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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第4章 悪魔の計画編
  第45話 鎖で封じられた記憶

 
前書き
ピーリピーリ、07だよ☆
今回はウェンディ&トーヤ&シャルルVSリンの対決だーーー!!
トーヤ目線でいってみよー☆
それでは、第45話・・・スタート☆ 

 
いつの間にか僕とウェンディさんとシャルルさんはとある部屋の中にいました。ここ、いったいどこ何でしょうか・・・?すると、

リ「雑魚には絶対負けないよ、天空の巫女、怪物(モンスター)、白猫。」

僕たちの背後からリンさんが金髪のロングヘアーをなびかせながら不敵な笑みを浮かべました。

シャ「なんか、すごく嫌な予感がするんですけど・・・」

ト「ウェンディさん、シャルルさん、気をつけて下さい。」

ウェ「は、はい。」

ウェンディさんの声はすでに震えていました。僕の頬にも冷や汗が流れ落ちます。それを見計らったように、リンさんはまた不敵な笑みを浮かべると、

リ「それでは、レッツバトルッ!!」

するとリンさんの左腕から銀色に光る長い鎖が飛び出してきました。鎖がどんどん伸びてきてこっちに向かって襲い掛かってきます。

ウェ「天竜の・・・咆哮ッ!!」

ウェンディさんに守られてしまいました。今度は僕が・・・!

ト「我と、心を通わせ、姿を現せ!出て来い!ミイラ!」

紫色の魔法陣から体全身に包帯を巻いたミイラが現れました。

リ「どんなに攻撃したって、私の鎖魔法(チェーン)は永遠に伸び続けるよ。」

その時、僕は油断していました。背後から近づいてくる鎖に気がつきませんでした。

ト「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ウェ「トーヤさ・・・キャァァァァァァァァァァッ!!!」

シャ「ウェンディッ!!トーヤッ!!」

僕とウェンディさんは鎖に体を絡め取られてしまいました。外そうとしても硬くて・・・

ト「ミイラ、リンさんの体を包帯で巻きつけろ!」

ミイラの手から長い包帯が伸び、リンさんの体に巻きつきます。

リ「そんな攻撃、私には効かないよっ!」

リンさんは片足を上げるとそこから鎖が飛び出し、ミイラの体を絡め取ってしまいました。ミイラも身動きできなくなりました。

シャ「ちょっと、あんた!ウェンディとトーヤを放しなさいよっ!!」

シャルルさんが吊り上がった目でものすごい速さでリンさんに向かって飛んでいきました。が、

リ「うるさい猫ね。猫は横になっているのがお似合いよっ!!」

リンさんは右腕から飛び出した鎖で、

シャ「キャァァァァァッ!!!」

ウェ「シャルルッ!!」

ト「シャルルさんっ!!」

シャルルさんは鎖で弾き飛ばされ、壁に小さな体を打ち付けてそのまま気を失ってしまいました。
シャルルさん、大丈夫でしょうか・・・?

リ「猫より自分の心配をしたらどう?えぇいっ!!」

ウェ「あぁぁぁぁぁっ!!!」

ト「うぁぁぁっ!!あぐっ!!!」

鎖をさらに強く締め付けられます。ど、どうにか、して・・・ウェンディさん、だけでも、助けないと・・・シャルルさんと、約束したんだ。必ず、ウェンディさんを・・・守るって!!

ト「わ、我と・・・心を、通、わせ、姿を、現せ・・・!出て、来い!火の玉!幽霊、兄弟!」

紫色の魔法陣から赤と青に光る火の玉と、幽霊のユウとレイの兄弟が現れました。

ト「火、火の玉は、ウェンディさんと、ミイラの鎖を、熱で、溶かすんだ。ユウとレイは、リンさんに、攻撃してくれ!!」

僕の指示に従い火の玉は鎖を熱で溶かし始めました。

リ「ね、熱で鎖を!?」

無事にウェンディさんとミイラは鎖から解放されました。解放されたミイラとユウとレイはリンさんに体当たりなどで攻撃しています。

リ「私の鎖をよくも台無しにしてくれたわねっ!!!」

ト「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ウェ「トーヤさんっ!!!」

さらに鎖を強く、きつく締め付けられます。く、苦、しい・・・

リ「これで、雑魚も消えて、街も消えて、悪魔の勝利よ!!アハハハハハハハハハハッ!!!」

リンさんが勝ち誇ったように高らかに笑います。

ト「そ、それは・・・間違って、います・・・」

リ「雑魚に何がわかるってゆうの。」

ト「あ、あなたは、なぜ・・・自分の、生まれ、育った、街を・・・破壊、しようと・・・するんですか・・・?」

リ「自分の生まれ育った街?何を言ってるの?」

ウェ「リンさんは、操られて自分の記憶を封じられているんです!!これ以上街を破壊するとシラカバの街は消えてしまうんです!!リンさんの家族や友達が大変な目に遭っているんです!!」

リ「私の・・・街?家族・・・?友達・・・?私は悪魔の計画の一員!!家族も友達もいるはずがないっ!!!」

リンさんの表情が、一瞬だけ焦りが見えたのは僕だけでしょうか?

ト「そ、それは、間違った記憶です!!リンさんの、正しい記憶は・・・自分の鎖で、封じているんです!!」

リ「え・・・?」

ト「魔法なんかに、負けちゃだめですっ!!目を覚ましてくださいっ!!リンさんっ!!!」

その時、辺りがまぶしい光で覆われ、僕はそのまま気を失ってしまいました。

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ウェ「・・・さん・・・ヤさん・・・トーヤさん。」

気がつくと、心配そうに僕の顔を覗き込むウェンディさんとシャルルさんの顔が見えました。縛られていた鎖は消え、リンさんの姿もどこにもありませんでした。

ウェ「リンさんは、正しい記憶が鎖から解放されたと思いますよ。」

ト「・・・だと、いいんですが。」

シャ「まっ、何はともあれ、一見落着ね。」

シャルルさんも復活したんですね。よかったぁ~。

ウェ「他のみなさんも、早く正しい記憶が元に戻るといいですね。」

ト「そうですね。」

シャ「あの連中なら必ずやってくれるわよ。」

シャルルさんの言葉に僕はほっと胸を撫で下ろしました。 
 

 
後書き
第45話終了☆
いや~なんか今回のトーヤ、光輝いていました。
次回はエルザ様&ショールVSジャックの戦いだよ。ショールはジャックを救えるのか!?そしてそして・・・
第46話でお会いしましょう☆ 
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