俺と現実とファンタジー
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part1 事故 そして 転生
「……ん?どこだここ?」
確か俺はあの時風に煽られて屋上から……て、ことは…
「そう、お主は死んだのじゃよ」
まさか…この年寄り口調は…
「ん?どうしたのじゃ?
わしを見たまま固まって?」
ちょとまて、なんで髭を蓄えた爺様じゃなくて
俺と歳の変わらない女の子なんだよ!
「まあいいか…神様が爺さんだって、誰が決めたわけでもないもんな」
「ああ、それで固まっとったんかお主。
まあ良い、そんなことより本題に入るぞ」
もしかして、この展開は…
「お主には別の世界へ転生してもらう」
来た!来たよ!異世界へ転生!
「ちなみに、転生する世界は選べぬし、平行世界のひとつじゃから物語が
中途半端に終わってしまうこともある。気をつけてくれ」
そうなのか……
「では、転生する前に。何か一つ、叶えてやろう。なんでもいいぞ」
なんでもいいのか!…悩むな…何にしようか
やっぱり強くて、どんな世界でも生き残れる能力がいいよな…
……よし、決めた!
「思ったことを現実に変える力をくれ!」
この力なら強いし、どんな敵でも倒せる!
何しろ、思ったことが現実になるんだからな!
超強いし、ある意味オリジナルだし!
「ふむ、わかったその力を与えよう」
神様が俺に手をかざした瞬間、体が一瞬爆発するように発光し、
俺の中に何かが入っていくのを感じた
「これで、オッケーじゃな、お主は力を得たぞ」
感動だ…
夢にまで見たファンタジーの力が俺に宿った…
「よし、ではそろそろ転生してもらうとするかの」
早く力を使いた……ん?そういえば
「なあ、俺の転生する世界っていったい何の世界なんだ?」
「確か……ハイスクールD×Dとかいうライトノベルの世界じゃった」
「ハイスクールD×D?
ライトノベルってのはわかったけど、どういう物語なんだ?」
「悪魔と天使と堕天使がおる物語じゃな。神器という、
いわば特殊な能力みたいなものもある」
「なるほど、要するに悪魔と天使と堕天使のいるファンタジーなんだな?」
「うむ。時代背景は現代じゃがの。
主人公は兵藤一誠
簡潔にいえば、おっぱい大好きおっぱい命!な、エロの権化じゃ」
大丈夫かよその男……
まあ、性欲は誰にでもあるけどさ……
そんなことを考えていると、神様が急に真剣な顔になり
上に手をかざした
「それでは、これよりお主を ハイスクールD×Dの世界へと送る!」
いきなりかよ
…でも…いよいよなんだな
「ゆくぞ……ハアアァ!!」
神様が力をこめた瞬間、
淡い光が放出され俺は意識を失った……
side神様(?)
「ふむ、しかし面白い能力を望んだものじゃ
わしも、あの男について行ってみるか」
「起こったことを現実にかえる力とは…
実に面白い!」
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