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やはり俺の青春ラブコメは…間違ってるのかなぁ

作者:もぐらん
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こうして俺の物語が終わり、始まる

 俺は一角である所にありパーティションで区切られたスペースがあり、俺は
この職員室に呼び出しを食らっていた。何故か?それは俺が書いたものが原因だったと予想される。
先ほど国語教師の平塚先生は額に青筋を立てながら俺の高校生活を振り返ってを読み上げていた。こう誰かに読み上げられると自分の文章力が低いということが分かる。いやー参ったなーあははは。この平塚先生は白衣を上に着ており、生徒指導の先生でもある。白衣姿の教師と想像すると優しそうな人を想像するがそれとこの人は別だ。いきなり鉄拳が襲いかかてくるほどの身の危険を感じてしまう人なのだ。
すると黒ストッキングをはいた足を動かして足組をする。煙草を一服してため息交じりで煙を吹き出した。そして俺はちょっとした風邪でこの課題を提出するのを遅れてしまって提出したら呼び出しを受け、ここにいる。そろそろ帰りたい時間なのだが一向に帰してくれなさそうな雰囲気が満々である。

 「…何なんだこの嘗めた文章は…私は体罰問題や暴力問題の感想文ではないはずだ。どうしてこうなったんだ?」
 「いやー、何と言いますか…高校生活を振り返ってっと聞いたら自然とペンが走ってしまって…。そもそも今の学生はこんなこと多いじゃないですか。ニュース見てないんですか?」
 「…君は高校生活を振り返るのがそれほど嫌いなのか……それにこの学校にいじめはない」
 そう言うとこめかみを抑える。まぁ、後は俺の目の前にいる平塚先生の体罰も少し含めましたけどね。
 「でも先生だって『人生を振り返って』というものがあったっとして、周りに結婚している人たちが結婚について書いていたらどう思います?」
 すると平塚先生は大きなため息を吐く

 「…分かった。君の言いたいことは私は結婚していないことを言いたいわけだな?」
 あれー?変な誤解されてるー。一応フォローしておかないと。平塚先生はこういう話には弱いのである。
 「だ、大丈夫ですよ。まだ後悔する年じゃないですよ。例え俺たちより10歳以上離れていても…」
 その時一陣の風が吹いた。ノーモーションからのグーパンチである。それが頬に掠っていた。その時の平塚先生は眼が狂気に満ちていた様に感じた
 「…そ、そう、つまりまだ若いので気にすることないですよって言いたいんですよ」
 「小細工を言うな。お前の嘘は良く顔に出るからな」
 え、マジ?ちょ、また笑っていない笑顔で構えなおすの止めてほしんだけど……
 
 「衝撃の…ファーストブリッドおぉ!」
 そう聞こえた時には体からドスっと言う音がして俺の腹に拳がめり込んでいた。あまりに痛さに腹を抱え込むように押さえてコンクリートのタイルに両膝をつかせる
 「ぐふっ!」
 「ふむ…陸戦用か……嫌いではないな」
 何に例えてるか知らないけどちょっと力入れすぎだろ…
 「ごほっごほっ……生徒相手に力入れすぎですよ……」
 「私は誰が相手でも引けを取らないからな」
 「…まぁ、交際関連は引けを取って」
 「撃滅の……」
 俺は体中から嫌な冷汗が流れるのを感じて今すぐこの状況を訂正するように思考をフル回転させた
 「いませんし、むしろ美人過ぎて近寄れないって人が多いからかもしれないですねっ!」
 すると睨むのを止めずにすっと拳を収めた。本当にマンガの見すぎだろ。そして俺は平塚先生に見えないように安堵の息を吐いた。するともう一度、平塚先生はプリントへと視線を落して
 煙草をくわえたままプリントを読み返している
 「とりあえず、再提出だ」
 「まぁ…それが普通でしょうね」
 俺は直ぐに書き直してすぐに帰る為プリントを奪おうとするがひょいっと後ろにプリントを置かれた。
 「…そうだな…君は友達はいるのか?」
 「……特にこれぞ友達だ!ってやつはいませんけど…」
 「だろうな」
 この人普通に「友達いないの知ってますけど?」みたいな顔しやがって……ってわかってるなら言わせるなよ……悲しくなっちゃうだろ。
 「では何故いつも遅くに下校しているんだ?」
 あぁなるほど。そういうことか。ならば教えてやろう。
 
 「大した理由じゃないですけど俺が上の階にいて、リア充どもは校門付近にいるから普段の怒りと憎さを合わせた呪詛を邪魔なく唱える事が出来るんですよ」
 「最低だな、お前は」
 普通に引かれた。別に大したことじゃないと思う。いつも帰りに上位カーストがうるさく帰っているのでそいつらが帰るまで帰らずにそいつらに向けて呪詛を唱えることとか誰にだってあるだろ?…ないか。
 「そうだな、では彼女はいるのか?」
 「お、俺は上位いにるカーストらの悪とは対照的な正義の代表者ですから、なるべく彼女とかは作らないようにしてるんですよ」
 「そうかそうか…」
 同情込みの蔑まれた眼で見られた。その同情はやめてくれ。平塚先生と一緒にしないでください。しかし平塚先生の目下には小さな涙が溜まっていた。…何だか平塚先生が可哀想になってきた。すると何かを決めたのか。「よしっ」と呟いてソファから腰を上げる。
 「よかろう。ではしばしついて来たまえ」
 そう言うと平塚先生は立ち上がって職員室のドアを開けて廊下を歩き出した。今のうちなら逃げれると算段して反対方向へと静かに足を向けた途端にワイシャツの襟を捕まれ、引きずられながら平塚先生は歩き出した。


                        ◇


 そうして連れてこられたのが特別棟だった。あまりいい予感はしない。あと、平塚先生も逃げることは無いと思ったのか手を離して前を歩いている。もう痛いのは嫌だから逃げるのはやめよう。
 「…今からどこに行くんですか?」
 「奉仕活動を手伝ってもらうのだよ」
 奉仕活動…つまりはつまりはあれですよね!メイド服とか着た女の子とか…やっぱ一時思考中断。絶対に違う結果ってことは知っているのでまともに考えると力仕事かもしくは書類整理などのデスクワークか…
 「あのー。もし力仕事なら俺体力と筋力に関しては最底辺なので、身体的疲労で学校に来れなくなります」
 「安心してくれたまえ。君には力仕事を押し付けるわけではない。それに君の体力など体育の先生から聞いている」
 なるほど…つまりデスクワークか?それとも書類整理?どちらにせよ、教師の手伝いとかなんだろうな…。
 「俺、自分をより偉そうなやつには近づけない病が……」
 「…そう言えばワンピースの最新刊買ってなかったっけ…」
 平塚先生は軽くスルーすると扉の前に立つ。そこには標識が書いておらず何の部屋かわからない。そこで平塚先生はノックもせずにガラガラっと音を鳴らして扉を開けノコノコ入る平塚先生。

「悪いが邪魔するぞ」
「先生…入る前にはノックをお願いしたはずですが…」
 そう言って呆れたように言ったのが校内一の美少女と言ってもいいほどの人、雪ノ下雪乃だった。透き通るような白い肌。綺麗に整った髪。…情報通りの人だな。そうこの雪ノ下雪乃はこの学校では有名人なのだ。それに俺は俺の敵である人物の名前と顔を忘れはしない。
 そう、これは中学1年のころ……

 
 当時入学式が終わり、その次の日から休憩時間には毎日のように携帯のアドレス交換が盛んになっていた。俺もそのビックウェーブに乗って、家族以外のメールアドレスを追加しようと考えていた。そして10分間の休憩時間となってアドレス交換が始まる。俺はさりげな~く携帯を出して当たりをきょろきょろと見渡した。その時にアドレス交換が終わった女の子がいた。綺麗で淑やかで清楚な少女だった。そしてその少女と目が合ったとき、瞬時に運命だと確証した(思春期によくある自意識過剰)。そして5秒もの沈黙の空間ができてしまった。でも俺は考えた。この場から離れないならもしかして俺と交換したいんじゃね?という発想が生まれていた。そして俺は勇気を振り絞って椅子から立ち上がり

 『……よかったら、俺と……アドレス交換しない?』
 『いや…何言ってんの?キモイんだけど…あんたと交換したらこっちが汚れるんですけど…。同類って思われたくないし……』
 前言撤回。まるで淑やかさも無く、清楚でもない立ち回りだった。それを言った後、颯爽と俺の後ろへと駆けていった。そこにはこのクラスでも目立つようなイケメンカーストだった。つまり、俺を見ていたわけではなく、その後ろの中川君がアドレス交換が終わるのを待っていただけだったのだ…
 そうして誰にも気づかれないように俺は静かに席に座り、携帯をポケットにしまった後、俺は涙を流したのだった……


 ……そのおかげで中一の時のアドレス交換の場は誰とも交換することは無かった。そうつまりは中川君が悪い!俺は悪くない!俺は悪くない!そもそも中川って名前の奴って大概イケメンなのは何故だ!?そう心の中で叫ぶと教室に入った。
 「…そこの変な人は?」
 変な人ってなんだよ…俺はまともな一般人だ。一般人過ぎて一般人を超越しそうだ。もしそうならまず、民衆を従わせ、大統領も超え、天皇をも凌駕した存在になり、神になるかもしれない。だとすればまずはこの世界を変革し、ぼっちは地位が高くなり、リア充はそれに従う奴隷になったりする法律も作りたいと思う。
 「あぁ。こいつも問題児でな。また奉仕部に頼みに来たのだ。こいつを入部にさせてこいつの腐った精神を矯正させてくれ」
 そこで視線を俺に向ける。
 「はぁ…俺は2年B組の清谷清哉です。……って入部って何?なんで入らされることになってんの?そんな話聞いてないよ?」
 俺はそんな話をしたか思い返してみるがやはり思い当たる節は無かった。
 「いえ、入部しなくて結構です」
 「おい、入りたくもない部活になんでそっちから断れるんだよ。こっちだって願い下げだ」
 「清谷。お前には罰を与え、お前にはしばらくの間、ここでの部活動で立派に更生してこい」
 更生って…別に俺はこの性格を嫌っているわけではない。おかげで良い点数取れてるし、授業に集中できるし…他……はないか。
 そこで平塚先生は雪ノ下に目を向ける。

 「……わかりました。言いたいことはありますが先生の頼みを無碍には出来ませんし、そこの変な人に小言は言わせていただきます」
 俺に言うのかよ…。てかこいつ、自己紹介したのにそこの変な人呼ばわり。こいつ……なんか盗み聞きしたものと何か違う気がするのは俺だけだろうか…。
 その時肩を優しくポンッと叩かれ、俺は自然と平塚先生の方へと振り向く。
 「なに。心配いらないさ。お前ならここでなら上手くやれそうな……気がするからな。」
 「ここでならってところと気がするは余計です」
 そう言うと微笑んで帰って行った。そして教室のドアが閉められて、俺と雪ノ下雪乃だけとなった。…なっなんだ!?いきなり二人っきりになるって……
 確か、二人っきりになったのって中3の時だっけ……


  とある甘酸っぱい回想が頭を過る。

 とある教室の中、綺麗な夕日がカーテン越しで部屋を仄かに照らす。そんな部屋に2人の男と女がいた。その男はその日の朝にラブレターを靴箱に入れておいたあと、放課後に教室で待っていることを伝えていたのだ。
 そして勇気を最大限振り絞って、その男は右手を前に差し出して深く礼をするような体制を取った。そしてその女の子は気のせいか1歩後ずさった。
 
 『……と、友達じゃダメかな?』
 その男は泣き崩れそうになったがそれを何とかこらえて断られたのは何故かを理由を聞いたのだ。
 『何で私の靴箱の場所知ってるの…気持ち悪いんだけど…怖いんだけど。あと付き合うとかキモイしホントに止めてくれない?』
 その男は差し出した手を戻し、顔を上げた
 『そ、そうだよね。ごめん…』
 そういった後、その女の子はこの教室から出ていき、俺も渋々帰ろうとしていたがゴミ箱に目線を落すと、ラブレターがあり、表紙には色々な罵声の言葉が書いてあるものが捨てられていた。
 そして俺が告白したこと。靴箱にラブレターを入れただけで靴箱を漁られたというのが3学年全体に広まっていた……


 違った。これは甘くない…すっぱすぎるだろ……いや、これは苦酸っぱいというやつか。想像しただけで気持ち悪くなりそうだ。苦酸っぱいっていう表現するやつってあったっけ?

 コーヒーにお酢?抹茶にレモン汁?煎茶にすだち?いや違う。これは、現実にトラウマだろう。いや、自分で何言ってんのって思ってしまった。…それに過去の事だ。俺はもう過去を振り返らないと、そう決めた。
 そう、俺は……過去を振り返らない!!いや、見ないの間違いか。しかも現在進行形で。
 っていうか俺、可哀想だろ……告白に振られ、変態扱いになり、友達って言っていたのに一向に話しかけてこなかったり。話しかけたかったけど近づいたらその人の友人が変態だからと言って拒絶したんだよ?こんなものが友達なら友達なんていらないよホント。
 俺は涙が出ないように顔を上へと向けた。現実は厳し過ぎるだろ……。もっと人に優しくしろよ。それを見ていた雪ノ下雪乃が軽蔑した目でこちらを見ていた。

 「……目が気持ち悪いことになっているから鏡で確認した方が良いわよ」
 いきなりのセリフで戸惑うが俺はあえてその発言をスルーした。
 「で、一体ここは何をする部活なんだよ…」
 呆れた目で見てきた雪ノ下は文庫本のページにしおりを挟み、パタッと閉じた。
 「そうね。この部活は簡単に言うとボランティア活動する部活動よ」
 「ボランティア?ここの生徒の?」
 すると小さく頷き別の文庫本と思われるものをカバンから取り出す。
 「そうね。生徒でも教師でも誰でもよ」
 相変わらず文庫本から目を離さずに受け答えをしている雪ノ下。人と話すときは目を合わせるって教わらなかったの?別に人のこと言えた義理じゃないけどね。
 辺りを見渡してみると、この部屋に椅子は沢山置いてあるが、1つだけ雪ノ下の反対側、ドア側の方に椅子がポツンと置いてあった。この部室にも幽霊部員がいるのか…。きっとこの部活の苦労さと厳しさと雪ノ下本人からの暴言により、後を絶ったものなのだろう。…うん、自己保身のためにも明日から来ないようにしよう。
 部活も変わったもので、皆からの非難もある特別な部活だから厄介なものを一つに集中させる場所として特別棟と名付けたのか?確かに奉仕する部活なんて聞いたこともない。どうでもいいことを考えていると急に雪ノ下が席を立ち、こちらを振り向く。

 「……持つ者が持たざる者に慈悲をもってこれを与える。人はそれをボランティアと呼ぶの。途上国にはODAを、ホームレスには炊き出しを、モテない男子に女子との会話を。困っている人に救いの手を差し伸べる。それがこの部の活動よ。理解できたかしら」
 雪ノ下はこちらを上から目線で説明をした後に、黒い髪をかき上げて腕組みをする。
 「ようこそ、奉仕部へ。歓迎しなくもないわ」
 歓迎してんのかしてないのかどっちなんだよ。て言うか全然歓迎されてないだろ。こいつは間違いなく問題児だ。恐らく俺もそうだ。実際、矯正するために来させられた訳だし……厄介なやつを生徒指導の平塚先生に報告され、平塚先生がそれらを一カ所に固めた。つまりこれは隔離されてるんじゃないだろうか。……隔離病棟かよ。

 でも良く考えなくてもクラスで仲良くっていうか関わってないし、そもそも俺にとっては学校自体が隔離病棟なわけで……何それ、既に隔離されてんじゃん……人生隔離生活か。言ってて悲しくなるな……。
 もう一度この部室を眺めた。夕日が照らすこの教室は無造作に積み重ねている椅子と机があり、人も現時点で2人と少ない。会話は愚か視線を交わすことも無い。上位カースト付近の連中がこれを見ると寂しそうとか静かすぎだろっとか思う。もしもそれが自分の周りに起きたなら自分の話がつまらないと思われたくない為に大声をあげて無理にでも会話しているのだろう。でも俺たちは違った。会話も視線を交わすことも無く、そのことに対して何にも思っていない。気にかけることも無く、窓から風が入ってきてカーテンが揺れた音と雪ノ下の読んでいる文庫本のページをめくる音しか聞こえない。しかしそれは何処となく心地よかった。
 俺は普段から家でもクラスでもどこであっても騒がしいからこの静けさを感じることがそれほど多くなかった。俺は静かで落ち着ける空間が好きなのだ。だからこそ、この静かな空間が俺にとってはとても清清しい。それは恐らく相手の雪ノ下もある意味そうだろう。この空間を何とも思わずただ、文庫本から眼を離さず、ページをめくる。まぁ、ただ見たくないほど気持ち悪いとか、いない者扱いされているのかもしれないが……。
 この部活内容は要するに生徒のお悩みの解決もしくは補助をする部活だろう。確かにそう聞こえるとすごく良いように感じる
 でもきっと俺はこの部室に来たいと思うことはまずないだろう。しかし、しぶしぶでも行かないと平塚先生の鉄拳が飛んでくる。暴力的解決は良くないと思うのは俺だけだろうか。俺が此処に来なければいかない理由は………考えたが特に無い気がする
 それに人はそう簡単に変わることは出来ないしね。出来たら誰も困ってないしな。そうだ、俺は立派に学校生活を送って行けている。ただ友達という立場の人がいないこととクラスからの隔離とか、高校生活を充実してないだけだ!

 あれ?これって青春とはかけ離れているような気がするのだが………

 そんなことを長々と考えていると学校のチャイムが流れ時計を確認するともう下校時間だった。俺はようやくこの部屋から解放されると思い、安堵の息が漏れた。それを気を悪くすることも無く、文庫本をカバンにしまい、立ち上がるとドアの方へと向かった。つまり、俺の目の前を通るということだ。
 何かお疲れとか言った方が良いのかこれ?別に全然疲れるようなことしてないけどな。……まぁ、一声かけるのが社会の常識というものだろう。……うわぁ……適応したくないなー。
 どうでもいいこと考えているといつの間にかドアの前まで歩いていた。その時に雪ノ下と目が合う。それと同時にバタンッとドアを閉める。夕日が差し込むこの教室に俺だけが残された。

 「……あいつ、フツーにスルーしたぞ…」
 しっかり目が合ったのに。逆に俺ならそのパターンは嫌でも一応軽いあいさつはするのに!
 ……あぁそうか。俺を認識できなかったのか?まさか…遂に俺にもミスディレクションが使えるようになったのか!!バスケ部入部すれば絶対活躍するぞ。この学校のバスケ部と試合する他校よ………俺が出ないから勝負は解らないぞ…運が良かったな。あれ?でも確か、光がいないと影は役に立たないんじゃ……。
 つまり光が無いとただの影薄いやつってことになるね。あれ?つまりいつもクラスにいて声を掛けられないのは影が薄いから?なるほど、分かったよ平塚先生!俺の更生するべき点は影が薄いということだったんだ。
 俺は問題児じゃないぞ!精神も平常なんだ。影薄いだけだったんだ!
 ふぅ……お世話になりました雪ノ下さん、平塚先生。今日一日だけでしたがお世話になりました。そう心で感謝の気持ちを表し、退部申請を記入するためにこの教室を後にした。 
 

 
後書き
ぐだぐだで本当にすみません…… 
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