| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第82話 災いの天使(ディザスタエンジェル)

 
前書き
HEY!07だよ~!
今回は次々にやられていく妖精の尻尾の魔道士たち。やつらが狙う小娘とは?
いろいろな目線で書いていきますよ。最初はエルザ目線!!
それでは、第82話・・・スタート!!! 

 
私たちは災いの天使の魔道士たちが降りたところまで手分けして捜す事にした。待機所にはレビィ、ミラ、リサーナ、ウェンディ、トーヤ、シャルルが残り、オーリアには、リョウ、ルーシィ、ガジル、リリー。カービフェンには、ラクサス、ギルダーツ、カナ、ジュビア。キンユリーにグレイ、ユモ、エルフマン、エバーグリーン。ニコホリースには、ナツ、マヤ、ハッピー、フレイ。ミジリョーホウには、私、ショール、フリード、ビックスローが捜している。ミジリョーホウに着くと、辺りが木・木・木で捜し辛い。

フリ「手分けして捜した方がいいな。」

エ「そうだな。」

ビ「俺とフリードはこっちに行く。お前等はあっちを捜してくれ。ヒヤッハ~。」

ショ「わかった。」

エ「見つけたらすぐに連絡しろ。私が血祭りにしてやる。」

フリ&ビ「了解。」

私たちはさらに二手に別れた。マスターをあんな目に合わせたやつは・・・私が許さないっ!!

ショ「なぁ、災いの天使と、本当に何も関係してないんだよな?」

言われてみれば、私たちが知らない間に何か起こってたのかもしれないな。その時、ブブッ、ブブッ、ブブッと通信魔水晶(ラクリマ)が音を出して震えた。私はすぐに耳に当てる。

フリ「フリードだ。こっちに災いの天使・・・」

突然通信が切れた。

エ「おい!フリード!何があったっ!!応答しろっ!!フリードッ!!!」

プー、プー、プーと通信魔水晶は完全に切れた。

ショ「ともかく、俺たちも行こうっ!!」

私たちは来た道を戻った。

****************************************************************************************

しばらく走っていると、

エ「!!!」

ショ「フリード!!ビックスロー!!」

傷だらけで倒れているフリードとビックスローと、倒れている2人の前に水色のTシャツに、青いジーンズ姿の1人の男がいた。そいつのTシャツに、青い災いの天使の紋章が刻まれていた。

エ「貴様が災いの天使の・・・!!」

私は黒羽の鎧に換装する。

ウォ「お前が噂に名高い妖精女王(ティター二ア)のエルザか。俺のコードネームはウォーター。災いの・・・」

エ「ハアァァァァァァァァァァ!!!」

私は剣を男に振りかざす。男はひらりとかわす。

ウォ「人の話を聞けよ。あんたと勝負したいところだが、生憎ここにはもう用がないんだ。倒れている2人を連れて退散した方がいいぞ。それじゃあな。」

男はそうゆうと瞬間移動(テレポート)した。

エ「くそっ!!!」

私は持っていた剣を地面に突き刺す。ショールは私の肩に手を置くと、

ショ「エルザ、悔しいのは分かるが、今は急いでフリードとビックスローを待機所に運ぶのが優先だ。」

エ「・・・あぁ。」

私は換装を解き、フリードを背負うと待機所へ一直線に走った。

****************************************************************************************

            『ここからルーシィ目線でいきます。』

私とリョウとガジルとリリーはオーリアの街で災いの天使の魔道士を捜してるんだけど・・・全然見つからないの。

ル「はぁ~。」

リョ「ったく、どこにいるんだ。」

その時、

ファ「ここにいるよ。目の悪いハエさんたち。」

振り向くと、残骸の上に先がカールした赤い髪の毛に、オレンジ色のフリルのついた服を着た1人の女の人がいた。その女の人の服に、赤い災いの天使の紋章が刻まれていた。

ガ「てめぇ~がマスターを・・・」

ファ「てめぇ~じゃないわ。私のコードネームはファイターよ。」

いかにも強そうなコードネームね・・・

リョ「てめぇ~・・・!!お、おい、ガジル?リリー?」

今にも聖剣(エクスカリバー)を抜いてファイターに噛みつきそうなリョウをガジルと巨大化したリリーが止める。

リリ「お前はしばらくルーシィといろ。」

ル&リョ「何でっ!?」

ガ「お前があの女に倒されたら、俺やリリー、ルーシィが敵うわけねぇだろ。」

リョ「俺があんなやつに倒されるわけねぇだろっ!!おいっ!ガジルッ!リリーッ!」

リョウの言う事に耳も傾けずにガジルとリリーはファイターってゆう人に向かって駆け出した。

ファ「あなたが鉄竜のガジル・・・そして、あなたのエクシード・・・かっ!」

ファイターは呟くように言うと、ガジルに回し蹴り、リリーに踵落とし。

ガ「ぐほぉ!!!」

リリ「がはっ!!!」

ル「ガジル!!リリー!!」

リョ「!!?」

そんな・・・あの2人を蹴り1つで倒しちゃうなんて・・・リョウも目を見開いている。2人は地面に落下する。リリーは元の姿に戻った。リョウはファイターのいる残骸の真下に行くと、

リョ「待てっ!次は俺だっ!!」

ファ「ゴメンね。ここにはもう用がないの。早くその2人の手当てをした方がいいわよ。」

ファイターって人は瞬間移動で姿を消した。

リョ「何なんだよあいつ・・・ガジルとリリーを蹴り1つで・・・そうゆう事が出来るのはてっきりユモだけかと思ったぞ。」

ル「私も思ったわ・・・あんなやつが、まだ4人も・・・」

私はガジルとリリーから目線を逸らし、リョウは血管が浮かび上がるほど硬く拳を握る。

リョ「とにかく、待機所に行こう。早く2人の手当てをしないと。」

ル「うん!」

リョウはガジルを背負い、私はリリーを抱いて待機所へ急いだ。

****************************************************************************************

            『ここからギルダーツ目線でいきます。』

マスターをあんな風にさせるって事は、俺たちに喧嘩売ってんだな。それなら、納得いくまでボコボコにしてやるよ。しっかし暑いなぁ~。砂漠だから仕方ねぇか。

カ「このくらいの暑さ、我慢しなさいよ。」

へいへい。その時、

ス「俺も暑いっす・・・あなたに同意するっすよ。」

ありがたく俺に同意してくれたのは、耳に銀色のピアスをつけて、白い蜘蛛の巣の模様がついた黒い服を着た男だった。そいつの服に白い災いの天使の紋章が刻まれていた。

ラ「こいつがじぃじを・・・!!」

ス「こいつじゃないっす。俺のコードネームはスパイダーっす。覚えてほしいっす。」

ジュ「スパイダー・・・蜘蛛?」

ギ「随分しゃれたコードネームだな。」

ス「マスターが付けてくれたコードネームっす。俺のお気に入りっす。」

喋り方もしゃれてるな。

カ「いちいち〇〇っすうるさいんだよっ!!カードマジック、死神の恋人!!」

ジュ「水流烈鞭ッ!!(ウォーターカーネ)」

ラ「レイジングボルトッ!!!」

あ~あ、あいつもやってくれるね~。俺の出番はなしって事か。・・・ん?

ス「蜘蛛の糸(スパイダースレット)。」

手から白い糸が伸び、カナ、ジュビア、ラクサスの動きを止める。

カ「えっ?」

ジュ「な、何ですか?この糸は?」

ラ「気持ち悪ィな。」

ス「蜘蛛の糸はそう簡単に解けないっすよ。狙った獲物は逃がさないっすから。蜘蛛の毒(スパイダーポイズン)」

カ&ジュ&ラ「!!!」

3人はその場に倒れた。

ギ「お、おい!どうしたお前等!!」

慌てて駆けつけると、3人の呼吸が荒い。あいつ、毒を・・・!!

ス「安心するっす。俺の毒はすぐには死なないっす。でも、天空の巫女の魔法では、治せないと思うっす。」

ギ「はぁ!?」

てゆうか、なぜウェンディの事を・・・?

ス「災いの天使は情報通っす。俺はもうここに用はないっす。また会ったら戦おうっす。ギルダーツさん。」

そう言うとスパイダーは瞬間移動で姿を消した。あいつ、俺の事も知ってるのか?確かに情報通だな。って、そんな事より早くこいつ等を運ばねぇとっ!!俺は3人を何とか背負い、待機所まで走った。

****************************************************************************************

             『ここからグレイ目線でいきます。』

俺とユモとエルフマンとエバーグリーンはキンユリーの街を捜している。

エル「マスターをあんな目に合わせるとは、災いの天使、漢だ!!」

エバ「意味わかんないわよ。」

この状況、どうしたらいいんだ?その時、

ソ「災いの天使には女もいる。」

振り向くと、赤いかんざしを付けた緑色のロングヘアーに黄緑色の甚平のような服を着た女が立っていた。そいつの服に、緑色の災いの天使の紋章が刻まれていた。

エル「お前が災いの天使の魔道士か。漢だ!!」

グ&ユ&エバ「あいつは女だって!!!」

ソ「下らない。私のコードネームはソード。小娘はどこ?」

ソードってゆうやつは背中に背負っていた自分の背丈と同じくらいのバカデカイ剣を取り出した。てゆうか・・・

ユ「小娘って誰の事?」

エバ「あんたの事じゃないの?」

まさかこいつ、ユモを狙っているんじゃ・・・!!俺はユモの前に立つ。ソードは俺たちの顔を眺めているみたいだ。

ソ「・・・この中にはいない。つまんない。」

グ「つまらないなら相手してやるよっ!!アイスメイク、槍騎兵ッ!!(ランス)」

俺が挑発して攻撃すると、ソードってゆうやつは目で追いつけねぇ速さで俺の攻撃を全て避けた。

ソ以外「!!!!」

するとまたものすげぇ速さでエルフマンとエバーグリーンの後ろへ周ると、2人の頭を殴った。

エル「ごほっ!!」

エバ「ギャアッ!!」

グ「エルフマン!!」

ユ「エバーグリーン!!」

2人が前へ倒れるのと同時に、ソードってゆうやつは2人の顎を蹴り上げた。

エル「ぐほっ!!」

エバ「あふっ!!」

ソ「・・・弱い。」

吐き捨てるように呟く。ソードは2人を何度も蹴り続けた。てゆうか、剣を持っている意味あるのかっ!?しばらくして、ソードが蹴るのを止めた。エルフマンとエバーグリーンは地面にドサッと倒れる。俺とユモは急いでエルフマンとエバーグリーンに駆けつけると、2人はすでに気を失っていた。

ユ「・・・・・」

格闘技の名手って呼ばれているユモも、今のソードの蹴りを見て小刻みに震えている。

ソ「私はもうここには用はない。それじゃあ。」

グ「おい待ちやがれっ!!小娘って誰の事だっ!!!」

ソードは俺の話を一切聞かず瞬間移動で姿を消した。

ユ「あの子・・・ただ者じゃないよ。」

グ「あぁ。こんなやつがまだいるのかよ・・・!!」

ユ「とにかく、早くエルフマンとエバーグリーンを待機所まで運ぼう。

俺とユモは気を失っている2人を背負い、待機所まで全速力で走った。それにしても・・・小娘っていったい誰なんだよ・・・?

****************************************************************************************

             『ここからナツ目線でいきます。』

ナ「ふぉーーーびぃ!!ふぁじゃふぁいの何ひゃらほふぁふぉうひぃ~!!ひぇべほ~ひ!!(おーーーい!!災いの何ちゃらの魔道士~!!出て来~い!!)

マ「ナツ、炎を食べながら言っても意味ないよ。」

ハ&フ「マヤの言うとおりです。」

ナ「ぷは~、食った食った~。」

マ&ハ&フ「聞いてないしっ!!?」

それにしても、災いの何ちゃらの魔道士、どこにいるんだっ!!じっちゃんのかたきは俺が取ってやるっ!!!燃えてきたぞーーーーー!!!その時、

フェ「いたぁ~!!!小娘発見~~~!!!」

マヤ以上にテンションが高い声が聞こえてきた。振り向くと、なぜか半透明の羽のついた薄い黄色い服に白いミニスカートに、頭に草の冠をのせた変なやつが出て来た。

フェ「変なやつじゃないもん!私のコードネームはねぇ~、フェアリーってゆうのぉ~♪」

フ「・・・こいつ、マヤより頭おかしいぞ。」

ナ&ハ「うんうん。」

マ「それどうゆう意味!?」

そうゆう意味だ。

フェ「ねぇねぇ~、大人しく、そこにいる女の子、こっちに渡してくれないかなぁ~?」

変なやつはマヤを指差す。俺はすぐさまマヤの前に立つ。俺の前にハッピーと人間の姿になったフレイが立つ。

ナ「マヤは俺たちの仲間だ。お前みたいな変なやつに渡すわけねぇだろ。」

ハ「そうだそうだーーー!!」

フ「ナツの大切の彼女だもんな。」

それは言わなくていいんだよ!!・・・ま、まぁ、正しい事だけどよ/////////////////////

マ「ナツ・・・ハッピー、フレイ。」

フェ「じゃあ、力づくでもらうね☆」

すると変なやつは銀色の鍵を取り出した。

ハ「あれって、ルーシィと同じ魔法!?」

フェ「残念でしたぁ~♪星霊の鍵じゃないよぉ~♪」

こいつ、ルーシィの魔法を何で知ってるんだ?

フェ「開門!飛鳥の妖精、ウィング!!」

銀色の魔法陣が地面に浮かび上がると、そこから手が翼の女が出て来たっ!!

ナ「あいつ、フレイと似たようなやつかっ!?」

フ「違うだろっ!!」

フェ「私の魔法は妖精魔法って言うんだよぉ~♪星霊魔法と似てるけどねぇ~♪ウィング、小娘を奪って!!」

ウィ「了解しました。」

鳥人間はでかい翼でマヤ目掛けて飛んで来た。俺たちは鳥人間を避ける。

ナ「ハッピー、マヤを頼んだっ!!」

ハ「あいさーーー!!」

マ「わわわわわぁ!!」

ウィ「待ちなさいっ!!」

鳥人間がハッピーの後を追うところを、

ナ「火竜の・・・鉄拳ッ!!」

ウィ「キャアァァァァァッ!!」

宙返りして吹っ飛ぶ。

フェ「う~ん、ウィングだけじゃちょっと大変だねぇ~、よぉ~し!!」

変なやつは今度は青い鍵を取り出すと、

フェ「開門!水人魚の妖精、アクア!!」

青い魔法陣が地面に浮かび上がり、そこから人魚が出て来たっ!!鳥人間の次は魚人間かっ!!

フェ「ウィングは小娘を、アクアはハエをよろしくぅ~♪」

ウィ&ア「了解しました。」

おい!!変なやつ、今俺たちのことハエって言ったなっ!!

フ「ナツ、前ッ!!」

ア「津波ッ!!(タイドゥールウェイヴ)」

ナ「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」

ばっうぇ、フォーとひへは。(やっべ、ボーとしてた。)

フ「炎歯車ッ!!(ファイアギア)」

ア「うあぁぁぁぁぁ!!」

ナ「サ、サンキューフレイ。」

フ「おぅ。気をつけろよ。」

その時、

ハ「うわぁぁぁぁぁ!!!」

マ「ハッピー!!キャアアアアアッ!!!」

ナ&フ「マヤ!!ハッピー!!」

今、マヤはハッピーじゃなくて、鳥人間に抱えられている。

ウィ「フェアリー様、捕獲しました。」

フェ「ありがと~ウィングゥ~!!アクアもお疲れぇ~!!それじゃあ帰ろぉ~!!」

マ「ちょっとっ!何するのっ!下ろしてよっ!!」

マヤは変なやつの腕の中で必死に暴れるが、予想以上に変なやつの腕の力が強いみたいだ。

ナ「待ちやがれ変なやつっ!!!」

フェ「だぁ~かぁ~らぁ~、私は変なやつじゃな~い!!フェアリーだよぉ~♪小娘はもらって行くねぇ~♪バイバ~イ!!」

マ「ナツーーーーー!!フレイーーーーー!!ハッピーーーーーー!!」

変なやつと鳥人間と魚人間は、マヤと共に瞬間移動で姿を消した。

ナ「マヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」

ニコホリースの街に、俺の・・・いや、竜(ドラゴン)の雄叫びが響き渡った。 
 

 
後書き
第82話終わり~!!
小娘の正体はマヤでした!!マヤはいったいどうなる!?
次回は負傷した人も続出の妖精の尻尾。そして、連れ去られたマヤ。いったいどうなるの!?
次回もお楽しみに~!! 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧