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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第97話 リグリション島の言い伝え

 
前書き
ど~もど~も~☆07で~す☆
今回はみんなでギルドに帰るぞーーーと、思ったが・・・
ルーシィ目線で書いていきます。
それでは、第97話・・・スタート☆ 

 
私たちは、重い足取りで待機所に向かって歩いていた。ファイターたちとはそこで別れる事になったの。今までの償いをして、旅をするみたいなの。

ウェ「そういえば、スパイダーさんたちの本名って、何でしょうか?」

ト「聞きそびれてしまいましたね。」

まぁ、あの5人は強いから、きっと大丈夫よ。ところで、さっきまで泣いていたマヤはどうなったかとゆうと・・・

マ「あ~あ、試験が台無しになっちゃった。とゆうか、この服歩きにくいっ!!」

ナ「何でドレスなんだ?」

マ「私が聞きたいよ!気がついたらこんな格好だったんだもんっ!!」

まぁ、似合ってるからいいんじゃないかしら?でも、さっきまで泣いていたマヤがまるで別人みたいに見える・・・やっぱり、マヤは立ち直りが早いわね。

ユ「そうでもないと思うよ。」

ル「え?」

マヤを見つめるユモの澄んだ垂れ目の青い瞳は、マヤの事を心配そうに見つめていた。

エ「待機所に着いたぞ。」

先頭を歩いていたエルザの言うとおり、ギルドの待機所があった。

ミ「エルザ!みんな!!マスター、エルザたちが帰って来ましたっ!!」

ミラさんの声を聞いたマスターやみんなが待機所から出てきた。怪我してたガジルやフリードたちも復活したみたい。よかったぁ~。

レ「ルーちゃん、無事でよかったぁ~。」

レビィちゃんが私に抱きついてくる。

ジュ「グレイ様!無事で何よりです!ジュビア、もう心配で心配で・・・」

グ「わ、分かったから泣くなってっ!!」

ジュビアったら、グレイにはユモがいる事知ってるのかしら?

エル「エルザ!ショール!無事で何よりだぁーーー!!漢だーーー!!」

エ「エルフマン、私は女だぞ。」

ショ「泣くなって。」

エルフマンって、見た目によらずに涙もろいのよね。

リ「ウェンディ、トーヤ、シャルル、お帰り。」

ミ「お疲れ様。」

ミラさんとリサーナが優しく声をかける。

ラ「リョウ、随分手こずったみてぇだな。」

リョ「予想以上に強かったんだよ。」

ラクサスったら、相変わらず素直じゃないんだから・・・

ガ「ギヒッ。お前等も随分ボロボロだな。イカレテルぜ。」

ナ「んだとごらぁっ!!今回は初めて戦った相手だから苦戦したんだっ!!2回目は一発で仕留めてやるよっ!!」

ハ「ナツ、そうゆうの屁理屈っていうんだよ。」

リリ「ハッピーの言うとおりだ。」

ナ「うるせぇーーーーー!!」

喧嘩始めるの早すぎるでしょ・・・

マカ「マヤ。」

マ「マスター。」

マスターがマヤに歩み寄る。

マカ「無事で何よりじゃ。」

マ「でも、私のせいで、試験が台無しに・・・」

マカ「そんなのどうでもいいわい。」

マ「!!?」

マスターは上を見上げると、

マカ「親にとって、一番大切なものは子供の命じゃ。1人でも命が欠ければ人生は大きく変化する。」

マスターの言葉にまたマヤの瞳に涙があふれる。私も泣けてきた・・・

マカ「1人の幸せはみんなの幸せ、1人の怒りはみんなの怒り、そして、1人の涙はみんなの涙。お前にはみんなの心が届いてるはずじゃ。」

マ「ひっ・・・ひく、マ、マスター・・・」

マカ「フレイが死んだのはお前を守るため。いつも笑っているマヤが泣いてどうする。お前にはいつも笑っていてほしい、フレイも、みんなも、そう思ってるはずじゃ。」

マスターはすでに気づいてたのね。フレイが、死んじゃった事を・・・

マカ「寂しい時や悲しい時はいつでも仲間に相談しなさい。お前は・・・妖精の尻尾の魔道士の一員なんじゃから。」

もう耐え切れない・・・!!

マ&ル「あーーーーーん!!」

ナ「何でルーシィが泣くんだよっ!?」

だって・・・マスターの言葉に、感動しちゃったんだもん・・・

カ「ったく、仕方がないね・・・ほら、マヤも泣くのは止めなよ。たった今マスターに言われたでしょ。あんたが泣いてどうするのよ。」

マ「ひっ・・・泣いて、なんか、いない・・・!」

そう言って立ち上がったマヤの瞳から大粒の涙がこぼれていた。

ナ「泣いてるじゃねぇか。」

マ「泣いてないっ!!」

私たちはいつの間にか全員笑顔になっていた。

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エ「マスター、そろそろギルドに帰りましょう。」

マカ「そうしたいんじゃがな・・・」

マスターが海を見る。私たちもそっちの方に目を向けると、

マカ以外「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

マグノリアからここまで来た船が、粉々に崩れてる!!

マカ「災いの天使(ディザスタエンジェル)のやつらが壊したみたいじゃ。」

それじゃあ。どうやって帰るのよ~!!

ナ「泳ぐしかねぇだろ。」

ル「無理だからっ!!」

すぐさま突っ込む。どうして考え方が楽観的なのかしら?

マ&ハ「それがナツです。」

言われてみれば確かにそうね。その時、

?『アハハハハハ・・・』

全「!!!???」

どこからか声が聞こえてきた。子供の声・・・かしら?

ビ「何だ、今のは?」

ベ「何だ何だ?」

?『アハハハハハ・・・』

まただ・・・しかも、1人や2人じゃない・・・!

エル「姿を現せ!漢だ!!」

エバ「意味わかんないわよ。」

?『アハハハハハ・・・』

不気味ね・・・その時、

?『僕たちが、連れてってあげる・・・』

全「!!!???」

グ「連れてってあげる?」

ギ「どこに連れてくんだ?」

?『マグノリアだよ・・・決まってるじゃないか・・・』

マグノリアに連れて行ってくれるのっ!?いったい誰が・・・?

ト「マカロフさん、これはいったい・・・?」

マカ「・・・妖精かもしれんな。」

マカ以外「妖精!?」

マカ「この島には、昔から妖精が住んでいるとゆう言い伝えがある。」

妖精が住んでいる島・・・なんだか神秘的ね。

マカ「この妖精たちにお願いするとしよう。」

マスターがそう言うと、

?『さぁ、帰ろう・・・君たちの、ギルドに・・・!』

そのとたん、強烈な眠気が襲ってきた。私だけじゃない。ナツも、マヤも、みんなどんどん眠っていく。

?『また、遊びに来てね・・・』

私もそのまま深い眠りについた。 
 

 
後書き
第97話終了~☆
リグリション島に妖精は本当にいるのか?そして、その妖精には尻尾はあるのか?ますます謎が増えたリグリション島ともついにお別れ。マスターの言葉、個人的にお気に入りです。
次回はリグリション島グループがギルドに帰って来た!!でも・・・
次回、お会いしましょう~☆

ここでお知らせです。FAIRY TAIL 友と恋の奇跡がそろそろ記念すべき100話に突入いたします。それを記念に、100話目を更新した後、5話連続で、番外編を書こうと思います。楽しみにしてて下さい。 
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