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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第2章 硝子の人形編
  第25話 行方不明の人々

 
前書き
紺碧の海でっせ!
今回は久々(?)のクエストに!でも、そのクエストの内容がちょっと・・・
ユモス目線で書きますよ。
それでは、第25話・・・スタート! 

 
久々かどうかよく分からないけど、ナツがいきなり、

ナ「クエスト行くぞ~!」

って言ったから、仕方なく私達お馴染みの最強チームは、【行方が分からなくなった人々を捜してほしい 100万J】という依頼をやる事に。でもこの依頼、ちょっと変なんだよね。

エ「ユモも気づいたか。」

ユ「エルザも?」

リョ「俺やショールも気づいてるぜ。」

マ「何が気づいてるって?」

私とエルザとショールとリョウはまだ分からない皆の為に説明しなくちゃならなかった。

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ル「つまり、その行方不明になった人達は、一度にいなくなったって事?」

リョ「そういう事。さっすがルーシィ♪」

ショ「それと、さっきマスターに聞いた話だけど、この依頼、俺達で4回目になるらしいぜ。」

マ「そんなにィ!?」

エ「今までこの依頼に行った他の魔道士ギルドの奴等も行方不明になっているらしい。」

ユ「な、何か・・嫌な予感がするのは、私だけ・・・かな?」

ウェ「そんな不気味な依頼に・・・」

ト「僕達、来ちゃったって訳ですね・・・」

シャ「はぁ・・・」

ル「誰よ!こんな依頼選んだのはっ!」

グ「コイツしかいねェだろ・・・」

ル「ナ~ツゥ~!」

ナ「何だ?」

ル「「何だ」じゃなぁ~い!」

ハ「ルーシィ、()がすごいよ。」

ル「()よっ!」

いつまで漫才をやってるつもりなんだろう?

グ「おい、あれじゃねェか?この依頼の依頼主の家っていうのは。」

木造建築の可愛らしい家。エルザがインターホンのベルを鳴らすと、中から優しそうな老夫婦が出て来た。

?「依頼を引き受けてくれた、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の皆様ですね。お待ちしておりました。どうぞ中へ。」

マ「おっじゃまっしまぁ~す♪」

マヤ、テンション高すぎるよ・・・後、よその家なんだから靴を揃えようね。

ル「ユモったら、なんかマヤのお母さんみたいね。」

それと似たような事、ミラさんとカナとレビィにも言われたな~。
家の中は木の香りがした。何か落ち着くな~。

?「狭い家ですが、どうぞお座り下さい。」

・・・と言っても、座れるのは5人だけ。老夫婦はもちろん座るから、あとの3つの椅子にはウェンディ、トーヤ、マヤが座る事になり、残りの私達は立って話を聞く事になった。

ラ「この度は遠い所から来て下さりありがとうございます。私が依頼主の、モミジ村の村長
、ラズ・ライトと申します。こちらは妻のリズ・ライトです。」

リ「どうも。」

笑顔が素敵な老夫婦だな~。

エ「早速ですが、依頼の内容を詳しく話していただけませんか?」

エルザ、単刀直入すぎるよ・・・

ラ「1週間前の事です。この村の西側にある、コノハ滝という滝の近くに、小さな魔道士ギルドが建てられたのです。確か・・・硝子の人形(クリスタルドール)というギルドでしたかな?」

リョ「硝子の人形(クリスタルドール)?聞いた事もねェな。」

ラ「この村にはたくさんの魔道士達が住んでいますたが、村には魔道士ギルドはなく、他の街や村からも遠く離れていたのでギルドが出来た事には歓声を上げるほどでした。そして、次から次へとギルドに入りに行きました。」

ここまでは普通だけど・・・

ラ「それから、あのギルドに入った者の顔を一度も見てないのです。」

ル「え?」

ウェ「いったい、何人の方がそのギルドに入りに行ったんですか?」

ラ「村の住人の半分以上は入りに行きましたから・・・」

リ「だいたい、約400人です。」

この村の住人の数は約500人。ほとんどの人がそのギルドに入った事になる。

マ「その、硝子の人形(クリスタルドール)っていうギルドに加入した約400人の顔を、残りの約100人の人誰一人、ギルドに入った人の顔を見ていないって事だよね?」

リョ「妙だな。」

マヤがこてっと首を傾げながら鸚鵡返しで問い、顎に手を置いたリョウが神妙に呟いた。

ラ「私達は捜索したりしましたが、何1つ手掛かりを掴む事は出来ませんでした。村長である私は、いろいろな魔道士ギルドに依頼を出しました。村中の金を集めて。これまでに3件の魔道士ギルドから来て下さりましたが、戻って来た者は誰1人としていません・・・」

村長の言葉を聞いた私達の空気が重くなった。
私達、とんでもない依頼を引き受けちゃったみたい・・・

ナ「やってよんよ、その依頼。」

ラ&リ「え・・・?」

ナ「硝子(クリスタル)・・・何ちゃらっていうギルド、何か強そうじゃんかっ!」

ハ「あいっ!因みにナツ、硝子の人形(クリスタルドール)だよ。」

ショ「それに、行方不明の人々も無事かどうか分からないからね。」

ウェ「怖いですけど、たくさんの人達が危険な目に遭ってるかもしれませんしね。」

シャ「そうね。」

エ「安心して下さい。私達は必ず戻ってきます。村の人達を連れて。」

やっぱり、エルザが最後を締めると、気合が入るねっ!

ラ「何と心強い方達だ・・・ありがとうございます!」

リ「ありがとうございます!」

グ「い、いや、頭を下げられても困るんだけど・・・」

ト「まだ、依頼も制覇してませんしね・・・」

ユ「だ、だから顔上げて下さい。」

2人が顔を上げた瞬間、

ラ「あ、最後にもう1つ。」

ま、まだあるのォ!?

ラ「硝子の人形(クリスタルドール)の魔道士は、村の住人を除いて、たった()()だけのギルドだと風の噂で聞いた事があります。」

ル&エ&ウェ&シャ&マ&ユ「えぇーーーーーーーーーーーーーーーっ!!?」

ナ&ハ&グ&リョ&ショ&ト「な~にぃ~~~~~~~~~~~~~~っ!!?」

や、やっぱり・・すごい依頼を引き受けちゃった・・・嫌な予感的中だね☆

グ「それを笑顔で言うなよ・・・」 
 

 
後書き
第25話終了♪
なんかまた大変な事になりそうですね。
次回は硝子の人形(クリスタルドール)のギルドに突入!でも、ものすごく嫌な予感が・・・
次回もお楽しみに♪ 
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