FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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序章 出会い
第5話 ハコベ山での出会い
前書き
イエ~イ♪07だよ♪
今回はルーシィ目線で書こうと思います!
今回は新メンバー登場!!男の子だよ!えっ?どんな子かって?それはお話を読んでからのお楽しみですっ!
それでは、第5話・・・スタート♪
その出来事は突然起こった。
ナ「おっしゃ~!クエスト行くぞ~!」
ハ「行くぞ~!」
ル「この前行ったばかりじゃないっ!」
突然すぎるナツの発言に、私ったら、今まで何回ツッコンダのかしら・・・
マ「ヤッターーー!クエスト、クエスト~♪」
マヤ、そこははしゃぐところじゃないと思うんだけど・・・
グ「うるっせんだよクソ炎。」
ナ「ア?何度とクソ氷?」
てか、アンタ達いつの間に喧嘩始めたのよっ!?
ウェ「ルーシィさんがマヤさんにツッコンデいる間ですよ。」
シャ「っほんと、騒がしい人達ね。」
アハハハハハ・・・って笑ってる場合じゃなァーーーいっ!
早く止めな・・・あ、その必要はないみたいね。喧嘩している2人に近づくとある影―――――、
エ「お前達!いい加減にしろっ!」
ナ&グ「あいーーーーーっ!」
ハ「オイラの真似しないでよ~。」
来た~!救世主エルザ様~♪てか、2人共ハッピー化してるし。
エ「クエストに行くそうだな。ならば、こんなのはどうだ?少し楽勝かもしれんが。」
何事も無かったかのように、エルザは自分が持って来た依頼用紙を見せてくれた。内容は【ハコベ山の頂上にある薬草を採ってきてほしい 20万J】。結構簡単そうね。これなら私にも出来そう!
マ「よぉ~し、ハコベ山に、レッツゴーーー!」
テンション高いわね、マヤ。
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ル「ハ、ハァ・・・ハクシュッ!」
ウェ「ルーシィさん大丈夫ですか?」
ル「た・・たぶん、大丈夫・・・」
私達は今ハコベ山の頂上にいるの。ここに、“どんな病気でも治る伝説の薬草”があるらしいんだけど・・・ここは山の頂上だからものすごく寒くて・・・ハ、ハァ・・・ハクシュッ!
ナ「薬草どこだ~?」
ハ「どこだ~?」
マ「ナツ、ハッピー、そんな事言っても薬草は出て来ないよ。」
グ「マヤ、いちいちそいつ等にツッコムな。バカとアホが乗り移るぞ。」
シャ「そういうアンタも服着たら?」
グ「おぉう!」
な・・何で、気づかないのかしら・・・?それにしても、
ル「本当にこんなところに薬草なんてあるのぉ~?」
その場にしゃがみ込んだその時、
エ「危ないルーシィ!」
ル「えっ?」
エルザが声を荒げた。
―――時すでに遅し。エルザの声に振り向いた瞬間、私の足場は消えていた。私のしゃがんだ場所は崖っぷち。それに逸早く気がついたエルザが叫んだけど、間に合わなかったみたい・・・
私の体は宙に浮いて真っ逆さまに落ちていく。
ル以外「ルーシィィィィィィィィ・・・」
皆の声がだんだん小さくなっていく。私はギュッと固く目を瞑った―――――。
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ドサッ!と音を立てて宙に浮いていた私の体が止まった。・・あ、あれ?私・・生きて、る・・・?恐る恐る目を開けると・・・
?「おいアンタ・・だ、大丈」
ル「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
悲鳴を上げた。
し、しし、知らない人に、お、お姫様抱っこされてるぅっ!?茶色いツンツン頭に同じ色の瞳をした私と同い年ぐらいの男の子だった。
?「お、おい!そ、そんなに暴れるな驚くな。命の恩人に失礼だぞ。」
ル「えっ?」
恩人?あ、そうだ。私、崖から落ちたんだっけ。
私を助けてくれた(?)男の子が、私が落ちてきた崖っぷちの方に視線を仰ぐ。
?「崖が崩れたみてェだな。この山の崖は崩れやすいから、気をつけろよ。」
そう言いながら私を下ろしてくれた。
ル「あ・・ありがとう、ございます。」
?「大した事はしてねェよ。それより、アイツ等アンタの知り合い?」
ル「えっ?」
男の子の視線の方を見る。
ナ「ルーシィ~!」
ウェ「ルーシィさぁ~ん!」
遠くからナツ達が走って来るのが見えた。
マ「ルーシィ~、怪我してない?」
ル「わぁっ!」
マヤが私に抱きついてくる。
グ「怪我はしてねェみたいだな。」
ウェ「よかったです。」
シャ「一時はどうなるかと思ったわ。」
ハ「皆心配したんだよ。」
エ「無事でなによりだ。」
ガンッ!
ル「硬ッ!」
エルザの鎧はどうしてこんなに硬いんだろう?
ナ「ところでよォ、コイツ誰だ?」
待ち切れなかったのかナツが聞いてくる。
ル「そういえば、まだ名前聞いてなかったわね、私はルーシィ。よろしくね。」
?「えぇっ!ルーシィ!?」
えっ?私の事知ってるの?
?「そ、それは・・・あぁほら!週刊ソーサラーに載ってたから。」
あら、私ってそんなに有名人なのかしら?
ハ「ナツ、ルーシィから変なオーラが出てるよ。」
ナ「だな。」
ル「変なって何よ、変なって!」
マ「はいはいは~い、こっちの漫才者達はほっといて、私、マヤ!」
な、何か・・見事にスルーされてるんですけど・・・ていうか、漫才者って・・・
グ「俺はグレイだ。」
エ「私はエルザだ。ルーシィを助けてくれてありがとな。」
ウェ「ウェンディです。こっちはシャルル。」
シャ「よろしく。」
ナ「俺はナツだっ!こっちは相棒のハッピー!」
ハ「あいっ!」
皆が自己紹介を終わると、
リョ「俺はリョウ・ジェノロ、よろしくな。」
私を助けてくれた男の子―――リョウは白い歯を見せて笑った。
ん?「ジェノロ」?どっかで聞いた事のあるような、ないような・・・?顎に手を当てて考えていると、リョウがいきなり私の右手首を摑んで、
リョ「この紋章・・・!お前等、妖精の尻尾の魔道士かっ!?」
私の右手の甲に刻まれている妖精の尻尾の紋章を見てリョウが驚嘆の声を上げた。
ナ「そうだぜっ!」
リョウの問いに、ナツが自分の右肩に刻まれている赤い妖精の尻尾の紋章を見せながら嬉しそうに答えた。
リョ「ラッキー☆俺、ちょうど妖精の尻尾に用があったんだ。妖精の尻尾まで案内してくれねぇか?道に迷っちまってよ。」
こ、こんなところまで捜してたのぉっ!?道に迷うのは当たり前よ・・・
エ「ルーシィを助けてもらったからな、良いだろう。」
リョ「サンキュー。それにしても・・・」
リョウが私の方を見ると、
リョ「俺・・・ルーシィに一目惚れしたかも。」
・・・えっ?
リョ以外「えぇーーーーーーーーーーーーーーーっ!!?」
ハ「でぇきてるぅ~。」
ちょっ!ちょちょちょちょちょっと待ってーーーっ!?わ、私達初対面よっ!?ていうかハッピー、巻き舌風に言うなぁーーーーーっ!皆がパニックに陥ってる中、
ウェ「み、みみ、皆さんっ!な、何か忘れていませんかぁっ!?」
空気を変えようとウェンディが言う。
ナ「な、なななな何を、だ?」
あのナツまで動揺してるぅっ!?
ウェ「クエストですよっ!」
ウェ&シャ&リョ以外「あ。」
シャ「やっぱり、忘れてたのね。」
ウェンディとシャルル以外は忘れてたわ・・・どうしよう、まだ見つけてもないのに。
リョ「薬草?それなら、そこに大量に生えてるぜ。」
リョ以外「えっ?」
リョ「ほら、あそこに大量に生えてる緑色の草がそうだ。」
リョウが指差した場所を見ると私達が探している薬草がたくさん生えていた。
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薬草を4~5束摘んで、依頼主さんに届けて無事クエスト終了。
グ「さぁ~て、ギルドに帰るか。」
帰りはリョウも一緒に帰る事になった。また賑やかになりそうね・・・ギルドに帰っている間、私はずっとリョウに不思議そうな目で見られていた事に全く気づかなかった。
後書き
第5話終了~♪
さて、ここでリョウについて説明します。
リョウは常に服装は緑色の着物と黒い袴を穿いて、腰に2本の剣を持っています。ルーシィとは何か関係があるようですが・・・それはまだ内緒です。
次回はリョウの驚きの実力が明らかにっ!?お楽しみに♪
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