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魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜

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第31話『中間テスト! 結果は……』

週明け中間テストが始まった


日程は

5月23日(月)
国語・社会・音楽

5月24日(火)
算数・理科・保健体育

5月25日(水)
英語・美術・家庭科

上記のようになっていた



~中間テスト1日目~

「絶対負けないんだからね!」

1時間目のテストが始まる前
ツバサ達の教室でアリサの声が響き渡った

アリサの前にはいつもの面々がもうすぐ始まるテストに対し
最後の悪足掻き的な暗記作業に入っていたのだけど
アリサの声を聞いて全員がアリサの方を見た

「頑張って……?」

そしてその中心に居たツバサは
隣に居るなのはの肩を叩いてそう言った

「いや…多分アリサちゃんはツバサちゃんに言ってるんだと思うよ?」

するとアリサの後ろからすずかがツバサに対してそう言うと
その場の面々ではなくクラスの人たちが

女子A「えっアリサちゃんとツバサちゃんテストで勝負するの?」
男子B「マジかよ!?って不知火ってテストの点良かったっけ?」
男子C「俺が知ってるわけないだろ?」
女子A「この前のテストだと学年トップ10には入ってなかったよ」
女子D「前回数学のテストちらって見たけど88点だったよ」
男子B「じゃー不知火勝ち目ねーじゃんw」
男子C「だなwバニングスの奴、前回全部100点だったもんなw」
女子A「そうだ! ツバサちゃんかアリサちゃんどっちが勝つか賭けようよ」
女子D「いいわよ。んーじゃー今度の給食のプリンでも賭けようか」
男子B「おっ?楽しそうな事言ってんじゃん」
男子C「俺らもその賭け参加させてくれよ」
女子A「いいわよ~じゃーどっちに賭けるか一斉に言おうか」
女子D「じゃーせーのっ」
男女A~D「「「「ツバサちゃん(不知火)!」」」」

…………

『賭けにならねー』とか騒いでる生徒たちは置いといて
時間は進み教室に先生が入って来て
1時間目の国語のテストが始まった……


……


………


…………


そして1日目のテストが終わり
初日から燃え尽きた感が見える3人は置いといて
ツバサは帰宅の準備をしていると

「ツバサ初日のテストはどうだったかしら?」

「なのはちゃんフェイトちゃんアリシアちゃん大丈夫?」

既に帰宅の準備が整ったアリサとすずかがこちらにやってきて
ツバサ達にそう言うと

「問題ない……」

「国語なんてなくなればいいの……」

「社会ってなんなんだろう……」

「大丈夫…アテネの訓練に比べたらお母さんに怒られるくらい……」

ツバサはいつも通りの無表情だったけど
他の3人は俯きながらぶつぶつと何かを呟いていた

その後、テストで昼前に帰宅だったので
いつものメンバーで翠屋でお昼ごはんを食べた後
軽く明日のテスト勉強を一緒にやった


そしてなんだかんだで最終日のテストが終わった……


~アリサ~
全てのテストが終わって
自己採点した結果は平均97点ぐらいだった

もしツバサが宣言通りの点数を取っていたら
私は負けてしまうだろうけど
実際狙って全教科99点とかは不可能なので
どっちが勝つかわからないレベルだと思う

そして次の日に順次テストの返却が行われた
今日の授業は返却されたテストについてだった
まず1時間目に国語と算数のテストが返却された

先生が順に名前を呼び
呼ばれた人から順にテスト用紙を受け取っていた
そしてツバサの名前が呼ばれて
ツバサは先生の元へと歩いて行った

先生は
「不知火…もしかして狙ってやってるのか…?」
と言ってツバサにテストを渡していて
ツバサが首を傾げながら受け取ると
「いや…何でもない……」
先生はツバサにそう言って
ツバサは自分の席へと戻って行った

その後2~5時間目まで
テストが返却されていって
5時間目の最後のテストの返却が完了した所で
先生が今回のテストの学年順位のTOP10を発表した

すると結果は

1.不知火ツバサ     891

2.アリサ・バニングス  875

3.******     809

こんな感じになっていた

ツバサの総合点数は平均99だった……


放課後ツバサにテストを見せて貰うと
ツバサは宣言通りに全て99点だった……
配点が基本2点以上の問題ばかりだったけど
私達の担任は数学だったら式がちゃんと出来ていたらとか
英語だと英文で単語の綴りが少し間違ってるとかの
ちょっとしたミスには△を付けて
配点の半分を付けるのを利用して全て99点に調整していた

「今回学年1位で十分目立ったから
もう次からは普通に100点狙ったら良いんじゃないかな」

「ツバサちゃん次は全部100点目指すの」

「いや……つまらない………」

ツバサはすずかとなのはが
『次から100点取れば?』と言う言葉に対して
多分100点を取る事が簡単なのか『つまらないから嫌だ』と答えた

私はそんなツバサに対して

「ツバサ……つ、次は負けないんだから!!
私が勝ったらわざと間違ったりせずに真面目にやりなさいよ!!」

次のテストでは『負けない』と伝えて
さらに私が勝ったら次からは真面目にテストを受けるように言った
ツバサが次も同じように100点を取らないなら
私が勝つ事は可能だからだ

すると

「でも次ツバサが全部100点取ったら勝てないんじゃないかな?」

「アリサとの勝負の時だけ本気でやってさー」

「あ~それだとアリサちゃんの勝ちは無くなるね」

「アリサちゃんドンマイなの」

みんながそんな事を言って来た
確かに手を抜いてるツバサに勝っても仕方ないし
本気を出したツバサなら全教科100点は多分取れるだろう
そう考えると……

「そうね……
もぅ勝てる気がしないからツバサの好きなようにしなさい……」

私がそう言うとツバサは

「わかった……」

そう一言返事を返した……

~side out~


~ネオ~
ツバサのテストの日から数日が経って
今は6月3日の23時55分……
あと5分で闇の書が起動するのだけど……

「……zZZ」

ツバサが熟睡していて起きない……

「ツバサー闇の書が起動しますよー」

耳元でそう告げても

「……………zZZ」

起きる気配が無かった

そして0時になって
八神はやての家の方から4つの魔力反応が現れた
多分守護騎士…ヴォルケンリッターだろう

でもツバサは眠ったままだ

だから私は……


翌朝私は自分の部屋のベットで目覚めた

昨日は特にツバサに何も言われてなかったので
そのまま自室で眠る事にしたのだ
そして朝ごはんを作っていると
ツバサが起きてきて

「闇の書……」

まだ眠そうな顔でそう呟いたので

「ツバサが寝ている間に起動しましたよ」

私がそう言うと

「ん~…まぁいいか……ふぁ~」

ツバサは欠伸をしながら顔を洗いに洗面所へ行った

そして朝食も完成したのでツバサと一緒に食べた後
今後について話し合った

「それでツバサはこれからどうしますか?」

「あ~起動して直ぐに止めようかとも考えていたけど……」

「寝てたので無理でしたね」

「うん…それで今から関与しても良いんだけど
とりあえずは静観して原作沿いにしようかと思うんだ」

「転生者の霧島白亜はどうしますか?」

「銀髪君は管理局と繋がってるから
下手に単独行動は取らずに管理局と共に動くはずだし
多分はやてを助ける為にも
原作通りになるのを狙ってると思うから
はやての事を管理局に告げ口する事も無いと思うし放置で」

「わかりました」

「それで今後の事だけど……」

こうして闇の書事件での段取りが決まりました

とりあえず私がツバサに命じられた事は唯一つ……


『猫を捕獲せよ』
 
 

 
後書き
次回は授業風景とAsに向けてです。

次回『プールの授業!! ポロリはないよ!!』 
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