FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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第115話 鳳凰と火炎石
前書き
HELLO!07です!!
今回はついにマヤと火炎石の関係が明らかに・・・!?
マヤ目線で書いていきます。
それでは、第115話・・・スタート!!!
マ「むーーーーー・・・」
私は今ギルドのテーブルの上に置いてある火炎石と睨めっこ中。
ル「マヤったら、ただ見てるだけじゃ何も分からないと思うけど。」
マ「そんなの、私も分かり切ってる事だけど、他にどうしたらいいの?」
ル「・・・・・」
ルーシィは何も言えなくなった。何であの時、私が炎を・・・?
ト「あの~、僕、ずっと聞きたかったんですけど、何で火炎石を狙う人がいるんですか?」
言われてみると確かに、何でだろう・・・?って、トーヤのせいでまた謎が増えちゃったじゃんっ!!
ト「あわわわ、ス、スミマセンッ!!」
ショ「マヤが炎・・・?」
ショールが火炎石を手に取る。
ショ「・・・何も感じないな。」
ウェ「マヤさんだけに、火炎石は反応するって事ですか?」
何で私だけ?私は火の魔法も使えないのに何で?どうせなら、ナツみたいな火の魔法を使う人が使えればいいのに。
ユ「ナツ、試しに持ってみたら?」
ナ「そうだな。」
ナツはショールから火炎石を受け取ると、
ナ「うおおおおおっ!!」
リョ「反応したのかっ!?」
グ「どうなんだよナツッ!!」
ナ「いや、ちょっとした嘘だ。」
ナ以外「はぁぁぁぁっ!!?」
エ「ナツ、ふざけているのか?」
エルザが黒いオーラを噴出。ナツの顔がハッピーみたいに真っ青になる。
ハ「フレイも持ってみたら?」
フ「え・・・!!」
ん?一瞬フレイの表情が・・・?
シャ「あんたも火を使う魔法だもんね。」
フ「・・・俺も何も反応しないと思うけどな。」
フレイは真っ青になってるナツから火炎石を受け取ると、火炎石が赤く光ったっ!!
ル「フレイも火炎石が使えるのっ!?」
私の頭の中は更にややこしくなってきた。
ショ「火炎石、マヤ、フレイ、鳳凰・・・」
ショールがぶつぶつ1人で何か呟いている。
エ「どうしたんだショール?」
ナツの耳を引っ張りながらエルザが聞くと、
ショ「いや、火炎石を使えるマヤとフレイの関係は、鳳凰だなって思って。」
ショールの言うとおり。私は鳳凰に育てられて、フレイは鳳凰の使い。なぜか必ずお母さんが関係してる。お母さんは、火炎石について何か知ってるのかな?
リョ「フレイは鳳凰からは何も聞いていないのか?マヤと火炎石の事で。」
リョウの顔が険しくなった。
フ「い、いや、俺は何も知らない・・・」
フレイの額には冷や汗が滲んでいる。やっぱり、何か知っている!!
マ「フレイ、仲間に隠し事は禁物なんだよ。」
グ「お前が何を知っているかは俺たちは分からねぇが、早く言った方がすっきりするぜ。」
ウェ「マヤさんも、それで命を狙われずに済むかもしれませんから一石二鳥ですよ。」
フ「・・・・・」
私たちがこんなに説得してるのに、フレイは何も言わない。
エ「どうしても言わぬなら、無理矢理にでも吐かせてもらうぞ。」
ユ「仲間の、マヤの命が掛かってるの。踵落とし何発で言ってくれるのかな?」
フ「・・・・・」
エルザが別空間から魔法剣を取り出し、ユモは右足に冷気をためてる。こんなかなり怒りムードになっても、フレイは何も言わない。その時、
マカ「もうよいじゃろ、フレイ。」
マカ以外「!!!??」
マスターがいつもの穏やかな表情ではなく、険しい表情で私たちの後ろに立っていた。
マカ「フレイ、約束を守るのも大事じゃが、仲間の信頼も大事じゃ。お前だって、早く楽になりたいはずじゃ。自分が困った時は、仲間は必ず助けてくれる。仲間が困ってる時は、自分が必ず助ける。人と人は繋がっているんじゃ。」
フ「・・・・・」
マスターの言葉に心を動かされたのか、フレイがやっと口を開いてくれた。
フ「火炎石は、鳳凰と関係してる者にしか使えない太古の魔法(エンシェントスペル)なんだ。」
フ&マカ以外「太古の魔法!!!??」
てか、火炎石って、魔法だったのぉっ!?
ル「鳳凰と関係してる者・・・?」
確かに私とフレイは鳳凰と深い関係があるけど・・・
フ「火炎石の炎は、本物の鳳凰の炎を体に纏って使う魔法だ。簡単に言えば、ナツの炎が鳳凰の炎って事だ。」
ショ「鳳凰の炎は、伝説ではものを燃やす事はもちろん、絶対に消えない炎で、薬の代わりにも使える特殊な炎だ。」
ト「だから火炎石を狙う人がいるんですね。」
シャ「でも、鳳凰と関係してる者しか使うことができないから、意味無いのね。」
だから私とフレイしか使えないんだね。
ユ「でも、何で火炎石がマヤの体内の中に?マヤの実の親が埋め込んだのは鳳凰と会う前なんでしょ?」
ユモの言うとおりだ。これじゃあフレイが言ってる話の辻褄が合わない。
ナ「お前、また何か隠してるのか?」
フ「全部本当の事だ。」
ナ「んじゃあ早く話せよ。」
リョ「ナツ、お前まだ分かんねぇのか。」
ナ「んだとリョウ!!もういっぺん言ってみろっ!!」
ル「こんな時に喧嘩しないでよ~!!」
ていうか、リョウは何が分かったの?エルザとショールも分かったみたいな表情してるけど・・・
エ「鳳凰と関係してる者しか使う事ができない火炎石を、マヤの実の親が持っていたんだぞ。」
ショ「お前等はここから何を推測する?」
エルザとショールの問いにしばらく考え込むみんな。すると、
ル「も、もしかして・・・」
ウェ「そうだとするなら・・・」
シャ「まるで伝統ね。」
ト「あわわわわわわわわわ・・・」
グ「おいおい、マジかよ・・・」
ユ「こんな偶然ってあるの・・・?」
私とナツとハッピー以外はみんな驚いた表情。
ナ「だぁーーーーー!!訳分かんねぇっ!!」
ハ「おいらもさっぱりだよ・・・」
マ「私も全く分かんないよ~!!」
リョ「お前等ほんとにバカだな。マヤの実の親は、マヤと同じ鳳凰に育てられたって事だ。」
マ&ハ「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」
ナ「本当なのかフレイ!!」
フ「本当だ。マヤの実の親、ヤスジ・ララルドとマミ・ララルドは、鳳凰に育てられたんだ。2人とも魔法が火炎石だったからな。」
私は開いた口が塞がらない。びっくりしすぎて何も言えないや・・・
フ「俺は鳳凰の使いとして、火炎石を持つ者を300年以上見守ってきたんだ。」
フ以外「300年!!!??」
あんた、いったい何歳なのっ!?
フ「さぁな。俺が火炎石について知ってるのはここまでだ。その・・・隠してて、悪かったな。」
今までの話が全部信じられない・・・火炎石はお母さんの炎で、実のお父さんとお母さんも、お母さんに育てられた・・・そして、フレイが300年以上生きている事・・・
ル「なんか全部信じられない話だけど、面白い話だったわね。」
ショ「フレイは、人間の姿の時は、俺たちと同い年くらいに見えるけどな。」
ウェ「まさか、300歳以上なんて・・・」
マカ「わしより歳をとっているとは思わなかったのぉ~。」
シャ「いくら鳥でも人間でも、有り得ないわね。」
グ「鳥人間なら、有り得る事なんじゃねぇか?」
シャ「そうゆう問題じゃないと思うんだけど・・・」
ナ「まっ、人間でも鳥でも鳥人間でも、フレイは俺たちの仲間だ。」
みんな火炎石の事よりフレイの歳の方に驚いてる。
フ「マヤ。」
フレイが私の肩にとまる。
フ「火炎石は、もうお前の魔法だ。慣れれば鳳凰並の炎で勝負する事も出来るからな。」
鳳凰並の炎・・・想像するだけで迫力がすごすぎる!!
フ「でも、扱う時は十分注意しろよ。人を殺める可能性もあるからな。」
マ「それを早く言ってよ!!」
でも、これでスッキリした。今まで考えて悩んでいた火炎石の事がわかったんだもん。
後書き
第115話終了!!
火炎石はマヤの実の親から受け継いだものだった!!いやいや、驚きの真実でした。
次回は再びユモに悲劇が・・・!?
お楽しみに~!!
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