古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者
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模擬戦 インパルス&弐号機 VS 零号機&参号機 前編
「模擬戦ですって!?」
ミサトは司令室でグライナルリーゼズとの模擬戦の話を聞き、リツコに詰め寄った。
「近いわよ酒臭い。ナンブ大将のご提案よ、それでネルフが使い物になるかどうか試すそうよ」
「はっ良い度胸じゃない!叩き潰してやるわ!!」
一体何処からその自信が沸いて来るのか全く持って謎である。今まで大した戦績も挙げられていないのに、寧ろ失態しかないくせに
「それと飛んでも無い事を言って帰っていったわよ・・・」
「どんな事よ」
「万に一つそちらが勝ったら弐号機の権利をくれても良いってね、しかもアスカも合意してるわ、でもその代わり負けたら参号機か零号機を渡さなきゃいけないけどね」
「マジで!よっしゃあ!これで弐号機は頂きね!!」
「気が早いわね・・・」
そして数日後・・・。第三新東京市郊外
何も無く、ただの野原が広がっている土地。ここなら幾ら暴れても被害は出ない。周囲は立ち入り禁止となっており、その上空も立ち入り禁止になっている。そこには既に参号機と零号機がスタンバっていた。アンビリカブルケーブルの電源車とネルフの司令車ぐらい
「あいつらはまだこないの!?」
ミサトは未だに姿を現さないグライナルリーゼズにイライラしていた。が、約束の時間までまだ5分ほどまである。ミサトが怒る筋はないだろう、本人だって重要な会議にだって毎度毎度遅刻しているのだから。数分すると、空域に二機の輸送機が入ってきた。それはグライナルリーゼズの輸送機だった。
輸送機内部、カタパルト
『シンキ君、発進許可が下りたけど今回はなんのシルエットで行くのかしら?今回はアスカちゃんとパートナーだけど』
「今回はフォースシルエットでお願いします。機動性重視で攻めて行きます、アスカをサポートしながら行きます」
『了解よ』
シンキは計器のチェックにシステム面のチェックも終わらせるとスロットルに手をかける。がその時通信モニターにアスカが写った。
『はぁ~いシンキ、今回は宜しくね。あっ、少佐って言うべきだったかしら?』
「嫌別に良いよ、楽にいこうよどうせ模擬戦なんだから」
シンキとアスカは非常に仲が良く、互いに良き友として接しており力を高めあっている。アスカとシンキのコンビネーションシンクロ率は72パーセントいう高い数値をたたき出している。因みにキョウスケとエクナは文句無しの100パーセントシンクロだったりする。
『それとキョウスケさんから伝言があるわよ。やりすぎな、でも徹底的にやれですって』
「・・・?・・・ああそういう事か、壊し過ぎないように叩きのめせって事か」
『そういう事ね』
「それじゃ僕は発進するから切るよ」
『了解よ』
そう言ってアスカとの通信を切った。
「シンキ・ナンブ、コアスプレンダー出撃します!!」
シンキは一気にスロットルを開いて、輸送機から飛び出した。その後を追う様にチェストフライヤ―とレッグフライヤーが飛び出す。それと同時に別の輸送機の発進口が開き始める。
「惣流・アスカ・アイマン、弐号機出るわよ!!」
輸送機からはまるで滑るように発出されたのは真紅の機体、弐号機だった。弐号機は空中で見事に回転してから体勢を整えてから肩から赤い光を放出した。その光が噴出すと同時に落下速度が緩やかになっていき、遂には落下が完全に止まって少し飛行しながら、地面へと降りた。
一方のコアスプレンダーは素早くパーツドッキングを済ませて、シルエットフライヤーが運んで来たユニットと合体した。ユニットは四枚の赤い翼が十字に展開した。それと同時にインパルスの機体色が変わった、胸部は蒼に、腹部は赤に見事なトリコロールへと変貌して弐号機の隣に位置取るように浮き続けている。
弐号機とインパルスに面向かっている参号機と零号機は弐号機の変り様に驚いているようだ、がその時弐号機が、指でクイクイっと徴発するような動きをした。それを見たミサトはものの見事に
「きぃいい!!?舐めてんじゃないわよ!シンジ君、レイ!突撃して弐号機とあのロボをぶっ壊しちゃいなさい!!」
『了解』『了解!!』
参号機と零号機はその言葉に従って、参号機はハルバードのような形のスマッシュホークを、零号機はソニックグレイブを持って弐号機に突撃していく。
『真正面から来たわね、もう一方が援護射撃するとか思わないのかしら?』
「まあとりあえず射撃っと」
『そうね』
インパルスはライフルを構え、弐号機は両腕を動かして構えを取ると拳が赤く光り始めていく。拳同士をぶつけてから掌を合わせるように合わせ
「受けなさい!赤竜鱗!!」
そのまま腕を突き出すようにするとエネルギーの玉が勢い良く飛んでいく。それに合わせる様にシンキがライフルを発射し、ライフルと赤竜鱗が融合していき参号機と零号機に向かっていく
後書き
次回、決着?
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