魔法少女リリカルなのは 転生者は平和に暮らしたいだけなのに
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第27話 兄との再会!?
前書き
今回は短め
サイド フェイト・古手
『それでは決勝戦を行います!』
すると歓声が会場全体、いや町全体に響き渡った
『まずはクウネル・サンダース選手の入場です』
しかしそこからは誰も出てこなかった
『・・・あれ?クウネルさーん?』
しかし出てこない
『あれ?』
すると後ろからバリバリする音が聞こえる
MCは後ろを向くとそこには・・・
「私ならここに居ますよ?」
そういいながらぬれせんべいを食べながらねっころがっていた
『おおっと!ここにいましたか!クウネル・サンダース選手!
本当にくっちゃねをしている!さて!お次は青コーナー!
フェイト・F・テスタロッサ選手の入場です!』
すると歓声が起こりその中からフェイトは歩いてきた
そして試合場に入った
『それでは!行きましょう!決勝戦!試合開始!』
開始のゴングが鳴った
だが2人は全く動かない、話しかけたのはクウネルだった
「さて、まずは貴方にご褒美をあげないといけませんね。」
「ええ、貴方に言われたとおり、ここにくるとご褒美がもらえると聞いたので」
「もちろんですよ。これで俺も正々堂々と表舞台に出る事ができるんだからな」
「え?」
「ネギ。セットアップ」
『了解』
すると光が強くなるがすぐに弱くなった
そして私が見たのは10年前あの時闇の書の事件で居なくなった1人の義理の兄
古手雅樹であった。あの時の体あの時の服装のままフードが無くなって
顔と体が見えた
「お兄さん・・・」
「久しぶりだな。フェイト」
フェイトは涙を流した。やっと会えたのだ。古手が生きてる証拠を見つけてからは
いろんな世界を回り探していたのだ。でもやっとここで出会えることができて
涙を流した
「お兄さん!」
フェイトは走った
しかし
ペチン
「へぶっ!?あがぁぁぁぁ」
古手はフェイトが突っ込んでて抱きつこうとしたので
デコピンをしてやった
「なにやってんだか。」
「なにやってんだかじゃないですよ!何でデコピンしたんですか!?
私はずっと!ずぅっっと!お兄さんの事探して・・むぐっ!?」
フェイトはすぐ起きて兄古手にの所に行くが次は頬をつかまれる
「結構大人びてると思ったらまだまだ子供だな」
「お兄さんに言われたくないです!」
「こんなので泣くなよな?」
「な!こここ!こんなの泣くに決まってるじゃないですか!
私はお兄さんのことずっと・・ずぅっと!探してたんですよ!」
「でも生きてる証拠はあっただろ?」
「そうですけど・・お兄さん・・私・・」
すると古手はフェイトの頭に手をのせ頭をなでて離れる
「さて、時間もない。改めて喋ったりするのはこの後で良いしよ。
今はお前の稽古に付き合うよ。フェイト
決勝まで来れたんだから。少しはできるだろ?来な。」
フェイトは顔を上げて笑いながら言った
「・・・はい!」
「なるべく持たせなよ?それじゃないと・・・終わっちまうぜ?」
「っ!バルディッシュ、行くよ!」
『イエッサー』
するとフェイトは同時に瞬動術を使い接近した
バルディッシュを使い次々と攻撃をする
その時フェイトの頭の中には今まで古手と一緒に過ごしてきた
思い出が思い出してくる
10年前あの時3人で過ごした思い出
少しだけだけど思い出がいっぱいだった
お兄さんと一緒にジュエルシードを探した思い出
一緒に旅行をした思い出
そして・・
私達の母、プレシア・テスタロッサが死んだ時、私達を引き取ってくれた事と
死んだお母さんに泣いてくれた事。
私達はお兄さんのおかげで乗り切れる事であった
だけど数ヵ月後闇の書の封印の時にお兄さんは虚数空間へ落ちていった
私は泣いた。姉アリシアと一緒に泣いてしまった。
もう泣かないと自分の心の中で決めたのに。私は泣いてしまった
だけど8年後お兄さんが生きてる証拠を見つけた時は嬉しかった
お兄さんが生きてた。それだけで嬉しかった。
そして今私はお兄さんと戦ってる。
この場所でこんな風に手を伸ばせば触れる事ができるその場所に
今・・あなたが・・・
だから!私はそれ以上長く!1秒でも長く!
あなたと戦いたい!
そして私は・・いつか貴方に・・・
『わ、1!・・・2!・・・』
「よくもったな」
「へ、へへ・・・」
「まぁあれだ、虚空瞬動がないときついぞ?
いくらソニックムーヴが速いけど虚空瞬動のほうが燃費はいいぞ?」
「むう・・もうちょっと精進します」
「ほら」
古手はフェイトに手を差し上げると同時に・・
『9・・・10!カウント10!試合終了!クウネル・サンダース選手優勝!』
フェイトはその手を受け取って立ち上がった
そして立ったと同時にフェイトは古手に抱きついた
「おっと、よしよし」
「「マスター!」」
「古手さん!」
「雅兄ぃ!」
「「「「古手!」」」」
「よぉ。お前ら。話は後にしとけ。これが終わってからだ
ほらフェイト。離れろって」
「・・・やだ」
「ちょ、離れろって。」
「やだやだ!お兄さん離したらどこか行っちゃうもん!」
「しないよ。まったくこの妹は・・」
『と、とりあえずクウネル選手表彰台に来て頂けますか?』
「ああ、すまない今行く。ほら行くぞフェイト、高町」
「うん」
こうして大会は終了し幕を降りたのであった
この後俺は星夜達の所に移動した
「さて、3人共ちょっといいか?」
「え?何?」
「なんや?」
「これから会う人なんだけど俺がとある所で引き取った子供だ。
今では家族の様に触れ合ってる。でも俺がその姿を見た時吃驚したけどな」
「「「???」」」
古手は扉を開いた
「父さんお帰り!」
「お父さんお帰りなさい」
「父上お帰りぞ」
「ああ、ただいま」
「っ!?私達と同じ顔!?」
「ふぇ?あ、本当だ僕達と同じだね」
「おお、これが聞く我らのオリジナル達か」
「オリジナルって・・お兄さんどういうこと!?」
「まぁ落ち着け。とりあえず明日話す。明日11時その場所に来てくれ」
俺はフェイトに店の紙を渡した
「それじゃ明日そこで待ってるからな」
俺は転移魔法を使って家に戻った
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