はじまりの街 中央広場に戻った俺はシルヴィを待ちながら、今後の攻略について考えていた。
今回のSAOは大半は≪打倒キリト≫だろう。だがキリトが待ち受けるのは第百層、そこまでには手強いBOSSモンスターたちが多く生息しているわけだ。
ここは一時的なパーティーを組みつつ攻略するか、ギルドを作るもしくはギルドに加入して攻略していくべきかを考えなければならないな。
まずは第一層攻略に要する時間は初代SAOで2か月だったが、今回は1か月くらいとみておくべきかな。あとはあのシルヴィという少女剣士がどのくらいの実力を持っているかと考えているとすぐ横「お待たせ」にシルヴィがログインしてきた。
「よし、じゃぁ、まずはこの付近から狩りを進めていこうか」と提案し、はじまりの街周辺での狩りが始まった。
街を出たとこでは「フレイジー・ボア」という青いイノシシが生息してる。このイノシシを俺は短剣のスキルを活用しつつ狩りをおこなう。
「てやぁぁぁ」
「はっ」そしてシルヴィも細剣スキルの≪リニアー≫を使いイノシシを狩っていく。
かれこれ2時間ほど狩りをするとさすがにイノシシやオオカミ相手では≪オーバーキル≫状態になってくる。俺のLvは現在4そろそろ次の街に向かい、敵の難易度も上げるべきだな。
その話をシルヴィにしようとすると、「ねぇ、ヤクモ君、あなたはスキル何を取ってるの?」と聞いてきた。「俺は索敵と短剣だよ」俺は返事をすると彼女は「私は細剣と索敵なんだけどさ、基本最初の2つのスキルは主に攻撃1サポート1だよね?でもあそこの人」とシルヴィは指をさした。
そこには剣士が1人片手剣のロングソードと曲刀のシミターを交互に持ち替え狩りをしていた。
武器2種類の使用をいきなり選んだのか。二刀流もできない状況で武器をシステムウィンドウを使いつつ切り替え戦うその姿は何とも優雅ではあるものの、OSS(オリジナルソードスキル)というにはまだまだ未完成な戦いで危なっかしいものであった。おそらくは新生ALOプレイヤーだったのだろうが、いつ死んでもおかしくない状況が続き、イノシシを討伐し終えた。
「ん?どうかしたか?」と剣士は訪ねてきた。
「ずいぶん危ない戦いをするんだな」と俺は切り替えすと剣士は笑って答えた「こんな戦い方でもあんたらみたいに興味を持ってくれる人がいればパーティーに入り一緒に戦いアタッカーとしてポジションを維持できるだろ。それに俺はマルチウェポンタイプを目指しているからな。ある意味では危険なのは承知してるさ」と答えた。
「なるほど。だが序盤にソロだとかなり厳しいのがマルチウェポンの欠点でもあるよね。modスキルはクィックチェンジかな?」「そのつもりさ」と剣士は笑顔で答えた。
「あんたもここでの狩りはオーバーキルっぽいし、俺たちと一緒に次の街へ向かわないか?」と俺は提案した。「それは願ってもない。俺の名前はYukito(ユキト)しばらくよろしく頼む」と俺たちは次の街へとパーティーを組んで向かうことにした。時刻は21時30分明日が日曜じゃなければ、そろそろログアウトしてる頃だな。
俺たちは森を抜け次の街へとたどり着いた。
主なモンスターははじまりの街周辺と変わらないがLvが違う状態であり、ここだと俺たちはオーバーキルをできる状態でもない適正圏内ということになる。
だが森の中での戦闘を含め俺たちのLvはさらに上がっている状態であり、パーティーで狩りをするにはあまりにも不向きな経験値量となっていた。
「さてと、おかげでクィックチェンジもとれたし、あとはまた俺はいったんソロに戻るよ」とユキトが言うと「私も、ヤクモ君もスキル冷却時間短縮とれたし、私もソロに戻ったほうがいいかもね」「そうだな、いったんここでみんな解散するか、時間も時間だし」と俺は答えた時刻は現在23:30になろうとしていた。
俺とシルヴィ・ユキトはフレンド登録をし、それぞれがソロに戻っていった。
「ここからはソロプレイタイムか」と俺は呟き、再度狩りをしつつ次の街をめざし歩き出した。
単純にここでmodを1つとれていることから、熟練度はそれぞれ50を超えていることになりますが、はじまりの街からクイックチェンジ目的でかつマルチウェポンプレイを目指す剣士ユキト
細剣を使い戦うとともに≪Yui≫をお姉ちゃんと言った少女剣士シルヴィ二人との再会の時はいったい二人はどうなっているか・・・正直考えていませんが^^;;;
またここでソロプレイに戻るヤクモですが、第一部は出会いがメインと考えていますので、今後もいろいろなプレイヤーと出会い、攻略に進んでいきたいと思っています。
文才がなくてほんとに哀しくなりますが^^;
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