゼ達も海岸や峡谷で戦ってきている。
そしてここで夜間の戦い、それもだというのだ。
「色々経験しておかないとな」
「そういうことですね」
「いいことに気付いた、スサノオは虚を衝く」
それで楽しむからだというのだ。
「そこから逆に考えてだな」
「そうしてなんですね」
「仕掛けることに対してどう返すか」
「それを考えたらですか」
「こうすることがいい」
事前にその戦いを訓練から知るというのだ。
「知らなければ勉強すればいいからな」
「答えは単純なんですね」
「しかしその答えを簡単には実行出来ない」
それが無理だというのだ。
「中々な」
「気付くことも」
「コロンブスの卵だ」
アンクはここでこの言葉を出した。
「その答えは簡単だがな」
「気付くことは難しいんですね」
「そういうことだ、それが難しい」
「それで今気付いたから」
「後は知るだけだ」
戦いそしてだというのだ。
「俺達にしてもな」
「はい、それじゃあ」
ユウキはアンクの言葉に頷いた、アンクはその頷きを見てからだった。
グリードの姿になった、そのうえで港に対して言った。
「やるか」
「うん、じゃあ」
「そろそろ来るな」
アンクがこう言うとだtった、ここで。
目の前に一人の少女が現れた、彼女は誰かというと。
美咲撫子だった、美咲は青いジーンズ姿で駆け込んで来て言った。
「すいません、遅れました」
「大阪からよく来てくれた」
歌星は 美咲の謝罪をよしとして言った。
「済まないな、急に来てくれて」
「またゾディアーツが出たそうですけれど」
「そうだ、また出て来た」
「それで今は」
「訓練の途中だ」
それを行っているとだ、歌星は美咲にも話した。
「君も参加するか」
「はい、それじゃあ」
すぐにだ、美咲もだった。
仮面ライダーに変身した、仮面ライダーなでしこにだ。
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