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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生

作者:stk
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敗退そして問題発生

県立鎌倉歴史高等学校との試合は良いものではなかった。
開始早々居場所がばれ囲まれ。
次々に行動不能になっていく味方の戦車。
こちらは堂々と敵に向かっていくやり方であるが相手は隠れながら戦ってくる。
相性は最悪だった。
同じやり方だった平塚水産高校の攻めかたとは比べ物にならない。
多数の戦闘狂がいると有名らしい私たちが一両も撃破出来なかった。
かなり悔しい。
でも三回戦進出の時点で本選に駒を進められたらしい。
だからこれから行われていくであろう順位決定戦も頑張らないといけない。



上越高校Dチーム
隊長・・・大木詩音
副隊長・・大木みどり
戦車道の実力は確かだが顧問の指示通りにしか動かない。
そのせいかチーム全体が西住流に加担したくないと言っても聞く耳を持たずに勝手に決断をしてしまった。
しかし詩音が違和感を感じ顧問とケンカをして状況を悪化させてしまったがチームメイトからの信頼は取り戻すことが出来た。
その後、Aチームに戦車を分解されてしまうがチーム全体で修理を行った。
そして今はBチームの隊長である油井ほのかと作戦を考えている。
しかし単純な実力差ではAチームには勝てない。
そうなると協力を求めうのが一番である。
でもいまは三大大会の一つである大狩流派祭の最中。
とても応援を頼めるような状況ではない。
そうなるとどうするべきか。
あっ。
いい学校があるじゃん。
青葉女子学園。
初戦の相手だった学校で私たちがわざと負けた試合。
試合をしていれば勝ったと思うけどね。
でも今さらいっても遅い。
今は反乱分子をどうにかしないと。
でも反乱を起こしたがっていたのは新しく来た顧問の先生なんだけど。
あの先生は転任してくる前は西住流傘下の学校にいたらしい。
顧問の先生は大狩流よりも西住流に詳しい。
それが一番の原因だと思う。
でもどうやって青葉女子学園までいくか~。
「失礼します。詩音様。」
「どおしたの?」
「雪様がお呼びです。」
成る程ね。
凉冷雪は新雪流の正当後継者。
私は古雪流の正当後継者。
古の二つの流儀には昔からいざこざが多い。
その為なかが悪い。
しかし今回のような非常時に一流派だけでの判断は不味いと思ったのかな?
それなら嬉しいけどね。
「分かりました。部屋まで案内をお願いします。」
「畏まりました。」
「ちょっと言ってくるよ。」
「うん。気を付けてね。」
彼女は昔から大木家に仕えている草井家の長女である優香さん。
一様私と同じDチームに所属している。
「ねぇ?みどりを最近見掛けないけどどこにいるの?」
「みどり様は雪様と一緒に行動されています。」
へぇ~。
えっ?
不味くない!
だって雪といると言うことは反乱分子側の人間と言うことだよね。
「雪様は西住流に加担することを絶対に変えないそうです。」
「そう。みどりはそれに賛同してるんだ。」
「はい。」
と言うことは雪は新潟県戦車道二大流派と言われる新雪流と古雪流の共闘を望んでいるんだ。
そんなの私が認めるわけないじゃん。
「雪様はここにいらっしゃいます。」
「分かったわ。案内ありがとね。」
なかにはいると雪とみどりがいた。
ここは上越高校生徒会応接室。
「何のようかしら。私には話すことなんてないのだけど。」
「有るじゃない。」
「ないわよ。」
「しょうがないわね。みどり。教えてあげなさい。」
すると今まで黙っていたみどりが口を開けて
「昨日の時点で私が新雪流との同盟に賛成し契約書に署名しました。ですから私たち古雪流は新雪流に従わないといけません。」
「みどりが調印したんだ。でも残念だね。第一継承者である私が調印しないと意味無いんだよ。」
「流派全体ではそうですね。でも特定関係者ならこれでいいのですよ。今回私が特定した範囲は上越高校内にいる古雪流。つまりDチームです。」
「みんなが参加すると思ってるの?」
チームのみんなはみどりよりも私を信頼してくれている。
みんなが裏切るはずがない。
「たしかに私では無理ですけど詩音からの命令と言えばついてきてくれると思いますよ。」
「わたしが黙っているわけないでしょ。」
私は部屋を出ていこうとすると扉の前にAチームのメンバーが現れた。
厄介な人たち。
「怪我しても知らないからね。」
私はそういうと無理矢理押し倒して通った。
そしてすぐにBチーム隊長の油井ほのかのところに向かった。
そして青葉女子学園に協力を要請すると伝えたところ生徒会用のヘリを貸してもらえるように頼んでおいてくれた。
そして私はすぐに青葉女子学園まで大急ぎで向かった。
ヘリの速度(スピード)は限られていたのでかなりの時間がかかった。
学園艦の場所は分かっているのに立ち往生してしまった。
場所がわかりづらくてしょうがない。
そんなこんなでやっとの思いで青葉女子学園の学園艦までついた。
早速生徒会長にようせいをしないと。
要請をしないと。 
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