FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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第77話 第1のミッション
前書き
HEY☆07だZ☆
今回は船でリグリション島へ!!試験者たちに与えられた最初のミッションは・・・!?
いろいろな目線でいきますよ。最初は、ショール目線から!
それでは、第77話・・・スタート☆
ギンギラギンに光り輝く太陽がS級魔道士昇格試験に選ばれた10人とそのパートナーたちを照らしている。快晴の中、リグリション島行きのギルドの船は出航した。
ナ「ぉぉぉぉ・・・ウェ、ウェンディ・・・ト、トロイア、かけ、てくれ・・・」
ウェ「スイマセンナツさん。」
シャ「エルザから禁止されてるのよ。」
どんまいだなナツ。それにしても・・・俺は視線の辺りを右手でかざす。
ショ「暑い・・・」
日差しが強すぎる・・・みんな行く前から汗でびっしょりだ。
ト「リグリション島って、どんなところ何でしょうね?」
ショ「昨日、本で調べてみたんだ。」
俺は昨日本で調べた内容をトーヤにだけ聞こえる声で説明した。
ショ「リグリション島は別名5色島と呼ばれているんだ。20年以上前に妖精の尻尾の聖地になったらしいけど。」
ト「へぇ~、5色島ですか。」
あんまり詳しく載っていなかったからよく分からないけど。
マカ「見事に晴れたの~。」
船の甲板からマスターが歩み寄って来る。なんでマスターだけアロハシャツ着てるんだ?
マカ「これより、試験の第1ミッションの説明を行う。」
船で酔っているナツ以外は甲板の下に集まる。
マカ「リグリション島にはすでにエルザ、ミラ、ラクサス、リョウ、ギルダーツがいる。お前たちを待ち構えているだろう。」
カ「待ち構えてほしくないんだけどね・・・」
ル「アハハハハハ・・・」
やばい・・・緊張してきた・・・!俺の額には冷や汗が滲んできた。
マカ「お前たちにはまず、この紙に書かれているところに行ってもらう。」
マスターが甲板から2つに折った10枚の紙を空中に放り投げる。みんな紙に手を伸ばす。俺もジャンプして頭上に落ちてきた紙を広げてトーヤと一緒に見た。
マカ「1か所に2つのチームが行くことになっておる。お互いどのチームがどこに行くかは誰も知らん。決して教えてはならん。そして、同じ場所についたチーム同士、勝負をすることになる。」
グ「つまり、5つの街にそれぞれ2つのチームが行き・・・」
マ「勝負して、勝ったチームが第2ミッションへ進む事が出来る。」
ユ「この時点で勝ち残るチームは5つ。」
エル「いっきに半分も減るのか。漢だ!!」
エバ「意味わかんないわよ。」
俺はトーヤの紙には「ミジリョーホウ」と書かれていた。つまり、俺とトーヤのチームともう1つのチームがミジリョーホウの森に来るってことか。
ト「いったい、誰が来るんでしょうね?」
ショ「あんまり強い人じゃないといいんだけど・・・」
って、俺以外はみんな強いか・・・
フリ「あれじゃないか、試験会場のリグリション島は。」
フリードの声にみんなの視線が1か所に集中する。フリードが言ったとおり、1km程離れたところに島が見えた。あれがリグリション島か。
ガ「ここからでもすげー魔力を感じるぜ。」
ジュ「さすが初代マスターの出身地でもあり、天狼島に続く聖地ですね。」
あぁ・・・心臓が爆発しそうだ・・・俺の鼓動がどんどん早くなる。
マカ「それでは、第1ミッションスタートじゃっ!!」
マカ以外「えっ?」
スタートって言われても、まだリグリション島に着いていないけど・・・
ナ「そ、そうゆう・・・事か。い、行くぞ、ハッピー・・・」
ハ「あいさー!!」
ナツとハッピーは船から飛んでリグリション島へ向かった。そうゆう裏技ありなのかぁっ!?
マ「フレイ!よろしく~!」
フ「わかってらっ!!」
マヤとフレイはナツとハッピーと同じように飛んでいった。
フリ「ビックスロー、俺たちも行くぞ!」
ビ「OK!ヒッヤッハ~!!」
フリードは闇の文字(エクリテュール)の翼で空を飛んで、ビックスローは人形の上に乗って飛んで行った。
ユ「シャルル、ウェンディをお願い!」
シャ「わかってるわよっ!!」
ユモは氷の翼を造形して飛んで、シャルルはウェンディをつかんで飛んで行った。
グ「アイスメイク、床ッ!!(フロア)」
グレイとロキは海面を凍らせてその上を滑って行った。
ガジルチームとカナチームとジュビアチームは泳いで行った・・・って、
ショ「俺たち1番最後だっ!!」
気づいたら船の上にいたのは俺とトーヤとマスターだけだった。
ト「大丈夫です!我と、心をかよわせ、姿を現せ!出て来い!てんぐ!」
紫色の魔法陣からてんぐが姿を現した。でも、てんぐでどうやってあそこまで行くんだ?
ト「あっという間にあそこに着いちゃいますよ。てんぐ、超・銀風!!」
ショ「えっ!!ま、まさか・・・」
て「いくぜっ!!てぇりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ショ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺とトーヤは強風に煽られて真っ直ぐリグリション島に向かって飛んでいった。おいおいおいおいトーヤ!!吹き飛ばすってありなのかぁっ!?
ト「ありですよ。」
笑顔で言うなっ!!でも、あっという間に泳いでいた3つのチームを追い越す事が出来た。
グ「え?ショール?」
ロ「トーヤ?」
海面の上を滑っていたグレイとロキも追い越した。そして俺とトーヤはミジリョーホウの森に到着しようとしたのだが・・・
ショ「な、なぁ、トーヤ、どうやって着地するんだ?」
ト「あ・・・」
トーヤの顔が青ざめた。おいーーーーーーーーーーーっ!!!
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『ここからユモス目線でいきます。』
私とウェンディとシャルルがもらった紙には「オーリア」と書かれていた。私たちはその紙に従って、たった今オーリアに着いたんだけど、
シャ「そうとう古いわね・・・」
そこはコンクリートの建物や道路の残骸の山。ミラさんは、昔はリグリション島の大都市だったって言ってたけど・・・
ウェ「そんな風には見えませんね・・・」
街荒らしに襲われたシラカバの街より酷い事になってる。ここが妖精の尻尾の2つ目の聖地とは思えないや・・・その時、
フリ「相手はユモとウェンディとシャルルか。」
ビ「面白くなりそうだな。なぁ、ベイビー!!」
ベ「面白そう!面白そう!」
振り向くと、フリードとビックスローがいた。最初はこの2人が相手か。
シャ「2人とも雷神衆よ。」
ウェ「フリードさんは闇の文字と術式、ビックスローさんは人形憑の魔法です。」
ユ「そして、眼にセカンドの魔法を持っている。まぁ、エバーグリーンはメインだけど。」
面白くなりそう!!
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『ここからナツ目線でいきます。』
ナ「よっと、サンキューハッピー!」
ハ「あい!それにしても、船の中より暑いよ・・・」
俺とハッピーは砂漠のカービ・・・何ちゃらってゆうところだ。いったい誰が来るんだ!!グレイかっ!!エルフマンかっ!!それともガジルかっ!!誰でもいいからかかって来いやーーーっ!!燃えてきたー!!!その時、
リ「ナツ~!ハッピー!」
ん?あれはジュビアとリサーナだ。
ジュ「相手はナツさん。ジュビア、グレイ様とがよかった。(妄想中)」
リ「そんなにがっかりしないで。」
ハ「ジュビアも元エレメント4だし、リサーナもあのミラの妹だからね。2人とも強いよ。」
ナ「誰であろうが俺は本気でいくぜっ!!」
リ「私たちだって負けないよ!ねっ、ジュビア。」
ジュ「えぇ。本気でいかせてもらいます。」
おっしゃーーーーー!!燃えてきたーーーーーーーーーー!!!
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『ここからマヤ目線でいきます。』
マ「よっと、ありがとうフレイ!」
フ「このくらい朝飯前だ。」
私とフレイがもらった紙は「ニコホリース」って書かれてたの。私たちの背後でドガァァァン!!と火山が噴火してる。ナツがいたら全部食べちゃうだろうな。すると、
ル「あれ?マヤとフレイじゃない。」
水着を着たルーシィとカナがいた。
フ「お前等、泳いで来たのか?」
カ「仕方ないじゃない。まさかあんたたちと戦う事になるとはね。」
この2人も強いからな・・・はぁ・・・でも、私も頑張らないと!
カ「手加減はしないからね。」
マ「もっちろん!」
フ「全力でいくぜ!!」
フレイが人間の姿になる。
ル「私も頑張らなくちゃ!!」
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『ここからグレイ目線でいきます。』
俺とロキがもらった紙には「キンユリー」って書かれてあった。氷の魔道士には絶好の場所だぜ。
ロ「ここも1年中雪が降っているみたいだね。」
一面真っ白だ。すると、
エル「漢ーーーーー!!」
エバ「あんたね・・・って、グレイとロキじゃない!!」
エルフマンとエバーグリーンが来た。俺等はこいつらが相手か。
グ「久しぶりにお前と勝負ができるぜ。」
エル「漢なら、この勝負、負けることは許されない!」
ロ「エバーグリーン、今夜一緒にどうだい?」
エバ「あんた、一応星霊でしょ?」
てゆうか、戦う気あるのかよっ!?
エル「漢なら、本気で戦う。」
グ「かかって来い!!」
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『ここからガジル目線でいきます。』
俺とリリーとレビィがもらった紙には「ミジリョーホウ」って書かれていた。しっかし、どこもかしこも木・木・木だな。
レ「なんか・・・変な虫とかでそう・・・」
リリ「こうゆう場所には出るだろうな。」
ガ「怖いなら来ない方がよかったじゃねぇか。」
レ「だって、去年は来てくれたから・・・」
へいへい。その時、ズザザザザザザザザザと何かが落下したような音が聞こえた。
レ「ひぃ!!」
レビィが小さな悲鳴を上げる。するとガサガサと近くの茂みが揺れた。俺はとっさに戦闘体勢を構える。すると、
ショ「・・・いてててて・・・」
ト「ショールさん、大丈夫ですか?」
茂みの中から所々掠り傷や切り傷を負ったショールとトーヤが出て来た。何で戦う前から怪我してんだ?
レ「ショール!」
ガ「トーヤ。」
ショ&ト「うわぁ!!」
俺たちの声にショールとトーヤが飛び上がる。何でそんなに驚くんだよ・・・
ショ「ガ、ガガガ、ガジル!?あぁ、絶対負ける・・・」
リリ「もう弱音を吐いてるぞ・・・」
ショールがガクガク震え顔が青ざめる。
ガ「だ、大丈夫か?」
レ「アハハハハハハ・・・」
ト「ショールさん、まだ戦ってもいませんよ。」
おいおい・・・
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『闇ギルド、災いの天使(ディザスタエンジェル)の飛行船内部』
上空10000mに銀色に光り輝く飛行船が飛んでいた。飛行船の窓から妖精のような格好をした少女と水色のTシャツ姿の青年とカールがかかった赤毛の少女が下を見下ろしていた。
?「まだ着かないのぉ~?」
?「そう焦るな、フェアリー。」
フェ「だってぇ~。」
?「楽しみは最後にとっておくのがいい。」
フェ「ウォーターは控えめすぎるよ~。」
?「それがウォーターらしいじゃない。」
フェ「でもさぁ~、なんでわざわざ飛行船で行かなきゃならないのぉ~?」
?「上空からまずは一発、攻撃するってマスターが言ってったっすよ。」
3人の会話に耳に銀色のピアスを付けた青年と、黄緑色の甚平のような服を着た少女が話しに割り込んできた。
ウォ「スパイダー、ソード、今までどこにいたんだ?」
ス「ソード姉貴と小娘の話をして盛り上がってたっすよ。そうっすよね?ソード姉貴。」
ソ「あぁ。とゆうか、その姉貴って呼ぶのは止めろ。」
フェ「今頃小娘ちゃんは、ハエたちと楽しくやってるんだよねぇ~?」
?「すぐに自分がこの世界を滅ぼすことを知らずにな。」
ソ「マスタービーム。」
奥から白いYシャツに黒い帽子とズボンと革靴とマントに身を包んだ男が話しに割り込んできた。男は窓の前に立つと不気味に微笑んだ。そして後ろにいる5人の少年少女たちの方を振り向くと、
ビー「お前たちも楽しみにしてろ。世界が炎の海に変わるのを。」
さらりと恐ろしい言葉を口にした。5人の少年少女たちは小さく微笑む。
?「でも、まずは小娘以外のハエを殺すのが先なんでしょ?」
ビー「さすがファイター。わかっているではないか。」
ファ「当然の事です。」
ウォ「おい、あれじゃないか?リグリション島は?」
水色のTシャツ姿の青年が下を指差す。その指の先には、妖精の尻尾の聖地で、S級魔道士昇格試験が行われているリグリション島。
フェ「ほんとだぁ~♪やっと着いたぁ~♪」
ス「はしゃぎすぎて、飛行船から落っこちないようにな。」
フェ「もぉ~、怖い事言わないでよ~。」
ソ「まずはあの島に上空から一発。」
ファ「そして、私たちが突撃する。」
フェ「ゾクゾクしてきたぁ~♪」
ビー「お前たち、破滅の光線(ルーインビーム)の準備に取り掛かれ。」
ビー以外「了解!!マスタービーム!!!!!」
後書き
第77話終了~☆
いよいよ始まったS級魔道士昇格試験!!試験者たちに迫り来る魔の手。それをまだ知らない妖精の尻尾!!いったいどうなる!?ちなみに、災いの天使のやつらの名前はコードネームです。
次回はオーリアでユモスチームVSフリードチームの対決!!
お楽しみに~☆
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