古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者
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音楽の囁き 鎮座する古の鉄の巨人
「ふぅ・・・。流石だな」
キョウスケは自分の執務室で報告書をのんびり読んでいた。その報告書は弐号機がシンキが操るインパルスと模擬戦の結果報告だった。エヴァとインパルスでは大きさがかなり違うが総合的な総合的な性能ではどっこいどっこいだ。インパルスは火力や防御力が劣るが、小さい小回りが利く。弐号機はインパルスより巨大な分、パワーがたかくATフィールドで防御力もお墨付き。その分小回りが利きにくい。
結果はシンキが縦横無尽に動き回って相手を翻弄する戦法で持久戦。身体を動かす形式の弐号機は体力がいる。アスカの体力切れをじっと待ち、動きが鈍った瞬間を狙って一撃を加えて勝利をした。っというよりも先に一撃入れた方が価値というルールでは弐号機の方が不利だなっと思った。
「まあアスカの階級は暫くは大尉で安定だろう。だが確かそろそろ・・・」
キョウスケがそう呟くと、執務室にアラートの騒音が響く。端末を取って司令室に連絡を取る。
「どうした」
『はっ!紀伊半島沖にて巨大潜航物体を発見、データ照合の結果パターンブルーと確証。使徒です!!』
オペレーターの報告を受けて、キョウスケは命令を発した。
「総員、第一種戦闘配置」
グライナルリーゼズ総指令室
キョウスケは急ぎ足で総司令室に出向き、自分の席について報告を聞く。
「目標は」
「現在第3新東京市へと進行中です。現在ネルフが戦線を展開しています。いかが致しますか?」
「放っておけ、散々此方を邪魔扱いしてくれたのだ。今回は譲ってやろうではないか、だがこれで失態が出ればネルフは更に辛い事になるだろうな」
中央大型モニターには進行している使徒と、それを迎え撃つ為に出撃しているエヴァ参号機と零号機が映っている。第三使徒であるサキエルと同じく人型タイプの使徒。まるで仮面のような顔。銀色に光り身体に爪のような指。音楽、イスラフェル。
「さて・・・どうなる?折角直った参号機がまた犠牲にならんと良いが」
使徒は真直ぐエヴァに向かってゆっくりとした動きで迫っていく。参、零号機はパレットライフルを連射して使徒を攻撃するが、使徒は全くうろたえずに前進する。参号機はライフルを捨てて、長刀の様な形状をした武器『ソニックグレイブ』を持って突撃する。零号機は参号機を援護するように射撃する。そして参号機は長刀を一閃、使徒を真一文字の如く、一刀両断にしようとするが、使徒の身体が突如分裂したのだ。橙と灰色、二つの姿に分裂した使徒は参号機を挟み込むような形でフォーメーションを取り、まるで腕を鞭のように撓らせながら参号機を攻撃する。参号機は腕をクロスさせるようにして防御態勢をとるが、攻撃を受けているうちに
腕、足にダメージが蓄積されていき、遂に腕と足が折れてしまった。そして使徒は興味をなくしたのか、参号機を持ち上げて頭を下にして思いっきり参号機を地面にぶっ刺した。
その様子を見ていた総司令室にいた全員は凍りついた。そしてシンキがいった言葉で
「・・・犬神家?」
「「「「「ぶぅ!!!!」」」」」
司令室にいたキョウスケ以外のメンバー全員が噴出したそうな
その後、零号機も同じ様に犬神家にされ、戦闘終了。戦闘指揮権はグライナルリーゼズに移り、キョウスケはすぐさま動いた。なんと
「今回は俺が動こう。アルトも動きたがっている」
自ら出撃する気だったのだ
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