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情緒不安定期間

作者:蛙男爵
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遺言




何もしなくても
明日はやってくるから

なんとなく 毎日を生きている



だって時間は私を引きずって
放そうとしないの


もしも 時間と私を
引き剥がすとしたら
もしも 自ら 命を
断つとしたなら



私は この白い紙に
何を残すのだろうか


まずは挨拶
おはよう こんにちわ こんばんは

そして
さようなら と、別れの言葉


きっと誰もが知りたがる
こうなった原因


でも そんなものは何もない


だって 何気なく生きて行く毎日を
終わらせただけ


平凡で平穏で 生を断つ理由さえないのに
今私は 別れの手紙をかいているの


生きるのに理由はいらないのに
死ぬことは理由が必要?


私は手を止めて ペンを机に置く

そして口を開けて 呼吸をした



生きてる自分を不思議に思ってる




だって

消えてしまいたいと思う時は
たくさんあるのに



心の[底]から
生きたい なんて 思った日はない




さようなら、さようならと
ペンを走らせた。






 
 

 
後書き
ps.

生きることに意味を求めるよ

もしかしたら答えなんて無いのかもしれないけれど


生きる理由が見つかるまで
とりあえず生きてみるよ

そして 答えを見つけたら
今度は私のほうが時間を放さないように 生きてみようと思うの 
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