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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第60話 鉄巨人

 
前書き
ヤッホ~♪07で~♪
今回はグレイ&ユモの対決です!!今度はいったいどんな敵なのか?
グレイ目線でかいていきますよ。
それでは、第60話・・・スタート♪ 

 
グ「どぉりゃあーーーーーっ!!」

やっと最後の1体を倒した。こうゆうのが一番厄介なんだよな。

ユ「大丈夫グレイ?」

グ「お前こそ、魔力使いすぎたんじゃねぇのか?」

ユ「えっ!そ、そんなことないよっ!」

おい、目が泳いでるぞ・・・ったく、相変わらず嘘つくの下手だな・・・

ユ「と、とにかく、早くみんなを追いかけよう。」

あ、今話し逸らしたな。俺とユモは次の道に進もうとすると、

ゴチーーーン!!

グ「ぬぉっ!!」

ユ「キャアッ!!」

道の手前で何かに思いっきりぶつかった。後ろからついてきたユモは俺の背中にぶつかる。

ユ「きゅ、急に止まらないでよ。どうしたの?」

グ「な、何かにぶつかったはずなんだけどよ・・・」

俺がぶつかったところには何もない。もう一度ぶつかったところを触ってみると、紫色の文字が浮かび上がった。これって・・・!!

グ&ユ「術式ッ!?」

閉じ込められたってことかよっ!いったいどこのどいつがいつやったんだよっ!!?

?「その術式を仕掛けたのは俺だ。」

グ&ユ「!!!」

振り向くと、銀色の髪の毛に青いめがねを掛けて、白衣のポケットに手を突っ込んだ男が立っていた。

S「俺はMr.S。お前等の事はジョニーさんから聞いている。この術式は、俺に勝たないと解けない術式だ。」

グ「面白れぇじゃねぇか。」

ユ「楽しくなりそうだね。」

S「勝負開始だ。」

さっきのロボットのせいで魔力を結構使っちまったからな。慎重にいかねぇと。

S「アイアンメイク、巨人ッ!!(ジャイアント)」

こいつも造形魔道士かっ!すると、地面が大きく揺れたと思ったら、地面にヒビが入り、そこから銀色の巨人が現れたっ!!巨人の銀色の体が少し光っている。

ユ「て、鉄の巨人・・・」

こりゃあまた、厄介なやつだぜ。鉄巨人は俺とユモの方にゆっくりと近づいてくると片足を上げて俺とユモを踏み潰そうとする。が、足を動かすのもゆっくりだ。これじゃあ隙だらけじゃねぇか。とっとと倒して、みんなと追いつかねぇとな。

グ「アイスメイク、大鎌ッ!!(デスサイズ)」

鉄巨人の足を狙って攻撃したが、

パキィン!!

グ「なっ!!」

氷は粉々に崩れた。

S「鉄巨人は、速度が遅い代わりに、防御力がある。それに、俺が造ったあのロボ軍隊と戦ったせいで、魔力を使いすぎたみたいだな。」

グ「計算済みってことかよ。」

S「そのとおりだ。俺の形勢逆転ってことだ。」

くそっ!

ユ「あっ!いいこと思いついたっ!」

ユモがポンッと手を叩く。

グ「な、何だよいきなり・・・」

ユ「あいつを倒す方法を思いついたんだ。」

グ「ほんとかっ!?」

ユ「耳貸して。」

内心ドキドキしながらユモの考えを耳打ちで聞く。ユモの考えはすっげぇ~単純だが、成功する確率は高い。これなら、あの鉄巨人も倒すことが出来るっ!!

S「作戦会議をしたって、もうお前たちに勝ち目はないのに。無駄な事を。」

ユ「やらないよりやったほうが絶対得なんだよ。作戦開始!!」

ユモの合図とともに鉄巨人の足や腕を凍らせる。

S「そんな事したって魔力の無駄だ。」

グ「無駄じゃねぇからやってんだろうが。」

鉄巨人のほとんどが凍りついた。

ユ「グレイ、もう十分だよ。」

グ「了解!」

鉄巨人の体は氷が透けて銀色が更に光って見える。こりゃ傑作だぜ。

S「こんなことしていったいどんな意味が・・・なっ!!」

グ「言っただろ、無駄じゃねぇって。」

鉄巨人の凍らせた部分がさびて動かなくなっていた。

ユ「金属は、水に触れるとさびちゃうからね。もともと氷も、水でできてるから同じこと。」

改めて聞くとほんとっ、単純な作戦だぜ。

S「だ、だが、さ、さびさせたとして攻撃しても、て、鉄巨人の防御力は変わらないぜ。」

態度は冷静だが、口調はものすごく焦っているのがわかる。

ユ「あれ?知らないの?金属のさびた部分に強い衝撃を与えると、簡単に崩れちゃうんだよ。」

S「なにぃっ!!?」

グ「お前、科学者の弟子なのにそんなことも知らねぇのかよ。」

科学者失格だな。とゆう事で、俺は鉄巨人の足のさびたところに、ユモは腕のさびたところに、

グ「アイスメイク、戦斧ッ!!(バトルアックス)」

ユ「アイスメイク、爆弾ッ!!(ボム)」

ドガガガガガァァァン!!!!!

ユモの言うとおり、鉄巨人は無残な姿で崩れ落ちた。さて、

グ「次はお前だ。」

俺とユモは背中を合わせて、

グ&ユ「氷雪砲ッ!!(アイス・キャノン)」

ドガァァァン!!!

砂煙が舞う。かなり強烈な一撃だった。砂煙が晴れると、そこには、

グ「なにっ!!?」

ユ「嘘・・・!!」

Sが立っていた・・・が、Sの顔や腕は所々茶色くなっていて、青いメガネのレンズが割れて、目には光が射していなかった。

S「・・・おrg、こ、kんn、ざtgに・・・yられrhずなd、nい・・・」

よくわからない声で何かを言い残した次の瞬間、

バゴォォォン!!

Sが凄まじい音とともに爆発したっ!!な、何がどうなってんだ・・・?ユモに聞こうとして横を向くと、

グ「お、おい、ユモ!しっか・・・!!」

魔力を使いすぎたのか、倒れそうになるユモを慌てて支えて驚いた。以前よりも体が冷たくなっていたからだ。

グ「お、おい、ユ、ユモ、体が・・・」

ユ「!!気、気にしないで。大丈夫だから。」

ユモは無理矢理俺に笑って見せた。ほんとっ、嘘つくのが下手すぎるぜ・・・Sが書いた術式の壁も消えて、俺たちは先を急いだ。 
 

 
後書き
第60話終了~♪
ユモの体に異変が!?そろそろユモの第2の秘密も書かないとな~。
次回はルーシィ&リョウのバトルだよ。
それじゃあ次回でお会いしましょう~♪ 
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