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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)

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災難×転生者×戦闘?

誘拐事件から数週間が経過した。
俺は今何をしているかと言うと…………。

「さあ!吐け!何で月村に近付いた!」

とまあ、あれだ…。
木刀二本構えて凄んでいる青年に絡まれている。
いったいどうしてこうなったんだろうな?




ー回想ー

俺は今日もまた周辺探索という名目で歩き回っていた。
暫く歩いていたのだが、滅茶苦茶デカい家が目に入ったので
玄関?前で中を見てみた。

金髪少女の家もそうだったがこの辺りには金持ちが多いのだろうか?
ふと見ると木や門のアーチなど至る所に監視カメラが設置されている。
草村には罠が幾つかあるようだ。

「(侵入者対策か?物騒だねぇ…)」

粗方見終わり、探索再開してまた歩き出す。

「…(誰か見てるな…2…いや、3人か)」

取りあえず気にせずに足を進めて、いつしかの公園に到着。
途端、後ろから殺気が飛んできたので振り向いた。
そこには木刀二本構えて凄んでいる青年がいた…。

ー回想終了ー

「さあ!答えろ!」

「(んー、構えは様になっている…力量も高い方だろう。
何の話をしとるのか分からんが…)久しぶりだな宮本武蔵!」

とりあえずふざけてみた。

「なっ………!?ふざけるな!俺は恭也!高町恭也だ!
誰が宮本武蔵だ!」

武蔵…もとい恭也がキレ気味に怒鳴る。
ていうかキレてんじゃね?
沸点低いなぁ。カルシウム取れよ。
でもなぁ……

「二刀流だし……」

「コレは俺の家の流派だ!
しかもよく見ろ!小太刀だろ!」

いや、うん、初見で分かってたから。

「まあ、ソレは良いとして「流すな!」後ろの方はどなた?「何!?」」

バッと振り向く恭也だが、そこには誰もいなかった。
慌てて俺の方へと振り返るがそこには誰ももいない。
と言うよりも俺は居なくなっていた。
ふっふっふ……甘いぞ恭y…武蔵!

俺は公園から既に脱出していたのだった。
後ろからは『ちくしょーーーー!』と悔し泣きをするような声が聞こえてきたが気にしない。

何故なら逃亡した俺の目の前には黒髪で眼が青い、
今の俺の肉体年齢と同い年位の男の子が同じく
殺気には遠く及ばない怒気を出して俺を睨んでいたからだ。




side恭也

俺は今月村家で恋人の月村忍と監視モニターを見ている。
画面には家に配置されたカメラを見ている見た目3歳位の子供が居るからだ。

「カメラに気づいてる………何者だこいつ?」

「また私を狙ってきたのかしら?
でもソレにしては子供?」

となりで顎に手を添える忍がいる。

「いや、油断してはいけない、兎に角一度行ってくる」

「…………気をつけてね」

「大丈夫だ、子供に負けるほど弱くはないさ」

「ええ、行ってらっしゃい」

「行ってくる」

そう言って俺は窓から飛び出した。

「(明らかに油断してるわね…
でもいったい何者かしら……?)」

そんな思いは届かずに……

「ちくしょーーーー!」

俺は出し抜かれてしまったのだった。




side???

僕は葵 蒼也。転生者だ。
今現在、僕の目の前には
黒髪、黒眼、赤いシャツにくろズボンの男の子がいる。

先程見ていた高町恭也とのやり取りで、
コイツも転生者ではないかと言う思考に至った。

コイツは逃げ出したみたいだが、もしアイツ等みたいに
原作キャラを手込めにしようとしているのなら……こいつには痛みを味わってもらう。

「お前、転生者だろ………目的はなんだ!」

今対峙している男の子にハッキリと言ってやった。



sideユウジ

ふむ、転生者ときたか。
しかし俺自身転生はしてないのだがな。

しかしまあ向こうは闘るきみたいだし、
目的は何だと来ている。下手に刺激しても何だしなぁ…よし!

「聞いて驚け!俺さm「そういうのいいから」……赤志 ユウジだ…。
取りあえず目的と言うとこの世界で何をするか…って事で良いか?」

出鼻挫かれた………やるなこいつ。

「あぁ…(やっぱりハーレムか?)」

蒼也は警戒しながらいう。

「ふむ、何でそこまで警戒するのかは知らんが……そうさな。
願いを叶える………かな?主に心に願いを持つ者の」

「願い…?(まさかこいつ、神様が言ってた……?
いや、まだ決まった訳じゃない)
なら、俺と勝負しろ!俺に勝ったら信じてやる」

そう言って蒼也はBJを展開した。
蒼いロングコートに黒いズボン、白いインナーシャツだ。
青好きだな…名前も蒼入ってるし。

「ふむ、別に良いけど合図は?」

「5秒後だ」

「あい分かった」

そして構える。
場所は道中、結界は作用済み。俺は只棒立ちでいるだけ。

5

「(舐めてるのか?それとも……いや、今は集中だ)」

4

「(構えは……剣道感覚だな……経験者か?だが成ってないな…
重心がアウトだ)」

3

「(まあ、早く終わらせよ)」

2

「(一気に切り込むか………よし!)」

1

そして………

0

「先手必s「ドーン」うぐあ!」

開始と同時に吹っ飛び気絶。
呆気ない上に完全素人だった。

「………やりすきだか?
おーい、起きろー?
やれやれ…どうすっかな………?」

蒼也を見てみるが、起きる気配が一向になかった。

「取りあえず『すみません、あなたがユウジ•A•ラドクリフ様ですか?』うお!」

持って帰ろうとしたら彼の持っていた剣がしゃべり出した。

「最近の剣は…喋るんだな…魂でも宿ってんの?
ソーディ○ン思い出すなぁ………」

『あの、いぇ、ですから………聞いて下さい!』

「ぎゃぁぁぁぁぁ!しゃべったぁぁぁぁ!?」

『(ビックゥ!』

『なんだなんだ?』 『事件か?』 『凄い声だったわね』

何やら近所の方々がお集まりになられるようです。
結界解いたのを忘れてました。

「まず!兎に角家につれてくぞ!いいな!?」

『えっ?あ、はい』

俺は少年を担いで自宅に瞬間移動、帰還した。



近所迷惑は気をつけよう、今日の教訓だった

ぷふっ  
 

 
後書き
最後のダジャレに気がつきましたか?

地味に文字数多くできついですね

楽しいから良いですけど

次回は地無しの会話が多いかもしれません

では、また 
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