Fate/stay night -the last fencer-
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第二部
魔術師たちの安寧
黒守黎慈の変化
「……はぁ……っつ」
身体の異様な火照りと気怠さで目が覚めた。窓から差し込む日差しは朝であることを告げている。
時計を見れば針は七時を指していた……いつもより少し遅い起床。
身体に活を入れるため、起き上がろうとしたその時──────
「ん……ッ!? っつ……ッ!」
活どころの話ではない痛みが肩に走る……昨日のライダーとの戦いで、見事な風穴を開けられたところだ。
魔術刻印による強制治癒とフェンサーによる再生魔術の効力で、外見だけならもう塞がっているが、内側はまだ治りきっていない。
身を蝕む熱さに思わず額、頬、首へと手のひらを当ててみる。
熱に浮かされたような茫とした意識のまま、外と内の体調確認を行う。
どうやらこの火照りと気怠さは幻肢痛のようなものらしい。
今感じている微熱は魔術による治癒力の強化、細胞の活性によって新陳代謝が上がっているから。
魔術刻印と再生魔術の働きによって身体中、魔術回路を駆け巡る魔力が発している架空熱も体内に蓄積している。
「はぁ……っ……今んとこ4割ってとこか」
魔力の回復量と肉体治癒に使用されている魔力比は大体7:3くらいか。
本来なら魔力だけであれば三日も魔力消費を切れば完全回復だが、今回は肉体の損傷が激しくそちらで多少消耗している。
併せてライダー相手に宝具を連発したフェンサーの回復補助の為、平常時よりも多く供給を行っていることで自分の回復は後回し気味だ。
"補助"と称したのは、俺の魔力を幾らか回したところで回復量への影響は微々たるものだからだ。
サーヴァントの魔力回復量は基本的に自身の残存魔力量に依存する。数式的に表すなら、残存魔力量×基礎回復値=魔力回復量といったところか。
つまりサーヴァント自身に残されている魔力が多ければ多いほど回復量も増し、少なければ少ないほど回復量は落ちていく。
少しでもフェンサー自身の残存魔力の数値を上げるために多量供給しているが、フェンサー自身の魔力総量自体が破格な為、俺からの供給量など微々たるものだ。
俺もフェンサーも完全回復には日を要するが、それでも2日ほどしっかりと休めば戦闘行動は可能な程度には身体も魔力も回復する。
肩はともかくとして、身体の調子を確かめながら起き上がる。
ライダーの蹴りをまともに受け止めた両腕は、骨折寸前と言っていい損傷だった。
下手に衝撃が加わったり無理な圧迫が掛かれば、罅が入るかそのまま骨折まで達しかねないほど。
いわゆる不全骨折。
表面的には変化や異常は見られないが、蓄積されたダメージや負荷によって外面的に損傷する寸前のようなもの。
昨日は強化や硬化を掛けていたおかげで普通に戦えていたが、そのまま負荷を掛け続ければ危ない状態だった。
魔術補助を永続的に続けるなど不可能だし、治癒も傷が即座に再生するようなものではない。
腕や肩によっぽどの衝撃が加わらない限り傷が悪化することもないので、日常生活における支障は特にないだろう。
肩だけ無茶な稼働をしないように気をつけていれば、周りに不審に思われるようなことはないはずだ。
「学園の方はどうなったかね……しばらく登校禁止にでもなっていれば好都合なんだが」
病院へ運ばれた大多数の生徒たちへのフォローと、一部損壊した校舎を修繕する時間を考えれば、最低でも1週間は学園閉鎖になる予想だ。
あまりに期間が長いとそれはそれで大事になってしまうので、恐らく当たり障りのない理由付けをしてその程度の期間封鎖されるだけか。
そのあたりは事後処理に関わったはずの凛に後で聞いてみるとして──────
「すげえ気分悪い…………」
人が人ならざる力を行使する代償。魔術の使用、刻印の起動は術者に特有の苦痛を強いる。
そうでなくとも傷の痛みや疲労で身体へのダメージは蓄積している。ここ最近連続した戦闘に、精神的に参っているのも無理はないと言える。
だが、これはそれらとは別の問題。
昨日俺は、友人である者の命を奪った。
一瞬だった。何の躊躇もなかった。あっけなくヒト一人の命が俺の手で散っていった。
争う理由はどうあれ、始まってしまえば相手の命までもを奪うのは魔術師ならおかしくはない。
魔術という"凶器"を振りかざす以上、正当防衛は当然として逆に返り討ちに遭う可能性だってある。
敵対する以上自身の破滅も承知の上であるはずで、それは暗黙の了解と言って差し支えない領域のルールとなっている。
表向き存在するそのルールを守るために『殺す』というのは珍しくない。
私情でそうした事態に陥った場合、一般周囲に悟られないようにする工作や死体の処理など面倒なことは多々ある。
だが今は聖杯戦争という特殊な条件下であり、事後処理なども面倒を見てくれる状況だから都合がいいといえば都合はいい。
今回においては、間桐慎二が魔術師としての掟を破ったから殺したという建前がある。
しかしそれで友人を殺した事実に、何も思うことがないかと言われればそんなことはない────はずだろう、普通の人間であるならば。
俺の胸中にはただ間桐慎二を屠った、友を手にかけたという結果だけが残っている。
そのことに何の感傷も抱けず、感慨も残らず、感情が波立つことすらないのはどういうことか。
両親が死んだ時も、曽祖父を手にかけた時も、昨日この手で友を殺めた時も。
俺の心にはその相手に対する憐憫や哀悼、その一欠片すらも存在しなかったのだ。
この手に刻んだ死は二つ目。これからもっと増えることになるのか。
天涯孤独となり冬木に移住したばかりの頃、過去に教会で俺の胸を抉った言葉が蘇る。
《逃れられまい、その宿業からは。まるで呪いのような生き方だ。何を成そうと何一つ残るものもない》
《もしも君が誰かの救済を求めたなら、その誰かから殺すことになる。ならば君にとっての祝福とは、最期の間際にしか得られぬものなのだろうな》
だからそう。何故気分が悪いのか、何が気持ちが悪いのか。
一般的な、客観的な考えから見た場合の、黒守黎慈の異常。
過程はどうあれ、理由がどうあれ、己の内にはただ表面的な結果だけを記録する。
俺が戦闘に高揚感を覚え、あまつさえその感覚、感性に酔っている原因はここにある。
戦いの中で初めて過程を愉しむという感情を得られ、自己防衛、他者撃滅、聖杯獲得等といった理由を与えられる。
自分で自己を分析して認識した際に、異常と思えるだけマシなのだろうか。
今後魔術師として生きていくとしたら、これを普通だと思うようになる日が来るのだろうか。
まるで自分が無感動な心持たぬ人形のように思えて、どうしようもなくおぞましさを覚えてしまう。
「自分のコトで悩んでてもしゃあないだろ」
昨日を振り返り、陥りかけた負の思考螺旋から脱け出す。
世の中なるようにしかならない。自分で決めて自分で進んだ道に文句なんてあるはずもない。
フェンサーと共に戦うと決めた。慎二を自分で始末すると決めた。
その"結果"が今であり、ここで覚悟を鈍らせたり苦悩したりするのは、自分自身を蔑ろにしているのと同じだと思うのだ。
よし、もうこの件については割り切った。
慎二の死から今まで考えたことについて、忘れることはないけれどもう思い出すことはないだろう。
考えるとしたらこれからのこと。内心で変わったモノなどもあるのだ。
「さて、朝飯の用意でもするか……」
そうだ、腹が減ってるから気も滅入る。
肉体にも精神にも活を入れればこんな鬱々とした気分も晴れるだろう。
てか昨日から何も食べてないなそういえば。
朝は夢のせいで吐きまくってたし、気分悪いままだったから昼飯も抜いたし、学園から帰ってからは即バタンキューだったし。
「ガッツリ食うために米炊こう」
2合分の米を洗って炊飯器にかける。おかずは味噌汁を適当に作って、後は玉子焼きとかでどうだろう。
最近は玉子焼きや目玉焼きにソースやらマヨネーズやらかける奴がいるらしい。そんな和を捨てたような奴らは海外にでも永住してしまえ。
自分が玉子焼き等には醤油派であるというこだわり故の暴言だった。
まあ一日断食後に急激に食べても胃が傷むだけなんで、ある程度加減して食べよう。
昨日の戦闘での運動量は中々のものだったが、身体のダメージも凄いので下手したらまた胃中の物を戻すことになる。
ご飯が炊き上がるまで1時間弱はあるので、先に顔を洗いに洗面所へ向かう。
「そういや昨日は派手な夢見て、盛大にリバースしたんだったっけ」
青年が心臓を素手で引き抜かれる凄惨な夢。出来ることなら思い出したくない。
確かシチュエーション的にも、普通じゃ信じられないような場所とか相手だったはず。
その後洗面所で盛大にやらかし、学校でも気分の悪さをずっと引きずったままだった。
「そういや今日は夢見なかったな……」
精神防護とか相互不干渉の魔術とかで夢見を防ぐつもりだったが、さすがに昨日の状況ではそんな余裕もなく、俺は気絶するように眠ったはずだ。
元々黒守の魔術の関係で、契約相手と同調しやすいというのもある。ただの夢とはいえ馬鹿にはできず、夢の中での出来事は現実でもいくらかの影響を与えることがある。
「昨日は特に夢見の対策を取ったわけでもないが、何か条件でもあるんだろうか」
俗に夢見に分類される魔術は、肉体ではなく精神に訴えかける。
俺が以前に見せられた淫夢もそうだし、記憶操作、精神摩耗による衰弱。
中には夢での出来事を現実と誤認識させて、場合によっては死に追いやるような魔術も存在する。
実際に術を掛けられたとしても現実の肉体に直接的な変化等はない。
何を目的に夢見の魔術を使うにせよ、傍目から見れば表面上からは何も窺えないまま相手に干渉することができる。
だから夢のせいで不調というのも、魔術的な考えからすればあながち有り得ないことじゃないんだが…………
洗面所に辿り着いた俺は、軽い既視感を覚えながら洗面台の鏡を見つめていた。
「また、右眼が……」
そこには昨日と同じく、鮮血のような深紅に染まった右眼があった。
昨日は夢を見た直後の影響で錯覚したのだと片付けていたが、これは恐らく他に何かしらの要因がある。
現に何度も目を擦っても洗っても、そこにある紅が消えることはない。
痛みはない。視覚に変調もない。眼球そのものにも異常はなかった。
色素欠乏? 赤血球の異常? 眼球内出血? 血液疾患?
考えつくあらゆる可能性を考え、魔術で眼球を精査してみたがどれもハズレだ。
どんな身体検査魔術を通しても眼球に異常無しという結果が出るのみで、右眼が突然紅くなってしまった原因は不明のまま。
──────黒守一族特有の変化だろうか。
一定条件を満たすことで、肉体に一族としての証が顕れるといった事例もある。
俺が知る限りだと、身体に紋様が浮かぶ、髪の変色、爪や犬歯が伸びる、一部骨格の変異など。
ただ黒守一族にそんな習俗があるなんて話は聞いたことがないし、両親は記憶に薄いが曾祖父さんにそんな特徴は見られなかった。
特に異常らしい異状もないので、今は放置しておくか。
また時間のある時にでも黒守の書物を漁ったり魔術文献を調べてみよう。
「っと、結構考え込んでたな」
顔を洗いに来ただけだが、色々とやっているうちに30分ほど経過していた。
もう20~30分でご飯も炊ける。
次に思考が及んだのは、フェンサーの分をどうするかだ。
確かこれも昨日、今後は食事の用意は必要ないと言われた。
だが必要ないと言われれば同意ではあるのだが、今まで用意していたので違和感があるというか、食ってもらわないと俺が落ち着かないっていうか。
炊飯までの余った時間、フェンサーとちょっと話すか。
「はい、フェンサー集合~」
少しの間を置いてフェンサーが目前で実体化する。
どうやら大人しく回復に努め、待機していたようだ。
「何か御用でも、マスター…………っ!?」
いつも通りの流麗とした声と仕草で問いかけてくるも、その顔が驚愕の色に変わる。
「現状の回復具合とこれからの行動方針についてと、朝飯をどうするかをだな」
「────────」
「とりあえず現状のコンディションを…………お? フェンサー?」
何故かは知らないが、俺の顔を見たまま信じられないモノを見たかのように固まっている。
「────────」
「おーい、フェンサーさーん?」
「────え、あ、えぇ?? 何の話だったかしら?」
「いやだから現在の回復状況はどんなもんよ」
「あ、えーっと。んー、大体半分かな。回復すればするほど回復力は増すから、明日明後日中には全快ね」
「そりゃ朗報だ。俺も同じようなもんかな。じゃ、今後の行動方針でも────」
「ちょっとマスター」
言葉を無理に遮られる。
基本的に話は大人しく聞いているのが常だったフェンサーの強い言葉に驚く。
割り込んででも言わなければならない意見でもあるのだろう。
「貴方……その右眼、どうしたの?」
割と真剣な顔で何を聞いてくるのかと思えば、まさかの右眼のことだった。
特に異常もなく紅くなっていること以外は普段と何も変わりないので放っていたが、他者から見れば目立つ異常部分であることは確かだ。
自分のことなので軽く見ていたが、それこそフェンサーからすれば何があったのかと問いたださずにはいられない事だったのだろう。
「あ~これな。今朝から何か紅くなっちまってるんだが、腫れてるわけでもなく特に異常はないんだよ。
特別痛みがあるとか視覚に問題があるわけでもないんで、そこまで心配することじゃないと思うぜ」
「……………………」
明らかに信用できないという顔をしているが、事実異常はないのだからどうしようもない。
魔術まで使って検査を通したのに、結果オールグリーンの健康体なのだから見た目以上の変化はないはずだ。
気がつけば紅くなっていて、魔術による検査でも異常無しと答えるもフェンサーは納得しない。
「はいはい、この話終わり! 今んとこどうしようもないんだから、そのうちもっと詳しく調べとくよ。
なんなら今日学園の事後処理の結果を凛に聞きに行くんで、そのときに眼について聞いてこようか?」
「敵にそういう話をするのはどうかと思うけれど……マスターの判断に任せるわ。そういう身体の異常を調べる高等魔術もなくはないけど、あまり意味があるとも思えないし」
「じゃあ次、今後の行動方針な。これは別にこれまでと変わらずでいいと思うが、おまえから意見は?」
「そうね。とりあえず昨日のような無茶は出来るだけ控えて欲しいところよ」
昨日の無茶とは一体どれを指して言っているのだろうか。
慎二に仕掛けてライダーに迎撃食らったり。
肩に風穴開けられても戦闘続行したり。
説明もないまま校舎駆け上がって特攻したり。
屋上から飛んだり天馬の目の前に割り込んだり宝具で斬りかかったりしたことでしょうか。
「全部です」
「それはすいませんでした」
こちらにも考えがあったとか他に手が無かったとかいう言い分はあるが、あれらが無茶な行動ではなかったかと言われると反論できないので謝っておく。
ただ昨日の戦闘時における昂揚感は凄まじいものがあった。
まるで自分じゃないようにフワフワした感じもあったが、何より本気で命のやり取りをする上での緊張感。
単に非日常の興奮、愉悦に浸っているわけじゃない。
先ほども考えていたことだが勝利という結果だけでなく、戦闘という過程を愉しむ……というと語弊があるが、ともかくそこに意味を見出せた。
最初こそ戦うために戦うなどと言っていたが、今では戦う意味を見つけたいと思っている。
戦いたいだけじゃない。浸っているだけじゃない。
今のまま進んでも、俺は結局何も変わらないんじゃないかという予感がある。
戦うために戦うなんて理由になってないし、そんな考えのまま戦っていればそのうち破滅するのは目に見えている。
魔術師として中途半端な存在だと自分を卑下したことがあるが、この気持ちにも中途半端なままではいたくない。
そのためにも、これからはもっとフェンサーと向き合った行動を選んでいきたい。
「今後はもっとちゃんと話し合って作戦を立てる。昨日は急な戦闘だったから仕方ない面もあるが、こちらから仕掛ける場合とかは特にそう心掛けよう。
てことで、方針に付け加えるのはこんな感じの内容でいいか?」
「……………………」
さっきとは別の意味で目を点にしているフェンサー。
なんだろう、俺がこんなことをいうのは意外だとでも言いたいのか。
そこまで自分勝手な振る舞いをした覚えはないし、結構互いに尊重し合った関係性を築けていたと思っていたんだが。
実質的な初陣、初勝利を収めたことだし、今まであやふやにしていたことももっとハッキリ決めておこうってことじゃなかったのか?
「いいわ、異論はない。直接戦闘や前線に出張るのは私の仕事よ。マスターは本来の役目に従事してちょうだい」
「ああ。あくまで後衛、後方支援という役目を逸脱するなってこったろ?
といっても人形兵のような例もある。サーヴァントはおまえで、それ以外の障害排除が俺の役割ってことで」
サーヴァント戦で後衛に準ずるといっても、それでは案山子になるようなものだ。
出来うる限りの支援手段を見つけ、それを危険のない範囲で実行するのがマスターの役目だろう。
こうした方針提案や作戦立案等、やることやれることってのは細かいけど結構ある。
もしかしたら多少は危険な行動も取ることはあるかもしれないが、それも応相談で考えましょうってことだ。
「よし、それじゃあ最後。朝食にする」
彼女と話しているあいだに結構時間も経った。
炊飯器の『もう炊けてんぞオラァ!』という自己主張のピー音がけたたましく鳴っている。
実は鍋をとろ火にかけていたので、後は味噌を溶かして豆腐を放り込み、玉子焼きを用意すればいいだけである。
「マスター、私食事は必要ないって言っ……」
「うっせうっせ、用意してやるから食えばかやろう。ふんわり玉子焼きには自信あるんだぞ」
フェンサーからの反論を封殺し、玉子焼きに取り掛かる。
玉子焼き用の四角いフライパンを取り出し、冷蔵庫に残っている卵数個を全部かき混ぜて投入した。
弱火でじっくり焼きつつ、最高の加減で包み畳んでいく。
「それにこの国には同じ釜の飯を食うって言葉がありましてね。仲良く飯は食いましょうってこった」
見た目寂しい朝食かもしれない。
だが必勝を期したふんわり玉子焼きで黙らせるため本気で取り掛かっている。
なんだかんだ文句垂れつつも食べることに異議申し立てはないようなので、今朝は仲良く朝食と相成ることになった。
最後までこんな関係のまま戦い抜けたらいいなと、そんな理想をぼんやりと考えていた。
「てめえ、玉子焼きに醤油以外をかけるとか正気か!!? 戦争も辞さないぞ!!」
その道行は前途多難ではあるようだが──────
後書き
大幅な更新遅延をしつつ、ようやく最新話投稿できました。
お待ちくださっていた方には申し訳なさと感謝の念が絶えません。
次回更新もできるだけ早く出来るようがんばろうと思います。
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