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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第119話 リューバの企み

 
前書き
呼ばれて飛び出てジャジャジャーーーン☆07です☆
今回は竜狩り(ドラゴンハンター)の本部を捜索中の最強チームの前に現れた人物は・・・!?
途中で目線が変わります。最初はナツ目線です。
それでは、第119話・・・スタート☆ 

 
ナ「うおっ!!」

ウェ「キャア!!」

ガ「ふがっ!!」

俺たち3人は変な奴等に連れて来られて真っ暗な部屋・・・いや、独房(?)に放り出された。

ナ&ガ「てめぇ何しやがるっ!!真似すんなっ!!」

カ「うるさい竜(ドラゴン)だな。」

俺たちをここまで連れてきた男が頭を掻きながら言う。

カ「俺は竜狩り(ドラゴンハンター)の1人、カルロ・チュラル。第1世代の土の滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)だ。」

ナ&ウェ&ガ「!!!」

滅竜魔道士!?こいつがかっ!!?

リュ「ご苦労だったな。カルロ。」

奥からまた変な奴が出て来た。カイロはそいつに敬礼する。

カ「俺はカルロだ。体を温める物じゃない。」

んなのどうでもいいじゃねぇか。

リュ「相変わらずバカだな。火竜(サラマンダー)のナツ・ドラグニル。」

ナ「んだとごらぁ!!!」

俺はそいつに殴り掛かろうとしたが腕が届かなかった。ちくしょーーーっ!!!

リュ「俺は竜狩りのリーダー、リューバ・フォンカー。第1世代の黒の滅竜魔道士だ。」

ガ「お前も滅竜魔道士か。」

ウェ「しかも、第1世代・・・」

何だ何だ?単なる偶然か?それとも・・・

リュ「火竜、天空の巫女、鉄竜(くろがね)のガジル、お前たちは俺たちのエネルギー源となる。」

ナ&ガ「・・・はぁ?」

ウェ「・・・へっ?」

何言ってんだこいつ?ぶっ壊れたのか?

リュ「お前のように壊れてはいない。」

ナ「んだとごらぁ!!!」

またリユースに殴り掛かろうとするが、やっぱ届かねぇ・・・ちくしょーーーっ!!!

リュ「俺はリューバだ。エコ活動じゃない。詳しい事は後程説明する。行くぞ、カルロ。」

カ「はい。リューバ様。」

リユースとカイロは奥の部屋へと姿を消した。つーか、

ナ「ここから出しやがれぇっ!!!」

壊そうとしてもビクともしねぇ。くそっ!!

ウェ「私たちをエネルギー源にする・・・?」

ガ「あいつらも滅竜魔道士だろ?何で滅竜魔道士の俺たちのエネルギー源が必要何だ?」

ナ「だぁーーーーー!!意味分かんねぇーーーーー!!!てゆうか出れねぇーーーーー!!!」

この檻何で出来てんだよっ!?

ガ「ここから出られる方法なら、1つだけあるぜ。」

ナ&ウェ「?」

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              『ここからマヤ目線でいきます。』

エ「すみません、竜狩りの本部がどこにあるか知っていますか?」

街1「いや、知らないな。」

ル「すいませ~ん、竜狩りの本部がある場所ご存知ですか?」

街2「竜狩りの本部?悪いけど、俺は知らないな。」

私たち最強チームは、マグノリアの商店街で聞き込みしてるんだけど・・・全然情報&手がかり無し。リョウが評議委員の人に聞いたりしたけど、評議委員も詳しい事は知らないみたい。でも、急がないとナツたちが・・・!!そう思うと調査せずにはいられないっ!今まで私がナツに助けられてきたんだっ!!今回は、私がナツを助ける番なんだっ!!

マ「すみませ~ん、あの、竜狩りの本部がどこにあるか知りませんか?」

私が白い髪の毛と髭、茶色い小さな瞳のおじいちゃんに聞いてみた。

?「竜狩りの本部じゃとっ!?」

なぜかおじいちゃんは驚く。どうしたのかな?

?「君、竜狩りの本部へ行くつもりなのかい?」

マ「そうです。大切な仲間が攫われちゃったんです。」

おじいちゃんはしわしわの手で白い髭を撫でながらしばらく険しい表情になっていた。すると、

?「君、悪い事は言わぬ。竜狩りの本部へ行くのは止めなさい。」

マ「えっ?」

一瞬、私の思考が止まる。風が吹いて、私の髪の毛とおじいちゃんの髭がなびいた。

フ「マヤ?どうしたんだ?」

ト「何か分かったんですか?」

私たちの様子を見て、みんなが駆け寄って来た。

?「君の友達かい?さっきこの子にも言ったが、竜狩りの本部へ行くのは止めなさい。」

マ以外「えっ?」

みんなさっきの私と同じ反応をする。

グ「どうゆう意味だよ?」

?「竜狩りの奴等は危険じゃ。無闇に近づいたら命は保障は無い。諦めた方が身のためじゃ。」

おじいちゃんはそう言うと、私たちに背を向けて歩き出したところを、

マ「危険だから何?」

?「!?」

驚いて振り向いたおじいちゃんの小さな茶色い瞳を真っ直ぐ見つめて私は言い放った。

マ「仲間を、大切な仲間を見捨てるってゆうのっ!?そんなの最低すぎるよっ!!」

ハ「マヤの言うとおりだっ!!」

リョ「仲間を助けねぇや奴は、俺たちの仲間じゃねぇ。敵だっ!!」

ユ「仲間を助ける事に、命なんか関係ないっ!!」

ショ「仲間が死ぬくらいなら、自分が死んだ方がましだっ!!」

私に続いて、ハッピー、リョウ、ユモ、ショールも口々に叫ぶ。街の人たちが私たちの事をじろじろ見ててもお構いなし。おじいちゃんはまた私たちに背を向けると、

?「ついて来なさい。」

商店街を歩き出した。私たちもお互い顔を見合わせて不思議に思いながらおじいちゃんの後をついて行った。

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私たちが案内されたのは木の家。たぶん、おじいちゃんの家だと思う。

?「中に入ってくれ。」

マ「おっじゃまじま~す♪」

シャ「もうちょっと静かに入りなさいよ。」

ユ「後、靴を揃えなさい。」

シャルルとユモは礼儀正しすぎるよ。部屋に通されると、中はルーシィの家と造りがほぼ一緒。造った人が同じ人だったのかな?

?「どうぞ座って下さい。」

テーブルを囲んでいたいすはおじいちゃんを含めた12人がちょうど全員が座れるくらい大きい。ハッピーはルーシィの膝の上。シャルルはトーヤの膝の上、フレイは私の頭の上に乗る。

エ「ところで、おじいさんの名前は・・・」

リュウ「おぉ、そうじゃたの。わしはリュウ・フォンカー。よろしくの。」

白い髭を撫でながら答える、たぶん、リュウの癖なんだろうな。

リュウ「お前たち、竜狩りの本部へ行くと言ったな。」

ト「はい。ちゃんと言いました。」

リョ「どんなに否定しても、俺たちは竜狩りの本部へ行きますから。」

私たちの答えは何があっても変わらない。絶対割れない卵みたいに固いんだよっ!!

ル「例え方おかしいでしょ。」

そうかな?

リュウ「否定はもうしない。ただ、ちょっと話したい事があっての。」

リュウ以外「?」

リュウ「竜狩りのリーダー、リューバの事は知っているかね?」

リューバ?あぁ、そういえば、一番先頭にいて指示出してたやつがリューバって言ってたような、言ってなかったような・・・?

リュウ「そいつは、わしの息子じゃ。」

リュウ以外「えぇぇぇぇっ!!!??」

リュウの言葉にみんな揃って驚嘆の声を上げる。ていうか、似てなーーーーーい!!!

グ「そこじゃねぇだろっ!?」

そうかな?ていうか、今日の私はさっきから突っ込まれてばかりな気がする。

ショ「何でリュウさんの息子さんが竜狩りのリーダーに?」

リュウ「あいつは、黒竜、アクノロギアに育てられた第1世代の黒の滅竜魔道士じゃ。」

リュウ以外「えぇぇぇぇっ!!!??」

またみんな揃って驚嘆の声を上げる。

ハ「竜がリューバのお父さんで、リュウがリューバのお父さん・・・あれ?」

な、何かややこしくなってきた~~~!!ていうか、黒竜、アクノロギアって・・・!!

リュウ「リューバは、7年前に孤児だったところをわしが拾って育てたんじゃ。」

あぁ、なるほどぉ~。竜が消えたのは7年前だもんね。

リュウ「リューバは、第1世代の滅竜魔道士の力をエネルギー源とし、自分にさらに力をつけようとしているんじゃ。」

フ「力をつけるって、リューバも第1世代の滅竜魔道士なんだろ?だったら何で?」

リュウ「あいつは強くなりたいのが夢じゃから、自分を更に強くしたいんじゃろ。」

シャ「自分に力をつけるために、第1世代の滅竜魔道士を攫って・・・」

ユ「自分のエネルギー源として利用する。」

マ「ただの自分勝手じゃん!!」

自分のために他人を犠牲にするなんて・・・!!最低だよっ!!!

リュウ「あいつは4人の仲間を率いている。その4人も、第1世代の滅竜魔道士じゃ。」

あぁ、あのカイロとかミュージシャンってゆうやつらか。

フ「カルロとミーシャだ。体を温める物と、楽器を演奏する人じゃねぇ。」

また突っ込まれた。

エ「いろいろ情報ありがとうございます。」

リュウ「竜狩りは全員が滅竜魔道士でありながらもかなりの強敵じゃ。くれぐれも、命は大切にするんじゃぞ。」

ト「はい。リューバさんの事も助けてあげますからね。」

リュウ「そりゃありがたい。そのまま評議委員に捕まりに行かせるか。」

それを笑顔で言う事かな?私たちはリュウにお礼を言って家を出た。

リョ「にしても、滅竜魔道士の力を、どうやってエネルギー源にして使うんだ?」

マ「そうゆう機械でもあるんじゃない?」

ユ「そんな単純に考えていいのかな?」

じゃあ、他にどうゆう考えがあるの?

シャ「エドラスの時みたいに、魔力を魔水晶(ラクリマ)に変えるのかしら?」

ますます謎が増えていくばかり。

エ「とりあえず、リュウさんから聞いた竜狩りの本部がある街、ドラゴスターに行こう。」

エルザ、いつそんなの聞いたんだろう?

****************************************************************************************

          『ここから少しだけウェンディ目線でいきます。』

ガジ、ガジ、ガジ、ガジ、ガジ。

ナ「お前、それうめぇのか?」

ガ「火竜には分からねぇよ。」

ガジルさんは今、檻を食べている最中です。私も思うんですが、おいしいんでしょうか・・・?でも、そのお陰で檻から出れる事が出来ました。

ナ「お前も役に立つ時あるんだなぁ。」

ガ「言っとくが、お前よりは絶対役に立ってるっての!!」

ウェ「まぁまぁ。」

その時、奥の部屋の扉が開いて、女の人が出てきました。確か、ミーシャさんでしたっけ?

ミ「あーーーーーっ!!火竜と天空の巫女と鉄竜のガジルが脱走したーーーーーっ!!!」

ナ「やべぇ!!」

ガ「さっさと逃げるぞ!!」

ナ「ウェンディ、急げ!!」

ウェ「ひぇぇぇぇ~~~。」 
 

 
後書き
第119話終了~☆
『強くなりたい』とゆう思いから成り立った竜狩り。最強チームは攫われた滅竜魔道士たちを救えるのか!?ナツとウェンディとガジルの運命は!?
次回は竜狩りの本部があるドラゴスターの街に着いた最強チーム。その街は・・・!?
それではまた次回☆ 
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