FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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第91話 上には上がいる
前書き
ど~もど~も~♪07でございます♪
今回はエルザ&ショールの対決!!
エルザ目線でいきますよ~♪
それでは、第91話・・・スタート♪
私はずっとビームが言っていた事を考えていた。
ビー『俺は、マヤ・ララルドの実の父親なのだから。』
あの言葉、妙に引っかかる。なぜかは分からない。だが・・・
ショ「本当にマヤの父親なのか?」
隣でショールが呟くのが聞こえた。どうやらショールも私と同じ事を考えてたらしいな。
ショ「あいつの言ってる事は不可解な点が多すぎる。約9割嘘だ。」
エ「あぁ。急がなければ、マヤが危ない!」
その時、
ソ「ここから先は行かせない。」
自分の背丈よりも大きな剣を持った女が私たちの前に立ちはだかった。確かこいつは、ソード。グレイとユモに頼み事をしたやつだ。
エ「貴様、マスターから助けてほしいと、私の仲間に頼んだのではなかったのか?」
ソ「敵にそんな頼みをした覚えはない。」
ソードの目が赤く光る。
ショ「エルザ、たぶん操られているから、以前の記憶を無くしているんだ。」
そういう事か。
ソ「妖精女王(ティター二ア)と戦えるとは、光栄だ。どちらが強いか比べよう。」
エ「面白い。受けて立とう。」
私は黒羽の鎧に換装する。
ショ「エルザと強さ比べをするなんて・・・命の保障は無いぞっ!!」
安心しろショール。殺すわけではない。少々痛めつけてやるだけだ。私とソードはほぼ同時に駆け出した。剣と剣がぶつかり合い、火花が散る。
エ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ソ「てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!」
剣をはさんで睨み合う。
ソ「さすがは妖精女王。だが、これはどうだ。雷の剣!(サンダーソード)」
黄色い光を纏った剣を振りかざしてくる。私はすぐさま雷帝の鎧に換装して防ぐ。
エ「スピードはあるが攻撃力がイマイチだな。そんなんじゃ、私には勝つ事は不可能だ。」
ソ「私を侮るな。これは準備運動のようなものだ。勝負はここからだ。」
エ「そうか。私も1000分の1も力を出していなかったからな。今から100分の1にする。」
私は天輪の鎧に換装する。
ショ「エルザ、俺はどうする。」
エ「お前はお前なりの攻撃を準備していろ。」
ショ「了解。」
ここで負けたら今までの努力が全て水の泡となって消えてしまう。この勝負、負ける事は決して許されないっ!!!
エ「天輪・繚乱の鎧ッ!!(てんりん・ブルーメンブラット)」
ソ「超・炎の剣!!(スーパーファイアソード)」
ドドドドドガガガガガァァァァァァァァァァン!!!と爆発が起こり、砂煙が舞う。はぁ、はぁ、はぁ・・・さすがに息が乱れてしまったな。だが、これほどの攻撃ならば、ソードも・・・
エ「なっ!?」
だんだん砂煙が晴れると、ソードは傷1つ無く、呼吸も一切乱れていなかった。ただ、自分の背丈よりも大きな剣を持ち、平然とした表情でその場に立っていた。
ソ「これしきの事で息が乱れるとは、妖精女王も衰えてきたか。」
エ「くっ・・・」
レベルを上げるとこれほどの力の差が出るのか・・・
ソ「息が少し乱れたくらいで諦めてもらっちゃあ私が困る。息の根が止まるまで、私と戦ってもらうっ!!超・水の剣!!(スーパーアクアソード)」
青い光を纏った剣を私に振りかざしてくる。私はそれをかわす。が、
ソ「遅い!!」
エ「ぐわっ!!」
ものすごい速さで後ろに周ったソードに背中に攻撃を受け、そのまま前に倒れる。
ソ「これで、妖精女王は散る。」
くっ、ここまでか・・・
ソ「超・闇の剣!!(スーパーダークソード)」
どす黒い光を纏った剣を私目掛けて真っ直ぐに振り落とされる。私はゆっくろ目を閉じた。
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恐る恐る目を開けて、私は自分の手を見つめる。・・・何も変わっていない。なぜだ?私はソードの攻撃をまともに食らったはずだ。視線を上にやると、
エ「・・・ショ、ショール/////////////」
私の体はショールに抱き抱えられていた/////////////
ショ「全く、危ない時は俺を呼んでよ。」
エ「す、すまない・・・///////////」
ショールはゆっくり私を地面に下ろす。
ショ「エルザはしばらく休んでて。」
エ「あ、あぁ。」
・・・気のせいだろうか?なぜかショールが遠い存在に見える。
ソ「今度は元有名マジシャン。妖精女王が勝つ事が出来ないのに、あんたも当然無理に決まっている。」
ショ「何度でも言え。上には上がいる事を俺が教えてやる。後から後悔しても知らないぜ。」
ソ「その言葉、そっくりそのまま返してあげる。氷の剣!(フリーズソード)」
水色の光を纏った剣がショール目掛けて振り落とされる。
ショ「ギアチェンジ!モード炎!!」
ショールの体からは、赤い光があふれていた。ショールにあんな魔法があったのか?
ショ「炎天刀!!」
ショールの手が炎の刀になると、ソードの剣に迎え撃つ。
ソ「!!!」
ショールがおしている・・・
ショ「炎赤波!!」
炎の波動がソード目掛けて飛んでいく。
ソ「うあっ!!」
ショ「炎紅火!!」
赤みを増した炎がソードを直撃する。
ソ「あぁぁぁっ!!」
ショ「これが最後だっ!!炎緋竜!!」
空を飛ぶ竜(ドラゴン)のように、真っ赤な炎がソードを食らう。
ソ「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
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ショ「エルザ、立てるか?」
エ「あぁ。平気だ。お前、いつあんな魔法を?」
ショ「ウォーターと戦っていたらなんか発動して。」
エ「そうか。あれを見て私は感激したぞ。今度勝負でもしてみるか?」
ショ「えっ!!え、遠慮しときますっ!!
なぜ遠慮するんだ?照れなくていいんだぞ。
ソ「や、やっぱり、あの2人に頼んで正解だった・・・」
ソードが起き上がる。どうやら操りから解放されたみたいだな。
ソ「お陰で助かった。ありがとう。」
エ「ところで、お前はビームが何を企んでいるか知っているか?」
ソ「ゴメン。私は何も知らないんだ・・・たぶん、ファイターなら知っていると思う。でも、ファイターは口が固いから・・・」
聞き出すのは難しいとゆう事か。
ソ「たぶん、いや、確実にファイターと戦っているのはグレイ・フルバスターと、ユモス・クオリナだと思う。」
ショ「あの2人が聞き出してくれたらいいんだけどな。」
時間が無い。急がないとな。私たちはソードと別れ、部屋を出た。
ショ「改めて考えると、やっぱりビームはマヤのお父さんじゃないと思う。」
エ「やはりショールもか。」
その時、
ウェ「エルザさ~ん!!」
ト「ショールさ~ん!!」
前方からウェンディとトーヤとシャルルがやって来た。
エ「何か聞き出せたか?」
シャ「それが全く。スパイダーってゆう男からは何も聞き出せなかったわ。」
やはり、グレイとユモを期待するしかないようだな・・・その時、
ウェ&シャ&ト「!!!」
ショ「え・・・?」
エ「な、何だっ!?この魔力はっ!?」
とてつもなく強烈な殺気を感じた。
ウェ「さっきよりも強くなってる・・・」
ト「まさか、不死鳥の欲望(フェニックスディザイア)が・・・」
ショ「もう発動してるのかっ!?」
シャ「それはまだ分からないけど・・・考えられるとしたらそれしかないでしょ。」
エ「マヤ・・・」
頼むみんなっ!!急いでくれっ!!!
後書き
第91話終了~♪
どんどん強くなる謎の魔力。その正体は不死鳥の欲望なのか!?それとも別の何かか!?
次回はグレイ&ユモの対決
第92話でお会いしましょう~♪
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