IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
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癒しを求めて 芸術職人 風鳥 花月登場!
前書き
今回登場するオリキャラはにじファンでよくコメントをくれる方から頂きました!
「はぁ・・・疲れた・・・」
一夏は部屋のベットに沈み込みそうなほど身体を預けていた。最近の激務(主に清掃用具とか掃除用具とか掃除用具とか)のせいで非常に疲れていた。肉体面での疲労はそれほどないが精神面での疲労はかなりたまっていた。幾ら強靭な身体を持っているものでも心が疲れていては行動するのに大きな支障がでてしまう。だがこれからもまだまだ仕事がある事を考えると身体が重くなってくる。どうやら身体にもある程度の疲労が溜まって来て着ているようだ。昨日のシャルロットの女騒動のフォローに加えて、ラウラとの再度の決闘。その後に待っていたのは天井まで届こうとしている大量に溜められた書類の山。それを一晩で片付けた一夏は非常に無理をしていた。何度も意識がフリーになりそうになりながらも必死に書類に向き合って戦っていた。ある意味猛獣と戦った方が気楽だったかもしれない。
「はぁ・・・いくか」
一夏はベットに沈んでいる身体を無理矢理起こすようにベットから起き上がって、着ていた学生服を脱ぎ捨てる。デュノア社に乗り込んだときの服に着替えた。何時も着慣れているだけ合って非常に落ち着く。狩りなどで使用するだけあって丈夫で着心地もいい感じだ、さっさと出掛けてしまおうと部屋を足早に出て、IS学園を出てモノレールに乗ろうとしたとき
「あっ!一夏!!」
「お兄ちゃん!」
「・・・なんでお前らが居るんだよ・・・」
モノレールに乗り込んで前の座席を見ると、鈴、セシリア、シャルロット、ラウラ、本音、山田先生が座っていたのだ。一夏にとってこれは良かったのか悪かったのか・・・。そしてご一行と一緒の座席に移った一夏は、膝の上にシャルを乗せながら話をする事にした。
「んでお前ら何処に行くつもりだったんだ?俺は知り合いの店で針治療を受けようと思ったんだが・・・」
「針治療?それってもしかして、風鳥って人がやってるお店じゃないですか?」
「良く分かりましたね、其処に行くつもりだったんですよ」
山田先生曰く、これから有名な針治療店へと向かおうとしていたらしい。それが一夏の行こうとしていた店と一致していたらしい。
「でもいっち~、いっち~はどうして針治療に行こうと思った?」
「嫌な、仕事でどうも疲れが精神的に来てな。だから肉体的にリラックス出来れば、精神的にも楽になるかなっと思って、あの掃除用具のせいでストレスが・・・」
「大変そうだな一夏」
「まあな」
時折シャルの頭を撫でて気分転換をしている一夏、撫で心地が良いのか良く撫でている。そんな撫でられている幸せそう顔をしているシャルを羨ましそうに見る鈴、本音、セシリア。嫌、セシリアの場合は自分を縛ってほしいとか、虐げてほしいとか思っているのかもしれない。そんなこんなことを話しながら一行はモノレールから降りて、目的の店へと歩いていく。暫く歩くと、目的の店が見えてきたが、そこに自分達の向こう側から歩いてくる男の姿があった。
「へぇ、こんな所にサニーの行き付けの店があったなんてな」
「俺だけじゃないぜ?ここはな!ん?あれ一夏じゃね?」
「あ?本当だ!お~い一夏~!!」
二人の男は一夏の姿を見ると大きく声を出して一夏に呼びかける。
「あっ~!!トリコさんにサニーさん!!?お久しぶりです~!!」
一夏は走り出して、二人の元へと駆け寄った。一夏は二人とこぶしをぶつけ合ったりして挨拶を交わす。
「でもどうしてこっち側に?」
「ああ、俺はサニーの付き添いさ。なんでも週一で通ってる針治療店の店主がこっち側に居るって話を龍に聞いてな、無理を言って連れてきて貰ったんだ」
「まっ、例え一回でも怠ると俺の折角の美しさが損なわれるからな」
親しげに話す二人の男、一体誰なのかと興味が沸く女性陣、そんな女性陣に気付く二人
「それより一夏、後ろに居るのは誰なんだ?こっちのIGOの職員か?」
「ああいや、そういうのじゃないよ。俺が通ってるIS学園の話は知ってるよね」
「ああ、あの女しか使えないっていうあのキショイ兵器か。確か、それを学ぶ学校だったな」
「そうそう、それに教師と生徒達さ。俺の友人だよ」
「ほう、そうなのか」
一夏と二人はシャル達に近寄ってきて声をかけてきた。近くで見るほど、すごい威圧感がある体格だ。一人は人並み外れた筋肉質の肉体と身体能力を持つ大男、コバルトブルーの髪と顔の左側にある3本傷が特徴だ。もう一人は地面まで届くほどの長いカラフルな頭髪が特徴の美青年
「俺の名前はトリコ。宜しくな」
「サニー、宜しく」
二人が挨拶すると、シャル達も連鎖的に挨拶を返した。全員の挨拶が終わると皆で店内に入った。が・・・入った瞬間空気が変った。トリコは神経を研ぎ済まさせて目の前に居る男を警戒した。それもその筈だろう、店内に居たのは、全身黒尽くめの衣装を纏い、黒い長髪に氷のような冷たい目をした長身の男。この男は美食會副料理長の一人、そして、トリコと何度も対峙し、死闘を繰り広げたスタージュンなのだ。
「何故お前がここに居る・・・スタージュン」
「ふっ、私は客としてここに居るのが其処まで可笑しいか」
不敵な笑みを浮かべてトリコを徴発するようなスタージュン、トリコも一瞬も気を抜かずに臨戦態勢に入っている。女性陣はおろおろとおびえているが、サニーと一夏は冷静だった。
「「おいおい、そこまでにしとかないと」」
ひゅっ!!
二人の目の間を掠めるギリギリの位置を鋭い針が掠め、壁に深々と刺さる。トリコとスタージュンは冷や汗をかきながら壊れた歯車のようにギチギチと音を立てながら針が飛んできた方向を見ると・・・そこには着物を着た超絶美人、完全なる大和撫子のような女性が笑顔でトリコとスタージュンを見つめていた。
「お二人とも、一体に何を騒いでいるんですか?」
「(や、やべぇ・・・)」
「(ここでは暴れてはならないという不可侵条約があるのを)」
「「(すっかり忘れてた・・・)」」
二人は全身から冷や汗と脂汗が出ているのを感じる。二人はとんでもないほどの手練れなのだが、笑顔からあふれ出す独特の威圧感には身体が硬直してしまう。
「もしかしたらここでお暴れになる気だったんですか?」
「そ、そんな事ある訳ないだろ!?」「そ、それは断じてない!」
笑顔の前に二人は肩を並べて
「「と、友達なんだから!!」」
「そうですか♪仲良き事美しきかな」
指の間に挟んでいた針を懐にしまって笑顔を再び見せる。今度の笑みは妙な威圧感などなく、純粋な笑みだったが、サニーと一夏以外、先程の事で動けなかった。
「あ~・・・そこだわ~・・・」
スタージュンはさっさと会計を済ませて店から出て行き、一夏は早速針治療を依頼した。そして台の上に横になって治療は始まった。一夏の背中や太もも、脹脛などといった部位には所狭しと針が刺さっている。
「最高~・・・疲れが解けていくようだぜ・・・花月~」
「それはどうも、今回のお会計もしっかり払ってね。君の身体は治療する難しいんだからさ」
「解ってるって~・・・」
「えっと・・・サニーさんで宜しかったでしょうか?」
「ああ、そだけど?」
セシリアは一夏が治療を受けている最中に自分の番に回ってくるまで待っているサニーに質問をする事にした。
「あの方は一体・・・」
「あいつは風鳥 花月、結構な有名だぜ?確か、俺達の間じゃ芸術職人って言われたか」
「芸術職人?確かに見た目は芸術のように美しい女性ですが・・・」
女性という言葉を聞いたサニーは噴出しそうになる。
「どうかしましたかサニーさん?」
何故噴出しそうになるのか不思議そうにする山田先生
「一応いっておくけど、アイツ男だかんな」
「「「「「「嘘ぉぉぉおおおお!!!!!?????」」」」」」「なにぃぃいいいいい!!??」
鈴、セシリア、シャルロット、ラウラ、本音、山田先生、トリコはまるで打ち合わせをしていたかのような叫びを上げる。
「おいサニーマジかよ!?あれが男!?」
「ああ」
「「「「「「しれっととんでもないこといったぁぁぁああ!!!」」」」」」
全員が驚愕してる中、いきなり店の扉が強く乱暴に開けられる。一堂は其方を見ると、何故か全身で息をしており、片手に日本刀を握り締めている掃除用具であった。
「私の一夏からぁぁぁ・・・」
箒の目には光が無く、身体はゆらゆらとゆれている。その目は一夏に治療を施している花月に向けられていた。
「かぁぁぁあああ!!!」
「ふぅ・・・ふん」
花月は静かに息を吐いたかと思ったら、箒は刀を持って走ったいる体制のまま、動きが完全に静止する。箒は一体何が起こっているのか理解出来なかった、自分は走っていたはずなのにいきなり身体が動かなくなってしまったのだ。花月は一旦治療を止めて、一本の針を持って箒へと近づいて行って、とある所を針で刺した。すると、箒の身体はまるで鉛のように重くなり、指一つ、関節一つさえ動かせなくなってしまう。
「!!!??、!!!(一体何をした!!?)」
「そのまま、大人しくしていなさい」
花月が指を軽くと箒の身体が浮かび上がり、そのまま店の裏口から飛び出していき、店の裏の奥へと飛んでいった。箒は数回バウンドしてから壁へと叩きつけられた。
「~~!!!」
何か叫びたそうにしているが、口さえも動かず喋る事も出来ない。悔しがっていると
きゅるっ、きゅるきゅるきゅる~~!!
腹具合が己の意志に逆らってグルグル言い出したのだ(笑)。
「!!??っ~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「・・・とんでもない経絡秘孔突いたなおい」
「騒がしいからです、彼女はなんです?」
「あ~・・・ 青年説明中・・・って訳だ」
「そうなんですか・・・。1ヶ月後に死ぬようにすればよかったですね。それと御代は97万です」
「・・・相変わらずだな・・・」
後書き
一「一夏と!」
リ「うp主(作者)の!!」
一、リ「「後書きコーナー!!!」」
リ「はいっという訳で今回も始まりましたこのコーナー」
一「今回はにじファンのユーザーさん、ナハト・リコリスさんから頂いたオリキャラ、花月の登場だったな、いや~最高だったわ針治療」
リ「今回の登場以外にも出て貰う予定です」
一「次回も出る可能性は?」
リ「ん~・・・追加分で入れるかも」
一「そうか」
リ「それでは皆さん!!作品を読んだら感想を送ってください!これを習慣にして貰えると助かります!感想は私にとって、最高の栄養剤のような物なのです!感想が来ると創作意欲が湧くのでよろしくです!」
一「質問なんかも募集中だぜ!」
リ「最近なんだか男子からの目が恐い」
一「男の娘だしな」
リ「やめて!!」
一「詳しくはにじファンでアルト姫と、調べてその活動報告を見ると詳細がわかるぜ」
一、リ「「それでは待て!次回!!」」
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