東方異形録
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第6話 約束
前書き
時の流れは早いものですよ、本当
それからというものの、俺は永琳の師匠になった。薬でなく武術についてのだが…
それは今から二十年前のことだ (えっ、時が跳びすぎ?反省はしている。だが、後悔はしない
あと他に変わったところといえば…色っぽくなりなりました、はい。
理性が保てるか心配だ。とまぁそんなん考えてると永琳がきました。
「許可が降りたのか?」
永琳「そうなの!良かったわ、本当に…」
永琳が興奮して言う。理由は明白、明日月人は汚れを断つため月へ行く。つまりは、俺は必然的に残されるはずなのだが…
「永琳、わざわざありがとな」
永琳「礼はいらないわ。…離れるなんて嫌に決まってるじゃない、私を八意家としてではなく永琳として初めて見てくれたの人ですもの」
やはりか…
永琳は才能しかみられず自身を見られなくて、寂しかったのだろう、向き合って欲しかったはずだ
そして同時にそこに気づき傷を癒した俺に特別な感情を抱いたようだ
永琳は先ほどと違い顔を暗くしている、不安なのだろう…見ていて心が痛む
…ぎゅっ
俺は永琳を抱きしめた
永琳「!!」
「…ずっと傍にいる心配するな」
永琳「約束して…ぜったいよ!」
永琳は抱き返した
俺達は堅い約束をした
後書き
その日の夜、月は悲しい出来事を予測するように青白く光っていたとさ
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