FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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第27話 人間は不思議な生物
前書き
ヤッホ~♪07で~す♪
今回は妖精VS人形だよ。最強チームの運命は!?
今回はナツ目線でいってみよ~♪
それでは、第27話・・・スタート♪
・・・・・だぁーーーーーーーーーーっ!!!むしゃくしゃする!なんなんだよあの無表情無感情野郎はっ!!!
ハ「ナツ、少し落ち着きなよ。」
ナ「これが落ち着いてられるかっ!!」
マ「やれやれ・・・あれ?何だろこのバカデカイ扉は・・・」
マヤの視線の先にはこげ茶色のバカデカイ扉だった。にしてもでっけ~な・・・ん?上の方に英語で『COLLECTION ROOM』って書いてるけど読めねぇや。・・・おっ!!
ナ「ここからあの無表情野朗のにおいがすっぞ!!」
マ&ハ「そ、そうなんだ・・・」
ナ「おっしゃ!作戦Tだ!行くぞハッピー!マヤ!」
ハ「あいさ~!」
マ「OK~♪」
ナ&ハ&マ「おぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
バゴーーーン!!!
凄まじい勢いで扉がぶっ壊れた。ダハハハハハハハハハハ!!どこだ無表情野朗はっ!!
ニ&ノ「ここだよ・・・」
声のした方を見ると、相変わらず無表情無感情で突っ立っている無表情無感情野朗がいた。
ナ「てめぇら!さっさとバトルしや・・・!!?」
マ「ひぃ!!」
ハ「な、なにこれぇ~!!?」
ニ&ノ「ようこそ、コレクションルームへ・・・」
俺たちが見たものは棚一面に並べられた数えきれねぇ程の人形だった。しゅ、趣味悪ィなぁ・・・棚には、1~500までの数字が書かれていて、そのうちの488~500までの棚は空っぽだった。
ニ「空っぽの棚には、新しいコレクションを飾るの・・・」
ノーナは背中に背負っていたリュックサックを床に下ろし、中から何かを取り出して488の棚に並べた。
ナ&ハ&マ「!!!???」
488の棚にはエルザそっくりの人形が置かれ、489の棚にはショールそっくりの人形が置かれ
て、ウェンディ、シャルル、トーヤと次々に置かれ、最後に、497の棚にグレイそっくりの人形
が置かれた。俺の背中を冷たい汗が一筋流れる・・・
マ「ま・・・まさか、そ、それって・・・」
たぶん、俺とマヤとハッピーが思った事は同じだ・・・
ニ「そぉ、これはただの人形じゃない・・・あなたたちの、仲間だよ・・・」
ハ「・・・じゃあ、村の人たちや、他のギルドの人たちも・・・」
ノ「この中の誰かだよ・・・」
俺の堪忍袋の尾がブチッ!!と切れた。
ナ「ふざけんじゃねぇよっ!!!」
ニ「ふざける?何が・・・?」
ノ「僕たちの気持ちを味わってもらってるだけだよ・・・」
ナ「気持ちを味わってもらうだ?あぁっ!!そんなの、お前らのわがままじゃねぇかっ!!!」
ニ「あなたたちに、私たちの気持ちなんかわからない・・・」
ナ「お前等の気持ちなんかわかりたくもねぇっ!!さっさとみんなを元に戻せぇーーーーーっ!!火竜の・・・鉄拳ッ!!」
怒りの鉄拳をぶつけようとしたが、ニーナに片手で防げられちまった。
ニ「ノーナ・・・」
ノ「了解・・・」
ガシッ!!
ナ「うごっ!!」
俺はノーナに、後ろから羽交い締めされた。はずそうとしたがすごい力で動けない。てか、こんな
細い体のどこにこんな力があるんだ!?
ノ「お姉ちゃん、早く・・・」
ニ「うん・・・人形眼(ドールアイズ)」
ナ「!!!」
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ニ&ノ「あ・・・・・」
ニーナとノーナの驚いた声が聞こえた。俺は恐る恐る目を開けて自分の体を見るが何も変わっていない。どうなってんだ?ふと足元を見ると・・・
ナ「マヤ!!ハッピー!!」
床には人形にされたマヤとハッピーが転がっていた。ノーナは素早くマヤとハッピーの人形を拾い上げると498の棚と、499の棚に並べた。500の棚だけが空っぽの状態になった。
ノ「僕たちの、記念すべき500個目のコレクションになるなんて、君は運がいいね・・・」
ニ「まさか、あの2人・・・いや、あの1人と1匹があなたを庇って自ら人形になるなんて思わなかった・・・」
マヤと、ハッピーが、俺を・・・庇って・・・?
ニ「人間は、よくわからない生物・・・」
ナ「はぁ?」
ニ「自分のことしか考えない哀れな人間と、仲間を大切に思う心優しい人間の2つの人間がこの世の中にいる・・・人間はよくわからない・・・」
こいつら、何言ってんだ?
ナ「お前らだって人間じゃねぇか。」
ニ&ノ「・・・・・え・・・?」
ナ「お前らは哀れでも、心優しくもない。まぁ、どっちかとゆうと今は悪いほうの人間だな。」
ニ&ノ「・・・・・」
ナ「確かによ、人間は不思議かもしれねぇけど、でもよ、楽しい生物でもあるんだぜ・・・って、お、おい!どうしたんだ!?」
な、なな、何だよこいつら・・・無表情のまま泣いてるんだぜっ!?腰ぬかすとこだったわ~。
ノ「お、お姉ちゃん・・・この人・・・いろんな意味で、すごいよ・・・」
それ、褒めてんのか?
ノ「ぼ、僕・・・この人には、ついていけない・・・」
ノーナがニーナの腕にしがみつく。
ニ「そうだね・・・」
ニーナも、優しくノーナの頭をなでると、俺の方を向いて、
ニ「ありがとう・・・ナツ・ドラグニル・・・」
そう言い残すと光と共に消えちまった。ん?最後あいつ、笑った・・・よな?
ショ「どわぁっ!!」
マ「ギャア!!」
ユ「ひゃあ!!」
グ「ぐおっ!!」
エ「うわぁ!!」
ル&ウェ&シャ「きゃあ!!」
リョ「いってぇ~!!」
ハ「お、重い、です・・・」
ト「ハ、ハッピーさん、大丈夫ですかぁっ!?」
見ると棚にあった499個の人形は消えていて、かわりに、497人のいろんなやつらと、2匹の猫の姿があった。
マ「ナツッ!!」
ハ「ナツゥ~!!」
ナ「どわぁ!!」
ハッピーとマヤが飛びついてきて俺はバランスを崩し後ろに倒れる。
ル「ナツ、ニーナとノーナを倒したんだね。」
エ「今回はナツに礼を言わねばな。」
グ&リョ「サンキューな、クソ炎。真似すんじゃねぇっ!!」
ユ「ナツ、ありがとう。」
ウェ「ありがとうございます。ナツさん。」
シャ「おかげで助かったわ。」
ナ「お、おぅ/////」
なんか、照れるな・・・
ト「ところで、ニーナさんとノーナさんは?」
トーヤが辺りをきょろきょろ見回す。
ショ「あーーーーーっ!!」
突然ショールが大声を上げた。
エ「どうしたショ・・・あ。」
全「あーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
俺たちが見たものは、床に転がっていたニーナとノーナの人形だった。
後書き
第27話終了!!
いや~ナツ、かっこよかったです☆こうゆうところにマヤはほれたのかな?
次回は硝子の人形との戦いを終えての出来事です。
それではSeeyou!!
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