問題児たちと生命創造主が異世界から来るそうですよ?
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黒ウサギ弄り
前書き
半沢直樹ミタさん越えか・・・
ミタさんの方が好きだったんだけどな〜
まあ、そんなことはさておき、本編どうぞ!
さて、どうするかと焰は考えていた
下には湖が見えるがこのまま落下し
水面に叩きつけられば即死は免れない
「そうだあれを出そう!」
焰は咄嗟の判断で一反木綿を出し4人➕一匹を助ける
・
・
・
「すまねぇ助かったが…しかし、お前あれは」
「ああ、あれは一反木綿。鹿児島の妖怪だよ」
「ここ…何処だろう」
猫を抱えた少女は焰にも、一反木綿にも
全く興味を示さずそう呟いた
「さあな、世界の果てっぽいものが見えたから
大亀の背中じゃねーか?」
「ン、未知の世界であることは確かだね」
「一応確認しとくがお前らの元にも
あの変な手紙が?」
不良ぽい学ラン金髪の少年がそう切り出す。
「そうだけど、まずお前って呼び方を
訂正して私は久遠飛鳥よ。
以後、気をつけてそれで、そこの
猫を抱えた貴女は?」
「・・・・・・春日部耀 以下同文」
「そう。よろしく春日部さんそれで
そこの?目の腐っている貴方は?」
そう言う飛鳥は微かに笑っていた
「ちょっww酷いなー飛鳥ちゃん
まあいいや、ご紹介に預かりました
東堂焰でーす生粋の駄目人間ですが
どうぞよろしく」
「ええ、よろしく」
「後、天女の様な格好をした貴女は?」
飛鳥は興味あり気にハクアにそう訊ねる
「私はハクア・ド・ロット・ヘルミニウム
取り敢えず質問は後で、受け付けるわ」
「そう」
そこで飛鳥はコホンと
咳払いし、「それで最後に野蛮で凶暴そうな
そこの貴方は?と学ランの少年に問いかける
「見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です
粗野で凶悪、快楽主義と三拍子揃った
駄目人間なので用法と用量を守った上で
適切な態度で接してくれ」
中々変わった自己紹介をする奴だなーと焰は思った
「取り扱い説明書をくれたら、考えるわ」
「ハハッマジかよ!今度、作っておくから
覚悟しとけお嬢様」
「よろしく十六夜」
「おう、よろしく!」
心からケラケラ笑う十六夜
傲慢そうに顔を背ける飛鳥
我関せず無関心の耀
少し戸惑った様子のハクア
(うわーだいぶ個性的なメンバーだな)
(お前がいうなお前が)
「まず、こんな状況の場合説明する
奴が必然的にいるはずなんだがいないな〜
ああ、そこの茂みに隠れているそいつか」
焰はそいつが隠れている茂みに近づき
ぬりかべを召喚し、茂みを潰そうとすると
何かが飛び出して来た!
黒ウサギ✖1が現れた!!
「って何でモンスターの様な扱いなのですか!」
(え!?怒るところそこなの?)
そうして現れたのは
ミニスカート、ガーターソックスを履き
頭にうさ耳を生やした少女だった…
「何だバニーガールか?」
「ウサギ人間?」
「コスプレ?」
「えっと?」
「頭大丈夫?」
それぞれ十六夜、飛鳥、耀、ハクア、焰の反応である。
「ちょっと!言いたい放題なさらないで
下さいまし!それに最後失礼過ぎるでしょう!?」
うさ耳少女は怒りに震えている
その様子を見て問題児たちが反撃する
「俺たちは予告も無しで放り出されんだが」
「当然、説明義務が有ると思うのだけど」
「・・・・・・以下同文」
「だよねー流石にあれは無いわーそこんとこどうなんええ?」
四人でうさ耳少女を睨む
ウサギ少女はたじろぎ
「それに関しては、我々の過失です
申し訳ありません」
うさ耳をへにょらせ謝るが
「それで許すわけないだろ」
十六夜が一刀両断する
あうっ と撃墜され、更に小さくなる
黒ウサギだったがその背後に耀が近づき
「えい」
「ふぎゃあ!?」
うさ耳を引っ張った
これには黒ウサギもたまらず叫ぶ
「ちょっ!ちょっとお待ちを!触るまでなら
黙って受け入れますがいきなり黒ウサギの素敵耳を
引っこ抜きにかかるとはどういう了見でございますか!?」
「好奇心の成せる技」
「自由にも程が有ります!」
「へぇ?このうさ耳は本物なのか?」
「なら私も」
十六夜が右耳を掴み、飛鳥が左耳を掴んで
引っ張り上げた「ちょっと待ーーーーー」
黒ウサギの悲鳴が森に木霊した
(楽しくなりそうだな)
焔は黒ウサギたちを、みてそう思った
後書き
一反木綿は鹿児島の妖怪、ぬりかべは福岡の妖怪です
どちらも水木しげるさんの代表作品「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な
妖怪ですよね。
では、誤字脱字等有りましたら指摘お願い致します
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