FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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番外編4 リョウ編 『嵐真剣』
前書き
はいはいは~い♪07で~す♪
今回は番外編第4弾!!リョウ目線で書いていきますよ~♪
それでは、番外編4・・・スタート♪
俺は1人、ギルドのテーブルで、
リョ「う~ん・・・やっぱり1本じゃ不便だな。」
自分の聖剣(エクスカリバー)を見て唸っていた。読者のみんなは覚えているか?リグリション島で、俺の剣がファイターに壊されたのを。まさか聖剣を壊す事が出来る魔道士がいるとは思わなかったぜ・・・1本だけでも戦えるんだけどよ、やっぱり強敵だと2本の方が絶対有利なんだ。ファイターに壊されたのは『天力剣』だ。あ、ちなみに聖剣にはそれぞれ名前がある。俺が持ってる2本の聖剣は、『銀覇剣』と『天力剣』だ。世界に聖剣は全部で7本ある。その内のの2本は俺が所有していて、残りの5本は他の誰かが所有してるか、どこかにある。俺は聖剣を全部集めてやるつもりなんだ。それにしても、
リョ「早く直らねぇかな、『天力剣』」
『天力剣』は今、修理に出してるんだ。粉々になっちまったから、元通りに戻すのは大変だと思うけどよ、もう1ヶ月は経ってるんだぜっ!!いくら何でも遅すぎるぞっ!!その時、リリリリリリリリッ!!リリリリリリリリッ!!とバーカウンターにある電話がけたたましく鳴り響く。ミラが即座に受話器を取る。
ミ「はい、妖精の尻尾です。・・・はい、分かりました、伝えておきます。それでは。」
ガチャンッ!!と音を立てて受話器を置くと俺の方を向いて、
ミ「リョウ、修理に出していた『天力剣』が直ったから取りに来て下さいってゆうお店のオーナーさんからの電話よ。」
リョ「ほんとかぁっ!?んじゃさっそく行って来るわっ!!」
俺はいすから立ち上がり、ギルドを飛び出して全力疾走でお店に向かった。
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リョ「ありがとうございましたっ!!」
俺は店から出ると、直ったばかりの『天力剣』と『銀覇剣』を太陽の光にかざす。太陽の光に反射して、いつもより輝いて見えた。
ル「リョウ~~~!!」
声がした方を向くと、遠くからルーシィが走って来るのが見えた。ルーシィは何かを持っている。細長くて、布に包まれている。
リョ「どうしたんだルーシィ?それに、何だその布に包まれたやつ?」
ル「開けてみて。」
ルーシィからそれを受け取って、布をそっと取る。少しかび臭い臭いがした。中からでてきたのは・・・
リョ「!!こ、これって・・・!!」
それは1本の剣だった。しかもただの剣じゃない。聖剣の1本、『嵐真剣』だっ!!
リョ「ど、どうしたんだこれっ!?」
ル「パパの遺産なの。」
ジュードさんのっ!?何でジュードさんが聖剣を・・・
ル「私がまだ産まれてない頃、パパが洞窟で見つけてきたってママが言ってたわ。」
ど、洞窟に・・・俺は目を閉じると、ルーシィに『嵐真剣』を差し出す。
リョ「・・・ルーシィ、これは受け取れねぇ。」
ル「えっ?どうして?」
リョ「これはジュードさんの・・・ルーシィのお父さんの物だ。俺が受け取る筋合いは無い。」
確かに俺は、7本ある聖剣を全て集めたい。が、人が見つけた物を奪ってまで集めたいわけでもない。
リョ「この剣は、見つけたジュードさんの娘であるルーシィが持っていないと。」
俺は『嵐真剣』を布に包んでルーシィに渡す。残念だけど、これは受け取る事ができねぇ聖剣だ。すると、布を握っている俺の手を上からそっとルーシィが手を重ねた。
ル「・・・私が持ってたって、意味が無いの。」
リョ「え・・・」
ル「パパも、ママも私も、この剣を持ってても意味が無かったの。だから、この剣は10年以上も誰にも使われずに、埃をかぶったままだったの。そして今、使われる時がきたの。」
ルーシィは薄汚れ、少しかび臭い布に包まれた『嵐真剣』をそっと撫でる。
ル「リョウに受け取ってもらわなかったら、この剣はまた、自分を使ってくれる人を待ち続ける事になっちゃうのっ!!リョウ、私からもお願い。この剣を受け取ってっ!!」
ルーシィが『嵐真剣』を持って俺に頭を下げる。・・・俺って奴は、彼女に頭を下げさせてどうするんだよ。俺はルーシィから『嵐真剣』を受け取る。
リョ「俺なんかでいいなら、この聖剣の所有者になってやるっ!!」
ル「ありがとう、リョウ!!」
ルーシィの頼みなら仕方ねぇからな。
リョ「んじゃ、『嵐真剣』と契約するか。」
俺は再び布を取る。
ル「聖剣にも、契約って必要なの?」
リョ「あぁ。聖剣は、剣の中でも最強の剣だ。聖剣を扱えるのは、俺の他に2人しかいないってマカロフさんが言ってたな。」
ル「最強の剣を操る事が出来るなんて、やっぱりリョウは強いわね。」
リョ「まぁな。」
俺は『嵐真剣』を太陽の光にかざす。キラキラと銀色に光り輝く。そして俺は『嵐真剣』で、自分の腕に1cmほどの傷をつける。
ル「ちょ、ちょっとリョウ!!何してるのっ!?」
リョ「これが聖剣の契約方法なんだ。」
所有者の血を、聖剣につける。これが聖剣の契約のルールだから仕方がねぇ。銀色に輝く刃が、俺の鮮血で汚れる。でもこれで、『嵐真剣』は俺の武器・・・いや、俺の仲間だっ!!
リョ「でも、条件がある。」
ル「条件?」
リョ「『嵐真剣』を使うのは、俺がどうしても勝てない相手、ルーシィや、仲間をめちゃくちゃ傷つけた相手、俺が怒りに染まった時にだけしか使用しない。」
ル「それじゃああんまり意味がないんじゃ・・・」
リョ「ルーシィ、この『嵐真剣』は、聖剣の中でも上から3番目に最強の聖剣だ。普段から使っていたら、相手を一撃で殺す事も出来る恐ろしい聖剣なんだ。」
ル「!!!」
ちなみに、『銀覇剣』と『天力剣』は、7番目と4番目だ。でも、『銀覇剣』は一番弱い剣だからって侮っていたら、そいつは正真正銘の大バカ野朗だ。所有者の力が強ければ、一番最強の剣にもなれる。まっ、そんなこんなで、
リョ「これからよろしくな、『嵐真剣』」
それに答えるかのように、『嵐真剣』はキラリと輝いた。
後書き
番外編4終了~♪いかがでしたでしょうか?
ここで少し聖剣のことを説明します。
みなさんはアーサー王とゆう方を知っていますか?お話上の人物何ですが、とても勇敢な王様です。ドラゴンと戦ったり、国の人たちを助けたり、とても心優しい王様です。そのアーサー王が使っていた剣が聖剣(エクスカリバー)です。本当は1本なんですが、私のお話では7本にしました。
私のお話の聖剣は、特定の人物しか使用する事ができないとても珍しい魔法です。リョウの他にも聖剣を使える者は2人しかいません。そして、7本の聖剣が全て1人の手に渡ると・・・
次回は番外編5です!!番外編もあっという間でした。
それではSeeyou♪
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