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シュウマツの残光

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薄暗い部屋
  俺の・・・・

 
前書き
ビデオテープには

終末が記されていた。 

 
まりえは恐る恐るビデオテープを再生した。
中身は見覚えのある人たちの・・・・

断末魔だった。
切り裂かれる女の子の死体。
頭部と胴体が離れた男の死体。

そしてその後の映像には・・・
豚がそれらを我先にと口に流し込む映像が流れていた。

「なん・・・・なのよこれ・・・・なにが起きているの・・・・?」
震えながら発した言葉は、まりえ以外の誰にも伝わらない。ここにはだれもいない。

だが声は聞こえるんだ、この近くから。

そうか、さっきから聞こえる動物の鳴き声は豚だったんだ。
じゃあ私も・・・同じようなことになるの・・・・?

そう考えながら膝をついたまりえは、壁に倒れこんだ。
目にはなんの輝きもない。きっとキトは来る。私にとどめを刺しにくる。
すべての始まりは私だから・・・・。

倒れこんだ壁の近くのドアが開き、寒さ混じる風が吹き込んできたー

光の陰にいる人間は、まりえに歩み寄った。

片手にはナイフを持って

血で染まった赤色の学生服に身を包んで・・・。 
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