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ヘタリア大帝国

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TURN81 内戦介入その七

「今面白いモバゲ見つけたけれど」
「モバゲ?」
「うん、怪獣を育てるゲームなんだ」
 如何にも総督の好きそうなゲームだった。
「それしない?四時まで」
「そうでごわすな。それでは」
「一緒にやるばい」
「そうしようね」
 三国も笑顔で応える、そしてだった。
 三人は総督と一緒にゲームをはじめて時間を潰したのだった。
 ゴローンはゴローンでだった。
 総督達のところに来てこんなことを言った。
「俺もいいゲームを知ってるぞ」
「あっ、女の子のゲームだね」
「ああ、そうだ」
 彼はこれだった、胸を張って言う。
「最近やっているゲームだがな」
「あんたまたエロゲしてるでごわすな」
 オーストラリアは笑顔でゴローンに言った。
「そうでごわすな」
「ああ、エロゲもしてるさ」
 そいのことを否定しないゴローンだった。
「毎晩な」
「あんたも相変わらずでごわすな」
「しかし普通のゲームもやっているんだ」
「エロゲが一般になったバージョンばいな」
 ニュージーランドはこう予想を立てた。
「それも面白いばいが」
「ああ、それだよ」
 まさにそれだった。
「で、学園の日々だけれどな」
「あのゲーム酷くない?」
 総督は少し暗い顔になってゴローンに返した。
「ヒロイン同士の関係とか」
「エンディングもだな」
「うん、ルートによってはね」
「だがそれがいいんだよ」
 ゴローンはにやりと笑って言い切った。
「いいルートも悪いルートもあるからな」
「僕はハッピーエンドが好きだけれど」
「何だよ、バッドエンドも味があるんだよ」
「エロゲでも?」
「そうだよ」
 まさにそうだというのだ。
「だから俺はエロゲもやり続けるんだよ」
「あの、ゴローンさんいいかな」
 トンガはそっとゴローンに言った。
「まさかお昼から皆の見ているところでエロゲするとか?」
「いや、エロゲは夜に一人でする主義だ」
「こっそり楽しむんだね」
「その通りだ、だからだ」
「まあ今しないんだったらいいけれどね」
「昼はギャルゲだ」
 それをするというのだ。
「それで学園の日々の通常バージョンをな」
「今からやるんだ」
「面白いぞ、かなりな」
「ハッピーエンド中心のゲームがいいけれど」
 総督はぼやく様にそちらの方を言う。
「まあ僕達も人のこと言えないかな」
「おいどん達はゆるゆる系だからハッピーエンドでもいいでごわすが」
「ううん、どのゲームをしようかな」
「そうだな。じゃあ鬼畜王か戦国はどうだ」
 ゴローンは今度はこの系列を話に出した。
「何か妙に気になる主人公だがな」
「それはそうと兄さんってお給料のどれだけをゲームとかに注ぎ込んでるの?」
 妹は兄にそのことを尋ねた。 
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