FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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第58話 からくり仕掛けのバトル
前書き
ナマステ(笑)07です!
今回はウェンディ&トーヤ&シャルルの熱いバトルです!
ウェンディ目線で書いていきます。
それでは、第58話・・・スタート!!
みなさんと別れてトーヤさんとシャルルと一緒に敵を捜しています。
シャ「・・・やけに静かね。」
ト「あの、嫌な予感がするのは僕だけでしょうか?」
ウェ「わ、私も、そんな気が・・・」
予感はすぐに的中してしまいました。
ト「危ないっ!!」
ウェ&シャ「キャアッ!!」
ズッシャァァァン!!
鋭くて鈍い音が辺りに響き渡りました。
シャ「な、何なの、いったい?」
起き上がると、コンクリートの床に槍が突き刺さっていました。
ト「うぅ・・・あぁ・・・」
ウェ「トーヤさん!?」
トーヤさんの肩から血が流れ出ていました。私たちを庇ったせいで・・・
ト「だ、大丈夫・・・です。ただの、掠り傷ですよ。」
で、でも・・・すごい血が・・・
ウェ「わ、私!治療魔法かけますっ!!」
ト「ダメですっ!無駄に魔力を使ったら戦う時どうするんですかっ!」
トーヤさんに止められます。
ト「我と、心を通わせ、姿を現せ!出で来い!ミイラ!」
魔法陣からミイラさんが現れました。
ト「ミイラ、少し包帯を分けてくれないかな?」
ミイラさんは頷くと1かたまりの包帯をトーヤさんに渡しました。
ト「ありがとう。また怪我したら困るからしばらくここにいてくれないかな?」
ミイラさんはまた頷きました。
ト「ありがとう。うっ・・・」
ウェ「包帯、私が巻きますよ。」
ト「すいません。」
シャ「謝るのは私たちの方よ。」
シャルルの言うとおりだね。その後も、壁から歯車型の刃が飛んできたり、天井から大きなタライが落ちてきたり・・・その度にトーヤさんは私とシャルルとミイラさんを庇ってくれました。トーヤさんは包帯だらけです。
ミ「ぐ・・・」
ミイラさんは包帯を巻かれたトーヤさんの肩を優しく撫でます。
ト「だ、大丈夫。君たちを守るのが、僕の、役目なんだから。心配しなくて大丈夫だよ。」
トーヤさんは誰にでも優しいんですね。トーヤさんを支えながら進んでいくと、
シャ「な、何よここっ!!?」
そこはいろいろな大きさの歯車がカタカタカタカタ、ゴトゴトゴトゴトと回っている部屋でした。
?「ようこそっ!からくりの部屋へっ!!」
すると、黒いめがねをかけて、白衣を着た男の人が現れました。
?「俺が作ったからくり通路を通ってよくぞ無事にここまで来れたものだな。たいした魔道士たちだ。」
すごく偉そうな態度です。
K「君たちの事はジョニー様から聞いている。俺のことはMr.Kとでも呼んでくれ。さぁ、からくり仕掛けのバトルを始めようっ!からくり魔法、操りっ!」
Mr.Kが腕をゆっくり動かしました。あ、あれ?体が勝手に・・・トーヤさんを・・・!!
ト「え?ウェンデ・・・グワァァァッ!!」
ミ「ぐっ!!」
シャ「ちょっとウェンディ!何やってんのよっ!!?」
ウェ「わ、私にも、分かんない・・・か、体が、勝手に・・・」
止まることなく私の体は勝手にトーヤさんを攻撃していきます。
K「天空の巫女は今は僕の操り人形さ。手っ取り早く、からくり通路でダメージを負った怪物(モンスター)を先に始末しようと思ってね。さぁ、どんどんやるんだっ!!」
Mr.Kが腕を動かすのと同時に、私の体は本物の操り人形のように動き、トーヤさんを攻撃していきます。
ト「ウワァァァァァッ!!!ガッ!!グワァァァァァッ!!!ドワァァァァァッ!!アァァァァァァァァァァッ!!!」
ご・・・ごめんなさい、トーヤさん・・・
ト「ミ・・・ミイ、ラ・・・Kの、動き、を・・・封じるんだ・・・!」
ミイラさんの体から包帯が伸び、Kの体を巻きつけます。
K「しまったっ!くそっ!離れろっ!!」
それと同時に私の体も自由になりました。今のうちに・・・!!
ウェ「天竜の・・・咆哮ッ!!」
K「な、何ッ!?ダァァァァァァァァァァァァッ!!!」
な、なんとか勝つことができました。
ウェ「トーヤさんっ!!」
私とシャルルとミイラさんはトーヤさんに駆けつけます。
ウェ「トーヤさんっ!!」
ト「ウェ・・・ウェン、ディ、さん・・・シャ、シャルル、さん・・・ミイラ・・・」
シャ「ちょっとっ!しっかりしなさいよっ!!」
ミ「ぐっ!!」
トーヤさんは呼吸をするのも辛そうです。私の瞳から涙がこぼれ落ち、トーヤさんの頬に落ちました。
ト「ウェ、ウェン・・・ディ、さん・・・?」
ウェ「ゴメン・・・ナサイ・・・私・・・私・・・!」
涙が、震えが、止まりませんでした・・・すると、私の震えている手に、トーヤさんはゆっくりと手を重ねると、
ト「ウェ、ウェンディ、さんの・・・せいじゃ、あり、ま、せん・・・ぼ、僕は・・・だ・・・大丈、夫、です・・・」
ウェ「トーヤさんっ!!!」
トーヤさんは気を失っていました。
シャ「勝手に人を操って仲間を傷つけようとするなんて最低なやつねっ!!」
ウェ「ミイラさん、トーヤさんを背負ってくれませんか?」
ミイラさんは頷くと軽々トーヤさんを背負いました。そして私たちが来た道を戻ろうとすると、
K「・・・ま、まだ、だ・・・」
K以外「!!!」
驚いて振り返ると、荒い呼吸の中、必死に立ち上がろうとするKがいました。でも、Kの体からは血ではなく、火花が飛び散っていました。
K「・・・おr、tちg、負けr、hずなd・・・あるはzg、nい・・・」
何を言ってるのか分かりません。次の瞬間、
ドガァァァァァンッ!!!
なんとKが爆発してしまいましたっ!!
シャ「まさか、Kは人間じゃなかったの・・・?」
私たちはその場に呆然と立ち尽くす事しかできませんでした。
後書き
第58話終了です!!
トーヤは優しすぎますっ!!
次回はエルザ&ショールの対決です!!
お見逃しなく!!
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