ワンピース*海賊と海軍、七武海と白髭。
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第一部
誓う言葉
再会。
リノ「・・・・・・(唖然」
ルフィ「お前・・・リノじゃねーかよ!!ひっさしぶ・・・ギャァァァァ!!!!!」
ハンコック「リノ!?ルフィと知り合いじゃったのか!?」
落雷が蛆虫船長を襲い、明らかに九蛇海賊船を下りた時のハンコックの男に対する態度に
頭が真っ白に固まったあたしへ色んな意味で迫った危機から遡る事、十分前。
あたしたちがミファルの時渡りにより
遠征で疲れた身体を癒そうと通い店で腹ごしらえをしていると
城の方から聞こえる鐘の音に、オーナーの店にいたほとんどの人たちが自分の持ち場に向かって走り出した
オーナー「じゃあリノ、私も行くからね」
リノ「任せてよ。お金はちゃんと払っとくで」
オーナー「ええそれじゃあまた後で」
リノ「あーい」
いつになく美味しいなこの肉←
しかも誰もいない場所っていう時点でかなり最高だけどさ←
レオン『どの街でも肉は美味しいが、ここは格別だな』
リノ「どんと言え!あたしが見つけたんだよこのお店!」
ミファル『・・・リノが言う事じゃない』
リノ「ちょ∑」
口に肉を入れたままのミファルに棒読みで言われた。
しかもずっと肉の方を見たままだし←
なんか心にグサっと来たわ←
リノ「はぁ・・・あたしが鋼鉄のハートの持ち主だったら・・・」
ミファル『鋼鉄?・・・美味しそう』←
リノ「うわっ」
なんかまた肉をジッ~と見たままのミファルに言われた←
しかも鋼鉄が美味しいとかどんな舌を持ってんのミファル!?!
あたし悲しいよ!?
レオン『・・・何だか騒がしいな』
リノ「そう?さっきハンコックが湯に入る為の鐘が鳴ってたんだし、
皆が持ち場に向かってんじゃないの?」
レオン『それにしても・・・騒がしいな』
リノ「気にするな。店の外で矢が飛んでたり、人が走り回っていようが今日は何かの日だ」
ミファル『・・・さすがリノ。めんどくさがりや』
うん。だってそれがあたしだもん←
あたしは自由に生きて、自由にやれればそれはそれでよし。←
お店の外が騒がしくなってもあたし達は料理を食べ続け、
オーナーが用意した軽く20人前の食料を三人で仲良く楽しく?食べ終えて
ミファルの時渡りであたしとレオンは九蛇城の長い廊下を歩いていた
リノ「にしてもさ~ハンコックの湯は終わったってのに、
明らかに静かすぎじゃない?窓から見下ろす限り街に人もいないし」
レオン『やはり先程、何かがあったんじゃないのか?』
リノ「何かって・・・ハンコックがいるんだから大丈夫なんじゃないの?」
・・・って思ったあたしがバカだった。
リノ「ハンコックー?ねえ、何か外が・・・・・・・・・・(唖然」
大抵はあたしの部屋のすぐ横にあるハンコックたちの部屋にいるって分かってたから
閉まったドアを開けて外に向けていた目をハンコックの方に向けると
あたしは久々に全機能、身体が固まった感じがした
ルフィ「お前・・・リノじゃねーかよ!!」
・・・でもハンコックが裸で、三人があれ程嫌がってた背中の紋章を見た途端に
リノ「ちょ・・・!?何してんの!?」
止まっていた物全てが再生し始めたのがよく分かった
ルフィ「お・・・お前!!」
リノ「三人を泣かせてこの蛆虫が!!」
ルフィ「ち、違ェーよ!!そんなんじゃねェーよ!!」
リノ「アンタ今度という今度こそ許さないから!!」
ハンコックのベッドから下りた蛆虫船長の首根っこを掴むように
ニョン婆とソニア、マリーの真ん中を通って
ベッドの手前にある階段で尻餅をついた蛆虫船長の服を掴んだ
ルフィ「そんなんじゃねェーよ!!話を聞いてくれよリノ!!」
リノ「アンタねえ!!アンタみたいなムカつく蛆虫にいつ!!あたしが名前で呼べっつったの!?」
ルフィ「い、いいじゃねェーかよ名前ぐらい!!」
リノ「よくなああああい!!お前だけは本っっっ当ムカつく!!」
ニョン婆「まあまあ海姫、落ち着くのじゃよ」
リノ「落ち着けるかあああ!!」
蛆虫船長の服を掴んだままニョン婆の方を向いて怒号混じりに返す
・・・コイツだけは、コイツだけは・・・!!
ルフィ「海姫?・・・・どっかで・・・・聞いた事が・・・
そういやお前、何でコイツらと一緒にいんだ?」
絶対に許したくなあああああああい!!!!
リノ「ハンコックはあたしの親友!!
そしてあたしがッ!!王下七武海だから一緒に住ませて貰ってるの!!」
ルフィ「えええええ!!!!??」
リノ「テメェーマジで殺すぞ!!」
ルフィ「いやだから待ってくれ・・・!!」
リノ「あたしに触れるなあああああ!!!!」
九蛇城の中で、ハンコックでさえも耳を塞ぐ程の雷鳴音に
あたしはずっと蛆虫船長に雷鳴を落とし続けるだけだった
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