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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第74話 世界はみんなのもの 

 
前書き
HELLO~♪07で~す♪
今回は妖精と仮面の最終決戦!!最強チームと世界の運命は!?全てはナツに託された!!
ナツ目線で書いていきますよ~♪
それでは、第74話・・・スタート♪ 

 
俺とハッピーは木を避けながら俺の鼻を頼りにレプスを捜していた。

ハ「ナツ、魔力は大丈夫なの?」

ナ「なっ!何言ってるんだよハッピー。全然大丈夫だっつーの!!」

ハ「そんな風には見えないよ・・・」

・・・やっぱ、ばれてたか。ノートとシロメと戦った時にかなり魔力消費しちまったもんな・・・どっかに火でも落ちてねぇかな?

ハ「ノーヴェとシロマだよ。それと、火が森の中に落ちてるわけないじゃん。レプスを倒したい気持ちはおいらにも分かるけど、後先考えて行動しようよ。こんな事になるなら、最初からグレイかリョウかエルザに任せた方がよかったのに・・・」

カッチン!

ナ「んだとハッピー!!俺があいつらよりも弱いってことか!?」

ハ「おいらそんな事言ってないよっ!!」

俺等が飛びながら喧嘩してると、

レ「騒がしい妖精だ。」

ナ&ハ「いたーーーーーっ!!」

相変わらず不気味な白と黒の仮面を付けたレプスがいた。レプスの傍にあった岩の上に、海の瞳(スィーピュープル)がついたネクタイ、ティラミス、ブロック、イカリング、指輪が並べられていた。

ハ「ナツ、指輪しかあってないよ・・・なんでアクセサリーが食べ物になっちゃうのさ。」

ナ「そんなのみんな一緒だろ。早くあいつぶっ飛ばすぞ!!」

レ「しつこいな。ラトーナ、近づかせるな。」

ラ「OK。」

レプスの背後から1人の男が出てきた。もう1人いたのかっ!

ラ「レプスには近づかせないぜ。」

ナ「そんなのやってみねぇとわかんねぇだろっ!!いくぞハッピー!」

ハ「あいさー!」

俺は空中から、

ナ「火竜の・・・鉤爪ッ!!」

ラ「サークルフォーメーション!」

すると、俺の攻撃は木や花、草に防がれたぁ!!

ラ「俺の魔法、自然憑(しぜんつき)だ。」

ハ「ビックスローの魔法と同じだ。」

やっかいな魔法だな。

ラ「今度は俺だ。ネイチャフォーメーション!!」

木の枝や尖がった葉っぱが襲い掛かってくる。

ナ「ハッピー!!」

ハ「あいさー!!MAXスピード!!」

ハッピーがMAXスピードで必死に逃げ回る。が、逃げても逃げても、尖がった葉っぱは俺たちの事を追いかけてきやがる!すると、

ハ「うわっ!」

ナ「ハッピー!お?おぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

ハ「ナツゥ~!!」

ハッピーに攻撃が当たって俺は真っ逆さまに落ちる。

ハ「ナァァァツゥゥゥゥゥッ!!」

地面すれすれでハッピーが助けてくれたけどよ・・・

ナ「うぷ・・・」

や、やっべ・・・酔った・・・うぉぉぉ・・・

ラ「酔ったのか?今がチャンスだ!もう一度ネイチャフォーメーション!」

やべ・・・当たる・・・おぅ・・・

ハ「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

ナ「ハッピー!?」

ハッピーが俺を庇って傷だらけになりながら地面に落ちた。俺も地面に背中から落下する。が、空中で体勢を立て直し、ドスゥゥゥンと音を立てながら着地する。

ラ「動物に助けられるとは、お前も運がいいな。」

ナ「・・・・・・・・・・・ねぇ。」

ラ「?」

ナ「ハッピーはただの動物じゃねぇ!!俺たちの仲間だっ!!」

俺は体から炎を噴射し、

ナ「火竜の・・・咆哮ッ!!」

ラ「サークルフォーメーション!」

ラトーナは防ぐが、

バキ。

ラ「!?こいつ、魔力が上がっている!!」

ナ「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

バキ、バキバキ!

ラ「バカな!!」

ナ「だらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ラ「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ラトーナは木々を倒しながら遠くまで吹っ飛んでいった。・・・まずは、1人。次は、

ナ「お前だ。」

俺はレプスを睨み付ける。レプスはラトーナが吹っ飛んでいった方を見つめていた。その目が驚きにより見開いていた。

レ「バカな。ラトーナがこんなに早く倒されるとは・・・!!」

驚嘆の声を上げた。

ナ「ごちゃごちゃうるせぇ!!いいからとっととその野望やめろぉぉぉ!!」

レ「そう簡単に止める事はできん。ついに俺の願いが叶う時がきたのだから。」

こいつの頭、腐った牛乳みてぇだ。

レ「ず、随分と変わった例え方だな・・・」

ナ「んな事どうでもいいだろ。お前がなんでそこまで世界を支配したいのか知らねぇが、このままでいいじゃねぇか。」

レ「お前に何がわかる。」

ナ「んじゃあお前は世界の何を知ってるんだよ?みんなが笑って、楽しければそれでいいじゃねぇか。お前は、笑っているやつから、笑顔を取り上げるんだぞっ!!」

レ「笑顔なんかこの世には必要ない。」

ナ「!!!???」

俺は言葉を失った。そんな俺を無視して、レプスは話し続ける。

レ「この世界は君がさっき言ったみたいに腐った牛乳のようだ。俺はこんな腐った世界を1から作り直す!!そして、世界は俺のも・・・はぁぁぁぁぁ!!!」

ナ「・・・くだらねぇ。」

俺は伏せていた視線をレプスに向ける。

ナ「お前の頭の方が腐った牛乳みてぇじゃねぇかっ!!」

レ「何だと・・・!!!」

ナ「世界はお前のものじゃねぇ!!この世界のみんなのものだ!!!俺がお前の頭を1から考え直させてやる!!!火竜の・・・鉄拳ッ!!」

レ「ぐお!!」

ナ「翼撃ッ!!」

レ「ぐは!!」

ナ「煌炎ッ!!」

レ「どわぁ!!」

ナ「紅蓮火竜拳ッ!!!」

レ「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ドガガガガガァァァァァァァァァァン!!!!!

****************************************************************************************

マ「ナツ~!!」

フ「ハッピー!!」

しばらくしたらエルザたちが来た。おっ!マヤ復活したのか!!

ト「ハッピーさん大丈夫ですか?」

ハ「あ、あい・・・何とか。」

ナ「ありがとなハッピー。」

ハ「あい。」

リョ「しっかしまぁ、またまた随分派手にやったな。」

リョウとルーシィが来た。何でお前等別々に来たんだ?

ル「リョウが怪我してゆっくり来てたのよ。」

マ&ハ「でぇきてるぅ~。」

ル「あのね~・・・」

エ「ところでナツ、海の瞳はどこだ?」

あぁそういや・・・

ユ「あ、あのさ・・・」

グ「どうしたユモ?」

ユ「う、海の瞳が・・・光ってる・・・よ。」

え?俺たちは海の瞳が置いてある岩に視線を一斉に移す。ユモが言ったとおり海の瞳が青白く光っていた。すると、

バコォォォン!砂煙が上がった。

全「えぇーーーーーーーーーーーーーっ!!!???」

ば、爆発したぁぁぁぁぁっ!?するとショールがポンッ!と手を叩く。

ショ「そうだ思い出したっ!!海の瞳は5つ集まってから30分の間に願い事を言わないと爆発するって本に書いてあったんだっ!!」

ショ以外「それをもっと早く言えっ!!!」

なんだよ、俺が戦った意味ねぇじゃん。

シャ「まっ、何はともあれ、助かったじゃない。」

フ「シャルルの言うとおりだな。」

ウェ「でも、イツキさんは・・・」

そういえば、あいつが見つけたんだよな。

エ「その時はその時だ。」

ル「そんな終わり方でいいのかしら・・・?」

ま、まぁ、エルザが言ってるんだから仕方ねぇよ。

エ「よし、ギルドに戻るぞっ!」

エ以外「あいさーーーーーーーーーーーー!!!」

こうして、妖精と仮面の戦いは幕を閉じた。 
 

 
後書き
第74話終了~♪
世界を支配することって、実際にできるんでしょうか?これは小説なので書いただけですが・・・
次回はギルドの倉庫で・・・
それではバイバ~イ♪ 
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