雷刀の導き
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
4章
さやか「んでさーキシヤはさ、なんでそのチカラの事隠してたの?」ジロッ
闇桐「・・・それは」
マミ「ま、まぁそれはいずれ話してくれればいいんじゃないかしら?」オドオド
さやか「・・・まぁそういうことにしといてやるわ」
闇桐「すまない・・・時が繰ればきちんと話す」
さやか「・・・まどか、帰ろ」テクテク
まどか「え?う、うん」ペコッ タッタッタ
闇桐「・・・・・」
マミ「・・・・・」
闇桐「それじゃ・・・俺も帰りますね」
マミ「あ・・・うん」
闇桐「・・・・・一つ言っておきますが、」
闇桐「俺は一度言ったことは絶対に守る・・・」
闇桐「いつでも相談のってやる」
闇桐「それじゃあな」テクテクテク
マミ「ま、待って!!」
闇桐「・・・?」ピタ
マミ「・・・今からちょっとだけ一緒に話さない・・?」
闇桐「・・・喜んで」
━━病院
さやか「恭介!今日もCD買ってきたからさ、後で聴いてね!」
上条「・・・ねぇさやかは、さ」
さやか「?、どうかしたの?」
上条「僕をいじめているのかい?」
さやか「え・・・・」
上条「嫌がらせのつもりなのか?、なんで今でもまた音楽なんて聞かせるんだ?」
さやか「だって、それは・・・恭介が音楽、好きだから・・・!」
上条「・・・ッ!」
上条「もう聴きたくないんだよ!!自分で弾けもしない曲なんて!!!」バキィ ボタボタ
さやか「・・・!」
上条「こんな腕なんか・・・・!」
さやか「や、やめてっ!!」ガバッ
さやか「大丈夫だよ、きっと治るよ!諦めなければ、きっといつか・・・」
上条「諦めろって言われたのさ」
さやか「・・・・」
上条「今の医学ではどうしようもないって、バイオリンは諦めろってさ」
上条「動かないんだ・・・もう・・・『奇跡か魔法でもないかぎり・・・!』」
さやか「・・・・あるよ」
さやか「奇跡も魔法もあるんだよ」
━━夜
まどか「(ほむらちゃんってちゃんと話せばお友達になれそうなのに・・・)」
まどか「(なんで他の皆と喧嘩になっちゃうんだろう・・)」
まどか「・・・・?」
まどか「あれ?仁美ちゃん・・・?」
まどか「どうしたの仁美ちゃん、今日のお稽古は・・・?」
仁美「・・・・・・」
まどか「・・!?(この印ってあの時の!)」マジョノコクイン
仁美「あら鹿目さんごきげんよう」
まどか「仁美ちゃんどうしちゃったの!?どこに行こうとしてたの!?」
仁美「どこって・・・ここよりもずっと良い場所ですのよ、そうですわ、鹿目さんも是非ご一緒に・・・!」
ゾロゾロ
まどか「!?」
まどか「(この人達もまさか・・・)」
まどか「(マミさん達に伝えないと!・・ああっでも携帯番号分かんないや・・)」
まどか「(どうしよう・・・!)」
━━廃工場
「俺は駄目なんだ・・・こんな小さな町工場ひとつ満足に切り盛りできなかった」
「今の時代に俺の居場所なんてあるわけねぇんだ・・・」
「・・・」コツコツ ドバドバ
まどか「(何あれ・・・洗剤?)」
━━まどか回想
まどかママ「いいか、まどか」
まどかママ「こういう塩素系の漂白剤はな他の洗剤と混ぜると、とんでもなくヤバいことになる」
まどかママ「あたしら家族全員、猛毒のガスであの世行きだ、絶対に間違えるなよ?」
━━回想終了
まどか「・・・!!」
まどか「駄目っ!それは駄目!!みんな、死んじゃうよ!!」
仁美「邪魔してはいけません!」バッ
まどか「!?」
仁美「あれは神聖な儀式ですのよ?私たちはこれから素晴らしい世界へと旅立つんですのよ!」
仁美「それがどんなに素敵なことかあなたにもすぐに分かりますわ!」
「おおお!」パチパチ
「そうだそうだ!」パチパチ
「その通りよ!」パチパチ
まどか「(この人たち・・・狂ってる・・)」
まどか「(なんとかして止めないと!」
まどか「はなして!」
仁美「っ!?」
まどかは洗剤が入っていたバケツを手に取り、
工場の外に放りなげた。
ガシャアアアアン!と音が鳴り響く。
まどか「(良かった・・・これでひとまず安心・・・)」
「・・・・」ジロッ
「・・・・」ギロッ
仁美「・・・・」
まどか「・・・じゃ・・なさそう・・」
まどか「(逃げなくちゃ!)」タッタッタ
「逃げたぞ!追え!」
「捕まえろ!」
バタン まどか「!」
「おい出て来い!」「クソが!」ドンドン!
まどか「ええと・・・出口」キョロキョロ
まどか「(あれ・・・ここって物置きじゃ・・!?」
まどか「どうしよう・・・」
まどかがそう悩んでいるときいきなりまた景色が変わる。
そう魔女が現れ、結界に囚われてしまう
まどか「━━━あ」
まどか「(これって罰なのかな・・・)」
まどか「(私が弱虫で、嘘つきだから、きっとバチが当たったんだ)」
そして使い魔が現れる。カタカタと音を立てながらまどかを狙い、殺そうとする。
闇桐「まったく・・・なんでこんな所に来てるんだ?お前は?」
颯爽と現れた闇桐は使い魔を切り裂いていく
まどか「・・・・え?」
闇桐「・・・お前が最後か」
魔女「・・・・」ズルリ
闇桐「雷電絶撃!!」スパアアアアアン
その一言と共に魔女は簡単に八つ裂きになった。
さやか「うおりゃああああああ・・・ってあれ?」
そして結界が解けていく。
闇桐「一足遅かったな・・・ってお前その格好・・」
まどか「さやかちゃん・・・」
さやか「アンタがいたんだ・・・急いできたのに・・」
闇桐「すまんな・・・」
まどか「なったんだ・・・魔法少女に」
さやか「うん」
さやか「マミさんは・・・?」
まどか「そういえば・・・」
闇桐「少し間を置きたいと言ってたな。今のままじゃ居ても足でまといとかなんとか・・・」
まどか「そうなんだ・・・」
さやか「ま、まぁマミさんだって休みたい時くらいあるよ!私もコイツもいるし大丈夫!」
まどか「そうだね・・」
闇桐「今まで戦ってきたんだ、少しくらい休んでもバチは当たらんさ。」
さやか「だよねぇ~」
━━━━━━
ほむら「・・・・」タッタッタ
ほむら「・・・(ソウルジェムが光らなくなった?)」タッタッタ スゥ
ほむら「・・・・・・?」ピタ
ほむら「結界が・・・消えた?」
だけど確かマミは活動していないはず・・・なら一体誰が?闇桐?
廃工場の裏のシャッターに乱暴に切り裂かれてる穴があった。
ほむら「・・・・」
さやか「よぉ」
まどか「あ・・・!?」
さやか「遅かったじゃん・・・転校生?」
闇桐「なんか・・自分が倒したみたいな言い草だな」
さやか「そこ!黙ってろ!」
ほむら「なってしまったのね・・・魔法少女に・・・」
━━━少し前 さやか
さやか「ほんとうに・・・どんな願いでも叶うんだよね?」
キュウべえ「大丈夫、君の願いは間違いなく、遂げられる」
キュウべえ「じゃあ、いいんだね?」
さやか「・・・・うん」
そしてキュウべえがさやかに近づく。そしてさやかが光に包まれる。
そしてソウルジェムが現れる。
キュウべえ「さぁ、受け入れるがいい。『君の運命を』」
━━翌日 放課後
さやか「・・・ふぇ」コクン
さやか「授業終わった~?」ノビーン
まどか「もぅ、さやかちゃんってば~」
仁美「あら?美樹さんも寝不足ですの?」
さやか「あれ~仁美どうしたの?」
仁美「なんだ私夢遊病というか・・・昨日気づいたら大勢の人一緒に倒れていたんですの」
仁美「ゆうべは病院やら警察やらで大変だったんですの・・・」
さやか「ええー何ソレー」
まどか「た、大変だね」
ほむら「・・・・」
さやか「やーひさびさに気分いいわ~」
まどか「さやかちゃんは・・・魔法少女になるの怖くなかったの?」
さやか「ん、まぁそりゃちょっとは怖いけど」
さやか「私一人が犠牲になればもっと多くの犠牲を防ぐことができるじゃん?」
まどか「・・・」
さやか「だからさ!あたしは後悔してない!これからマミさん達と一緒に見滝原の平和をガンガン護っちゃいますよー!」
さやか「なんてね!」
まどか「・・・・」
さやか「まぁ・・・まどかは急ぐことなんてないよ。ゆっくりと願い事決めたらいいと思うよ?」
まどか「ありがと・・・さやかちゃん・・」
さやか「よし!それじゃ私行くわ」
まどか「なにか用事?」
さやか「んーまぁちょっとね・・」
━━病院
さやか「そっかー退院はまだなんだ・・・」
上条「うん。まだ足のリハビリが済んでないしね」
上条「さやかの言った通り本当に奇跡だよね・・・これ・・・」
さやか「・・・」ニコッ
上条「・・・この前はさやかに酷い事言っちゃったよね」
上条「ごめんね」
さやか「気にしなくていーの!良くなったからそんな顔しなくてちゃ駄目だよ!」
さやか「もっと笑ってないと!折角治ったんだし!」
上条「うん。ありがと」ニコッ
さやか「(後悔なんてあるわけない。)」
さやか「(これで・・・これで良かったんだ。)」
さやか「(これが私の願いだから・・・)」
━━マミ自宅
マミ「ふぅ・・・」
マミ「(やっぱり自宅が一番落ち着くはね。)」
マミ「それにしてもキシヤ君・・・」
マミ「(凄く優しい人だった。こんな私の傍にいたいだなんて・・・)」
マミ「なぜかしら・・・こんなにもあの人に逢いたいと思うなんて・・・」
マミ「(この頃あの人のことばっか考えてしまう。これはなんなんだろう。
マミ「ちょっと電話で呼ぼうかしら・・・?」
マミ「あの人も忙しそうだし・・今は良いや」
マミ「私ももう少ししたら、魔女退治頑張ろう。」
━━ 夜。
さやか「・・・よし!行くよ、キュウべえ」
キュウべえ「緊張しているのかい?」
さやか「そりゃーね。一歩間違えれば御陀仏だし。」
さやか「!」
さやか「まどか?」
まどか「さやかちゃん・・これから?」
さやか「そ!これから魔女探しのパトロール!」
さやか「マミさんは休んでるし、キシヤとも別行動とってるしね!」
さやか「まどかはどうしたの?」
まどか「あ・・・あのね!」
まどか「足手まといだってのは分かってるんだけど」
まどか「邪魔にならない程度でいいの、一緒に連れて行ってもらえたらって思って!」
さやか「・・・・・・・・・・」
まどか「ご、ごめんね駄目だよね!無理言ってごめん!」
さやか「ううん、すっごく嬉しい」
そう言ってさやかはまどかの手を握る
まどか「あ・・・」
さやか「えへへ・・・分かる?さっきから手が震えちゃってさ、情けないよねあたし・・・・」
さやか「まどかが来てくれるなら凄く心強い。」
キュウべえ「危険は承知の上だね?」
さやか「うん、まどかいるって肝に銘じとけば、あたしも無茶しないと思う。」
キュウべえ「そうか・・・考えがあっての事ならいいんだ」
キュウべえ「いざとなったらマミ達を呼べるから安心していいけどね」
さやか「・・・結界だ」タッタッタ ピタ
まどか「・・・うん」
さやか「・・行こう!」タッタッタ
まどか「うん!」タッタッタ
キュウべえ「結界が不安定だ。これは魔女のじゃなくて使い魔のものだね」
さやか「楽に越したことはないよ。初心者だし、」
まどか「あっ、見て!使い魔が!」
まどか「逃げていくよ!」
さやか「よっしゃ!」
そしてさやかは魔法少女に変身する。
さやか「くらえ!」
斬撃を飛ばし、遠距離から切ろうと試みる。だが何かによって弾かれる。
さやか「!?弾かれた!?」
キュウべえ「!」
「ちょっとちょっと何やってんのよアンタ達。」
「あれ使い魔じゃん、グリーフシード持ってるわけ無いじゃん」
さやか「・・・魔法少女?」
赤い服を着たポニーテルの女の子が槍を持って立っていた。
キュウべえ「なんでここに杏子がいるんだい?」
杏子「たまたま寄ったんだよ。んで結界見つけたから入ってみたんだよ。使い魔しかいなかったけどな」
キュウべえ「そうかい」
まどか「あっ逃げちゃう!」
その隙に使い魔は逃げようとする
さやか「追わなきゃ・・・!!」
さやかは追おうとするが
杏子「だからやめろっつーの」チャキ
槍を首筋に持ってこられ、動けなくなる。
さやか「何すんの!?あれ放っといたら誰かが殺され・・・」
さやかが怒声を挙げるが、杏子はヤレヤレと言った感じに、
杏子「当たり前だろ?」
と答える
杏子「四、五人食わせて魔女にすりゃグリーフシード落とすんだよ?」
さやか「な!?アンタ魔女に襲われる人たちを見殺しにする気!?」
怒りで言葉を返す
杏子「・・・なんかさぁ、大元から勘違いしてるよねぇアンタ?」
杏子はヤレヤレと手を翳し、さやかに告げる。
杏子「弱い人間が魔女に食われる。んでその魔女をアタシらが喰う。それが当たり前のルールだろ?」
杏子「まさかとは思うけど人助けだの正義だのそんな冗談みたいなことかますために」
杏子「契約を交わしたわけじゃないよねぇ」
さやか「・・・・!」
さやかはその言葉にブチ切れ、問答無用に杏子に斬りかかる。
ガキィィィン だが杏子に防がれる
杏子「・・・ちょっと・・何すんのさっ」ザシュ
逆にカウンターを決められ腹を斬られる。
さやか「うあッ」
まどか「さやかちゃん!!」
腹から血が流れるが、
杏子「あれーおっかしーな。全治一ヶ月ってくらいにはかましたはずなんだけどなー」
血が止まりさやかは立ち上がる。
まどか「大丈夫なの・・?」
まどかは心配になる。そりゃ目の前で友達が斬られたのだから
キュウべえ「彼女の契約は癒しの祈りによるものだから、回復力は人一倍だよ」
だが冷静な声でキュウべえが彼女の命に別状が無いことを告げる
そして簡単にさやかの腹の傷は治ってしまう。
さやか「アンタみたいな奴に・・・!」
杏子「あーうぜーチョーうぜーだいたい口の利き方がなってないよねぇ、先輩に向かってサー」
さやか「だまれぇ!」ダッ
さやかは突進し相手の懐に飛び込もうとするが、杏子が槍を横に振り、阻止される
そして杏子がさやかに突進する。そして槍を振るう、さやかはそれをなんとかガードするが、
連撃、連撃、相手の攻撃が止むことが無い
杏子「言って聞かせてわからねー殴ってもわからねーバカとなりゃ、もう殺すしかないよねぇ!」
さやか「グッ」
杏子の一撃が防御をすり抜けさやかの頭を狙うが、さやかは紙一重でそれを避ける。
杏子「チッ」
さやか「あたしは・・・負けない!」
そして今度はさやかが攻める、右を狙い斬ろうとする。だがそれは簡単に防がれしまう。
さやかは一歩下がり、間合いを取り、直進し突きの態勢に入り突進する。
杏子はそれを簡単に避け、逆に腹を突き刺そうとする。
だがさやかはそれを本能的に、右に転がり避ける。
そして直ぐに立ち上がり間合いをとる。
まどか「・・どうして魔法少女どうしで戦うの?味方同士なのに戦わなければいけないの?」
まどか「ねぇ・・止めさせてよキュウべえ!」
キュウべえ「あの戦いに割り込めるのは同じ魔法少女だけだ。僕にはできない。」
キュウべえ「だけど君には資格がある。それを君が本当に望むならだけどね」
まどか「・・・っ!」
さやかは突進し、相手の足を狙い攻撃するが、杏子はそれを予知していたかのように、
二歩ほど下がりそれを完璧に避け、次の態勢に入れないさやかの右肩から左肩にかけて槍で切り裂く
さやか「ぐぁ・・ッ」
そしてさやかは後ろに倒れそうになる。
杏子「これで━━終わりだよ!」バッ
防御が出来ないさやかの心臓を突き刺そうと槍を上に持ち上げる
まどか「わたし・・・!」
そしてまどかはそれを防ごうと魔法少女になろうとした時。
闇桐「その必要はないさ。」ガキン
その槍を雷を纏った二つの剣で弾いていた。
杏子「!?」
そして闇桐は二人の間に立つ。
杏子「アンタ何者だ・・?、アタシの槍を弾くなんて・・」
杏子は動揺するが、こいつは倒すべき敵だと認識する。
杏子「てめぇは何者だっ!」
そして杏子は突きの態勢で闇桐に突っ込んでいく。
だが闇桐は、それを避け、杏子の後ろに立つ。
闇桐「やれやれ・・・何者かも名乗る時間くらい与えろよ・・」
そうヤレヤレというポーズをしていると、
さやか「邪魔すんなぁぁぁぁぁ!!!」
我を忘れていたのか、仲間の闇桐さえも敵と認識し、剣で闇桐を斬ろうとする。が
闇桐「・・・?」
その攻撃を簡単に避ける。そして
闇桐「今の君に何も言葉は通じないか」ドス
首に手刀をいれ、さやかを気絶させる。
さやか「グハッ」ドサッ
まどか「さやかちゃん!?」
キュウべえがさやかに近寄り、
キュウべえ「大丈夫気絶しているだけだ。」
さやかの安否を伝える
まどかはホッとする。
杏子「お前・・どっちの味方だ?」
闇桐「・・・争いをする者の敵だ。」
闇桐「お前は・・・どっちだ?」
杏子「ケッ、どうでもいいだろそんな事」
杏子は本能的にこいつはこれからの事の邪魔になりそうと思い、
杏子「だがまぁお前はきにいらねぇなぁ!」
闇桐に斬りかかる。それを跳躍でに避ける
杏子はその着地と同時に槍で闇桐を突く。だが闇桐はそれを剣で弾く。
杏子「アンタ・・・中々やるな」
闇桐「・・・実力の差が違いすぎる。お前では俺には勝てんよ」
杏子はその言葉にイラッとくる。そして
杏子「(なにがなんでも倒してやる!)」
と杏子の根性に火がついてしまう。
杏子は跳躍し上から槍で闇桐を突き刺そうとする。闇桐はそれを後ろに下がり避ける
そして杏子は足が地に着いた瞬間、闇桐を突こうとする。闇桐はそれを紙一重で右に避け、
次の態勢に移れない杏子の、横腹に思い切り蹴りをいれる。
杏子「ぐっ・・はっ」ドサッ
闇桐「・・・案外脆いな。」テクテク
そういい杏子に近づいたとき、杏子はニヤッと笑い
杏子「食らえええ!」
と槍で腹の真ん中を突く。そして杏子は驚く
だってそれは気絶したはずのさやかが闇桐に斬りかかってるから
結果闇桐は。
闇桐「グッ・・・ハアアアアア!!」バチバチイイイイイ
懸命に避けようとしたが、左腹を槍で貫通され、背中に深い傷を追ったが、死ぬ気で二人を電撃で吹き飛ばす。
さやか「あ・・ぐ・・」ドサッ
杏子「っぅ・・・こいつ・・化け物か・・」ドサッ
そのおかげで二人は完全に気絶する。
闇桐「・・・ぐっ」
かわりにその代償は大きく、闇桐は重症を追う、血がどんどん溢れ出てくる。
闇桐「俺は・・・美樹のように・・治癒能力無いから・・・きついわ・・・」ドサッ
そして倒れてしまう
まどか「闇桐さんっ!!」
まどかは血だらけの闇桐に近寄る。無論キュウべえも一緒に。
闇桐「ちっ・・・大丈夫だ・・・」
まどか「・・・っ」
キュウべえ「このままじゃ君は死ぬよ?」
闇桐「・・・・ああ」
キュウべえ「僕と契約すれば生き続けれるよ?どうする?」
闇桐「・・・・」
キュウべえ「・・・痛みで気絶してしまったかな?器官はまだ動いているけど時間の問題だね?」
キュウべえ「僕には助けることはできないが、君にならできるよ?まどか」
まどか「わたし・・・」
ほむら「その必要は無いわ」
まどか「・・!?ほむら・・ちゃん?」
マミ「キシヤ君!!??」タッタッタ
マミは急いで闇桐の傍に駆け寄るそしてなんとか回復させようする
キュウべえ「難しいね。治癒系の魔法少女がいないとね」
マミ「死なないでよぉ・・・」スゥゥゥゥ
ほむら「・・・・」スタスタ
闇桐「・・・・」
ほむら「まどかの為にしかたないか・・・」スゥゥゥ
二人からの治癒により、闇桐の体はみるみる回復していく。
そして全ての傷が癒えた。
闇桐「・・・ん」
そして闇桐が目覚める。
マミ「キシヤ君!」ダキッ
まどか「キシヤさん!」
ほむら「・・・生き返ったわね」
キュウべえ「・・・・・・・・・・」
闇桐「・・・ああ、俺死んでなかったのか。」
マミ「勝手に死なないでよぉ・・・」ウルウル
闇桐「すみません・・・マミさん」ナデナデ
マミ「もぅ・・・・」
まどか「二人の空間作ってるね・・・」
ほむら「・・・言ったはずよ鹿目まどか。」
まどか「ふぇ?」
ほむら「あなたはこんなことに関わりを持つべきじゃない!何度言わせれば分かるのよ!」
ほむら「一体何度忠告させれば気が済むの?どこまであなたは愚かなの?」
ほむら「愚か者相手には、容赦しないわよ。」スタスタスタ
まどか「ほむらちゃん・・・」
キュウべえ「(暁美ほむら・・・君は・・まさか・・・)」
━━マミ自宅
マミ「これで全員ね・・・?」
マミの家には三人の魔法少女と女一人、男一人がいる
まどか「は、はい!」
闇桐「うむ・・・」ズキッ
マミ「あなたは休んでなさい。さっきも運ぶの手伝ってもらったんだし・・・」
闇桐「すまないな・・・」ズキズキ
マミ「謝るところじゃないわよ・・・」
まどか「そういえば・・マミさんはどうしてあそこがわかったんですか?」
マミ「・・・・」ポッ
マミ「そ・それは偶々パトロールに出てたのよ」アセアセ
さやか「ん・・・・」
杏子「んが・・」
マミ「二人とも起きたわね。」
さやか「マ・・・ミさん?」
杏子「なんで紐で縛られてんダヨ」
マミ「それは・・・あなた達に暴れられては困るからよ」
ページ上へ戻る