バカとテストと召喚獣ing
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36限目 守りたいもの
前書き
アンケートの期限は9月25日にしようと思います。それまでに一つでも多くお願いします
文月学園のメインイベントの試験召喚大会決勝戦も無事終了し、会場は歓喜で沸いていた。その中主人公だった吉井明久(明子)とアクセラレータは倒れていた。激しい戦いで立つ体力がなかった。
「ハァハァ。クソ!!何で勝てないんだ!!!」
「いや、今回は勝ち負けなしでいいと思うよ?」
「うるせぇェ。今の俺の気持ちが分かるかぁぁ?」
「分からないよ。でも一つ分かることがあるよ」
今のアクセラレータと吉井は似た境遇に居るのだろう。だから吉井も何か分かったのかも知れない
「あぁぁ?てめぇぇに何がわかるってんだ?」
「今のアクセラレータでもいいんじゃない?確かに今は能力が制限させて、そのせいでこの前木原に『ラストオーダ』がピンチだったけどさ。でももう御坂妹の件はいいんじゃないかな?」
「何言ってんだ!?実験だろうと俺は10000ものシスターズを殺したんだぞ!!それがこんなちっぽけなことでチャラになるはずねえだろ!!」
アクセラレータはやはりどこかで10000ものシスターズを殺した責任は感じていたようだ。そしてそれが『ラストオーダ』と守るということが残りのシスターズも守ると言うことにもなるのかも知れない。
「確かに君はどんな経緯、理由があろうと10000のシスターズを殺した。でももう君はそれに匹敵するほどの犠牲、償いはしてきたはずだよ?ラストオーダを助けるかわりに『学園都市最強』の力を犠牲にし、ラストオーダをぼろぼろになってまで木原から守り、もう十分じゃない?」
「でも、いいわけねえだろ!!それに何か俺の中で変わるかも知れねえんだ。俺の中の何かが・・」
アクセラレータがラストオーダにあったのがちょうど上条当馬との一戦の後。負けてからの『何か変わった』と思っているときにアクセラレータはラストオーダにあったのだ。それはアクセラレータにとって自分に対して邪気のない存在が懐かしかったのだろうか。そしてその『何か変わった』を知るためにラストオーダを命がけで守った。自分が変わるために・・・・
「もう十分変わってるじゃん」
唐突過ぎる言葉にさすがのアクセラレータも一瞬反応が遅れてしまった
「、、、何言ってんだ!お前」
「だって今のアクセラレータはもう一人じゃないでしょ?今までは自分を倒そうとする相手しか居なくて、能力で手を繋ぐこともできなかった。でも今は?ラストオーダがいつも繋いでいるじゃん。それにラストオーダじゃなくても居るでしょ?」
「だからなんだっていうんだよ?」
「ここでもし能力が復活したら?もうラストオーダとはつなげないよ?危険から守れるかもしれない。でも、一緒に居るのに触れないほうがもっとつらいと思うんだ。だからもう楽になれば?」
それはもう明久の言うとおりだった。もしここで脳が回復して、能力が復活すれば意識無意識関係なくずっと発動してしまう。そのおかげでラストオーダを敵から100%守れるかもしれない。でもその能力のせいで手を繋ぐことも頭をなでることもできなくなる。もはやそれはアクセラレータにとって昔と変わらないことだった
「ふっ。まさかお前に説教されるとはな」
「いや、そういうつもりじゃなかったんだけど」
「あんなこというけどお前にはあるのか?守るもの」
「うん。ここだよ」
「ここがなんなんだ?」
「ここは僕がこの世で一番大切な人がいる場所なんだ。だから僕はここ文月学園は敵がだれでも守るよ。だからここが僕の守るもの、、かな」
「お前には負けたよ。でも一つ覚えておけ」
「何?」
「恐らく、お前がここにいるとしたら、、、、いやなんでもない」
なにか言いかけようとしたがやめて会場から去っていった
「なにが言いたかったんだろう」
後にこの続きが明久にある決断をさせる。が、今はそれはおいておこう。なぜなら今文月学園はとてつもない窮地に立たされているのだ。だがもうそれはみな大会の事で忘れていた
「ハハハ。やりおった。さぁカウントダウン開始だ!!」
「ところで結局あの人はどっちだったんですか?」
「予言は大丈夫だったの?」
「あの人は誰なの?雄二」
「、、、あ、ああ」
結局姫路たちは決勝にいたのが吉井明久であることは分からなかった
「わたし、ちょっと教室に帰りますね?」
「きをつけるのじゃぞう」
のちにこれも明久に、いや皆にとって重要なことになるのはまだしらない。
竹原の手によって・・・・
後書き
今回は少し分かりずらいかもしれません・・・・
ごめんなさい。次からいよいよクライマックス行きマース
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